やっと、やっと、やっと、この記事をアップできます。
こんなに嬉しいことはありません。
あのママちゃんが このたび正式譲渡決定です!
里親になって下さった Kさんから、先週ご連絡をいただきました。
トライアルのためにママちゃんを連れて行ったのは去年の12月24日、クリスマスイヴでした。
その時のママちゃんはまだ人馴れ途中で、外でエサをもらっていた半野良生活から脱し切れていなかった。
ご機嫌のよい時にちょっとだけ撫でることができ、
抱っこするのはケージの中限定、、、しかもわずか5~6秒?
そんなママちゃんだから時間をかけてじっくりお付き合いしてくれる里親さんを希望していました。
でも、どうしても人馴れせずに「家庭内野良」になる可能性も十分にありました。
ある程度は必ず馴れてくれるという確信はありましたが、
それが、どのくらいまで馴れる? そして、馴れるまでの期間は?
それについての明確な答えというのは 正直 わたしも分かりませんでした。
そんな中途半端な状態で開始した里親募集でしたが、
ネットに掲載したママちゃんに目をとめて応募して下さったのは Kさんご夫婦でした。
こちらからお願いしたママちゃんとのお見合いでしたが、遠方にもかかわらず快諾しお二人で会いに来てくれました。
その時、ママちゃんを保護したいきさつや今までの経緯とともに、家庭内野良についてもお話しし、
すべて了承したうえでトライアルのご希望をいただいた。
また逆に、なぜ 成猫でしかも元野良だったママちゃんの里親募集に申し込まれたのか、
ママちゃんに対するお気持ちと
多分普通だったら言いにくいと思われるお話しとともに決意みたいなものをお聞きして、
猫を飼うのは初めてということでしたが「Kさんなら大丈夫かも?・・・」という気持ちになったのです。
普通 お届けの後は一区切りというか・・・
あとは里親さんにお任せ・・・という気持ちになるんですが、
ママちゃんの場合は何故か落ち着かず、不安な気持ちがいつもどこかにあったような気がします。
今だから言えますが・・・
いつ「やっぱりダメでした。 戻したいです」という連絡がくるかという不安な気持ち、
そして、その時は「いえいえ、こちらこそありがとうございました」と、
そんな場面が勝手に頭の中で描かれることが何度もあった。
でも、Kさん、初めてお会いした時の決意のとおり、
途中で諦めることなく、手強い反抗を繰り返すママちゃんに対してあの手この手と考えていろいろ試して下さいました。
おそらくストレスも関係してるだろうアレルギー症状の発疹も出たりして・・・
さすがに健康を損ねるような症状を知った時には ママちゃんを戻すことも考えてほしいと言いました。
こちらから同じようなことを行ったのは2回か3回ぐらいあったと思う。
・・・が、その時はちょっとだけ、Kさんもその気にはなりましたけど、
いままでたいへんな思いでお世話をやり続けて来たママちゃんの存在は
思った以上に大きくKさんの心を占めていました。
最初は1月末まで、さらに2月末まで、そしてあと1ヶ月延長して3月まで伸びたトライアル。。。
こんな長いトライアルは初めてでしたが、Kさんには決して後悔はしてほしくなかったし、
飼い主になってずーっと続くママちゃんとの暮らしに自信が持てるようになるためには
これでも もしかしたら短かかった・・・かもしれないと思います。
とにかく今はご主人とママちゃんとの、【本物の】3人家族になって、
気持ち的にも落ち着いたかな~って思ってる。
少しの進歩のあとにまた逆戻りしたり、そんなママちゃんとの悪戦苦闘のトライアル。
報告とともにその都度いろんな写真や動画も送っていただきました。
その中から写真だけ、数枚だけですがご紹介・・・です^^
Kさんちへお届けした時の写真はわたしが撮ったもの。
ママちゃん用に準備してくれたケージ。
入れるとすぐにネコベットの裏に隠れてしまいました ↓
緊張してます。
仕方ないよね、長時間の移動だったし、初めての場所だし・・・
これからはKさんから送られてきたものです。
わたしが帰ってからのママちゃん ↓
ちょっと馴れてきて、ご飯を食べてる写真もありました。
ケージには慣れてるはずでしたが・・・
中で暴れてこんなことに ↓
これが毎朝。 そのたびにKさんはキレイにおそうじです。
何が気にくわないのかね。
ああしたらどうか? こうしたらいいかな? といろんなことを試してくれました。
猫専門の病院というのがあるそうで、そこへ連れて行くときも大変でした^^
その病院の先生のアドバイスも受けて試行錯誤の連続。
そんな Kさんの気持ちがしだいに通じたのでしょうか・・・
ママちゃんの表情も穏やかになって行き、ケージから出てフリーになる時間も多くなってきました。
外のようすを眺めるのが好きだそうです。
上の状態を外側から見るとこうなります ↓
大きな吸盤でガラスに取り付けたネコベット。 こういうのもあるんですね~
こんなところでもリラックス ↓
ちょっと目つきがキツイけど・・・ (^_^;)
あったかいので眠たそうね ↓
フローリングの上でゴローン ↓ すっかり飼い猫みたいな仕草を見せてくれるようになりました。
最後はとっておきのこちら ↓
どうです! 素敵でしょ
半野良だったころの面影はまったくありません。
ゴージャスなクリーム女子のママちゃんです。
里親のKさんから「こはく」という名前をつけてもらったママちゃん。
なんてピッタリの名前でしょう。(実は最初から決めていたんだそうです^^)
先週、正式譲渡希望のご連絡をいただいたメールの最後にはこうありました。
私達に引き合わせて運命の橋渡しをしてくださった神山さんに改めて感謝申し上げます。
Kさんとのメールのやり取りはとても多かったですが、正式譲渡に至るまでの内容が分かるものですし、
こはくさんの写真とともに大事にしたいと思っています。
わたしも多くのことを学ばせてもらった今回のご縁。
有り難いです。
Kさんの頑張りと深い愛情に感謝、そして ご主人のご理解とご協力に感謝です。
本当にありがとうございました。
末永く こはくさんと3人でお幸せに・・・
では、また