ツガニ

10月のある日、師匠のツガニ獲りについていきました。
ツガニとは、モクズガニという川ガニのことです。

私は昨年までこのカニのことは全く知りませんでした。
食べたのももちろん昨年が初めて。
その生きた姿を見たのは今年が初めてなのでした。

ツガニは産卵が近付くと川を下り始め、河口付近で産卵します。
そこで、川から海へ下るツガニを捕まえるのです。

この日師匠が獲ったのは16匹でした。





ツガニは爪にふさふさの毛が生えているのが特徴です。
大人になるほど毛がたくさん生えているそうで、人間と一緒やね・・とは師匠の言・・・。
この毛が水の中でほぁほぁと揺れているのを見ると、メーテルが手を入れていたふさふさの筒（？）を思い浮かべてしまいます。
（そんなのなかった？）



ツガニは川ガニですが、非常に大きくなります。
大きいものは私のひらを重ねて、まさに影絵のカニを作ったくらい。
爪に挟まれると大の男も声を上げるほど痛いそうです。

後日、おすそ分けをもらいました。



ゆでて真っ赤になったツガニ。でかいでしょ？



お皿にきれいに盛り付けてみました。
この、甲羅のにこにこマークがかわいい♪



こいつはなかなかの大物でした。
ツガニはみそもいっぱいい詰まってるし、脂も乗っていて最高においしい～！！
今まで、カニにはほとんど魅力を感じなかったけど、このツガニを味わってからは大好きになりました。



この、爪の毛はいくら眺めても不思議です。
爪の肉がまたおいしいんだな。



土鍋でカニ飯も作りました。
みそと卵でおいしそうな色に染まっています。



うおぉ～！
濃厚！
最高！！
このカニ飯を食べたら、もう海のカニなんて色あせて見えます。
とまらないよ～。

すっかりツガニのとりこになった私は、このあと川にカニかごを入れましたが捕獲ゼロ。
しかもカニかごも盗られて散々でした。
欲で動くとろくなことがないね。
川遊びももっと上達しなくっちゃ。