このほど漁協関係で県庁へ行ってきました・・・(ある役員さんと2人で)
ちょっと早めに着いて約束の時間まで間があったので、同じ階のロビーと言うより、多目的スペースという感じのこんなところで時間を待ちました ↓
確か、、、ここ最上階だったものですから、とても見晴らしがよくて、、、
天気が良かったらもっと遠くまで見えてたと思います。
何でも茨城県の方角には筑波山まで見えるんですって。。。
さて、、、何故にわたしなんかが県庁なんぞに行ってきたか・・・
実は漁協関係の担当課からお呼びがかかりましてね。 イエ、これはおじか・きぬ漁協だけでなく他の漁協さんもですが。。。
例の福島原発の事故による放射能物質の検査について、各漁協ごとに今後のやり方・スケジュールなどの説明を受けました。
最初から定期的に魚を捕って検査を継続する旨のことは言われていましたが、予定表の欄に来年度の月が少し載っていたのを見た時にはちょっとショックでした。
問題が問題だけに今年だけでは終わらない・・・との気持ちは確かにありましたが、それが現実的であるのを確認したわけで、、、、、 改めて放射能の悪影響の凄さを見た感じデス。
果たして検査はいつまで続くのでしょう???
例えば無事に解禁したあとでも、継続される検査の結果によってはまた『禁漁』になる場合があります。
その場合、今度は県ではなく国が「出荷制限」をかけるそうです。
県の説明を聞いて、こちらも質問をし、前もって聞いていた「約30分ぐらいかかる」と言う時間を大幅にオーバーし、課の偉い方直々に丁寧に対応をしていただきました。
県側は「ご迷惑をおかけして・・・」とあくまで低姿勢。
ですが、それは県とて同じことです。
あの事故さえなかったら、、、 あんな大きな津波さえ来なかったら、、、 あんな未曾有の大地震さえ起きなかったら、、、
こんな検査を行うことはなかったし、釣りだって今頃は解禁を迎えて遊漁券の販売に忙しかったはず。 そして、検査自体が県にとっても大迷惑のことですよ。
放射能検査で解禁が遅れていることに不満を漏らす人、また、釣り人目線での「C&Rすれば何にも問題はない」的な意見で簡単に事を捉えている人、、、、
それらの人にはもっと放射能汚染の影響とともに、それを指導する国や県の立場を考えてもらいたいと思います。
県は県で国と現場の漁協、釣り人の板挟みになって大変だと思います。
物事には立場の違いからいろんな見方や意見があるのは分かりますが、それが度を越して非難や論評に繋がってはいけないと思う。。。
かく言うわたしも陰ではいろいろ口にしてましたが、今回の件でその辺を反省したりしました。
とにかく県は県で一生懸命です・・・
栃木県のわたしたちより、もっと多大な影響を受けて困惑されてる人は大勢います。 生活の場を奪われ、仕事もなく、家族が離れ離れになっている人さえいるんです。
その人たちのことを考えたら、遊漁としての釣りが出来ないことぐらい何でもないはず・・・
きのうも漁協の役員さんとうちの店で話して、「なんでそんなに釣りがしたいんだか分かんない」とかって、わたし、言ってしまいましたけど、、、ネ。
釣具屋やってますが、そういう考えは今もあります。
なのに、解禁させるべく動いてる自分。 矛盾してますね。
・・・・・ すみません、釣りをされる方たちには不愉快な内容でした。
ただ、県も漁協も頑張ってますよって、それが言いたいんです。 そのあたりを分かっていただけたら有難いデス。。。