お腹をすかせた2人は、ホイアン名物のホワイトローズとやらを食べに行くことにした。
ホワイトローズと言うのはワンタンのような食べ物だ。
盛り付けると白いバラのように見えるのでそう呼ばれるらしい。
宿のそばにはガイドブックに載っているホワイトローズの専門店があったのでそこへ向かった。
期待に胸を膨らませて行ってみると、お店はみょうにがらんとしていた。
静かだ・・・。
そういえば、ハノイと違って町中が物静かだ。
ホイアンは静かな町としても有名らしい。
店には他に日本人の男の子2人がいたが、お客はそれだけだ。
メニューはホワイトローズと、揚げワンタンの2種類しかない。
ここの店の客はほとんどが日本人らしく、お店の人が持ってきた雑記長には日本人観光客の感想がたくさん書いてあった。
すごくおいしかった!や、いまいち・・・などなど・・。
私の感想は、普通においしかったけど、やっぱりただのワンタン。
異様に高かったし、もう来ないな・・・、と思った。
たくさんのワンタンをお腹に詰め込んで、2人は町を歩いてみることにした。
ここは町並みが世界遺産になっている。
昔は貿易港として栄えたそうで、日本人町も作られていたそうだ。
町は中国文化の影響を強く受けた美しい建物が静かに並んでいる。
通りには、精霊の宿る巨木がたくさんのびている。
ハノイに比べればバイクも人も少なくて、確かに静かだ。
しばらく町を見てまわり、ホイアン観光チケットなるものを購入することにした。
ホイアンには古い家を博物館にしている所などが数箇所あり、チケットはそこへ入るための共通券だ。
まず始めに伝統音楽コンサートと手工芸品ワークショップに行った。
そこではちょうちんを始め、木彫りや刺繍など様々な手工芸品のデモンストレーションが行われている。
1日2回のミニコンサートも行われており、運良く見学することが出来た。
ベトナムの民俗音楽は中国の影響を受けているようでなかなか面白かった。
古き良き時代の風景が心を和ませてくれる。
こんな所に住んでみたい・・・。
色とりどりのちょうちんが並ぶ。
あれっ?見覚えのある人影が・・・
この町には日本人達が残したとされる橋がある。
ガイドブックには来音橋(らいおんばし)とか、日本人橋と書かれている。
1593年に作られたと言うこの橋を、遠い異国で暮らした日本人達が行き来していたかと思うとなんとなく郷愁を感じる。
今は近くで子供たちの遊ぶ、なんと言うことのない古い橋といった趣だ。
町には中国風の寺院も多い。
中国文化の影響を色濃く受けたこのあたりでは、これがベトナム風なのかな?
ベトナム人は犬を飼うのが好きらしく、町のいたるところで飼い犬を見かける。
特にチワワが多い。
この寺院でもたくさんの犬が飼われていた。
旅の疲れを癒されるMエモン。
ホイアンはなんとなく落ち着ける町だ。
しかし、観光する時間はこの日だけ。
しっかりホイアンを楽しもうと一日中歩き回った。
ホイアンには世界遺産という顔のほかに、オーダーメイドの町という一面もある。
町にはいたるところに仕立て屋さんがならび、多くの白人旅行者がオーダーメイドの服を注文している。
ここまで来たら何か買うのもいいかも。
ちょうど薄いズボンが欲しかったので、ウロウロと探すことにした。
しかし、なかなかいいのが見つからない。
そうこうしているうちに日が暮れた。
バスではあまり眠れなかったし、一日歩き詰めだ。
疲れたのでとりあえず夕食をとることにした。
入ったお店は小ぢんまりとした、外国人向けのお店だった。
テラスでは白人客がビールにホットドックをつまんでいる。
そういえば、白人旅行者はどこにいっても慣れ親しんだ自国の料理ばかり食べているように見える。
どこにいっても自分達の生活習慣や文化を捨てないのが彼らの特徴かもしれない。
おいしいベトナム料理を楽しもうという気はあまりないようだ。
打って変わってグルメな日本人旅行客はいつもご当地モノの料理が大好きだ。
旅行に行って、食事の前に料理の写真を撮っているのは必ず日本人だ。
周りから見るとかなり滑稽だが、それも面白い文化の一つだなと思う。
私達も外聞にもれず、べトナム名物の生春巻きを始めたくさんの料理を注文した。
少しずつたくさんの味を楽しもうと一品ずつ注文していると、ダンディーなおじさんが
「2つあったほうがべんりでしょう?」
と言って、取り皿を持ってきてくれた。
寡黙な感じのおじさんの優しい笑顔に
「ああ、ホイアンって素敵・・・」
と思った。
本場の生春巻きを手にご満悦のMエモン。
生春巻きはぬるかった。でも、ヨシ。
最後においしいお茶を飲んで、お店を後にすると
再びズボンを物色することにした。
しばらくウロウロして、ようやく一軒のお店に決めそこでオーダーメードすることに。
前から欲しかった袴風のタイパンツを作ってもらうことにした。
ベトナムなのにタイパンツ・・・。
どこからか突っ込む声が聞こえてきそうだが、そういうことだ。
お店のお姉さんによると、簡単なので1時間でできると言う。
採寸の後、ホテルに届けてくれると言うのでまかせることにした。
ようやく満足してホテルに戻る。
一時ホテルがどこか分からなくなったが、なんとかたどり着き休んでいると
ちょうど約束の時間に持ってきてくれた。
Mエモンは紺、私は緑のタイパンツだ。
疲れきった一日も、コレでようやく終わった。
明日はホテルの前からバスでフエに戻る。
明日の過酷な運命も知らず、とりあえずこの日はぐっすりと眠った。
ホワイトローズと言うのはワンタンのような食べ物だ。
盛り付けると白いバラのように見えるのでそう呼ばれるらしい。
宿のそばにはガイドブックに載っているホワイトローズの専門店があったのでそこへ向かった。
期待に胸を膨らませて行ってみると、お店はみょうにがらんとしていた。
静かだ・・・。
そういえば、ハノイと違って町中が物静かだ。
ホイアンは静かな町としても有名らしい。
店には他に日本人の男の子2人がいたが、お客はそれだけだ。
メニューはホワイトローズと、揚げワンタンの2種類しかない。
ここの店の客はほとんどが日本人らしく、お店の人が持ってきた雑記長には日本人観光客の感想がたくさん書いてあった。
すごくおいしかった!や、いまいち・・・などなど・・。
私の感想は、普通においしかったけど、やっぱりただのワンタン。
異様に高かったし、もう来ないな・・・、と思った。
たくさんのワンタンをお腹に詰め込んで、2人は町を歩いてみることにした。
ここは町並みが世界遺産になっている。
昔は貿易港として栄えたそうで、日本人町も作られていたそうだ。
町は中国文化の影響を強く受けた美しい建物が静かに並んでいる。
通りには、精霊の宿る巨木がたくさんのびている。
ハノイに比べればバイクも人も少なくて、確かに静かだ。
しばらく町を見てまわり、ホイアン観光チケットなるものを購入することにした。
ホイアンには古い家を博物館にしている所などが数箇所あり、チケットはそこへ入るための共通券だ。
まず始めに伝統音楽コンサートと手工芸品ワークショップに行った。
そこではちょうちんを始め、木彫りや刺繍など様々な手工芸品のデモンストレーションが行われている。
1日2回のミニコンサートも行われており、運良く見学することが出来た。
ベトナムの民俗音楽は中国の影響を受けているようでなかなか面白かった。
古き良き時代の風景が心を和ませてくれる。
こんな所に住んでみたい・・・。
色とりどりのちょうちんが並ぶ。
あれっ?見覚えのある人影が・・・
この町には日本人達が残したとされる橋がある。
ガイドブックには来音橋(らいおんばし)とか、日本人橋と書かれている。
1593年に作られたと言うこの橋を、遠い異国で暮らした日本人達が行き来していたかと思うとなんとなく郷愁を感じる。
今は近くで子供たちの遊ぶ、なんと言うことのない古い橋といった趣だ。
町には中国風の寺院も多い。
中国文化の影響を色濃く受けたこのあたりでは、これがベトナム風なのかな?
ベトナム人は犬を飼うのが好きらしく、町のいたるところで飼い犬を見かける。
特にチワワが多い。
この寺院でもたくさんの犬が飼われていた。
旅の疲れを癒されるMエモン。
ホイアンはなんとなく落ち着ける町だ。
しかし、観光する時間はこの日だけ。
しっかりホイアンを楽しもうと一日中歩き回った。
ホイアンには世界遺産という顔のほかに、オーダーメイドの町という一面もある。
町にはいたるところに仕立て屋さんがならび、多くの白人旅行者がオーダーメイドの服を注文している。
ここまで来たら何か買うのもいいかも。
ちょうど薄いズボンが欲しかったので、ウロウロと探すことにした。
しかし、なかなかいいのが見つからない。
そうこうしているうちに日が暮れた。
バスではあまり眠れなかったし、一日歩き詰めだ。
疲れたのでとりあえず夕食をとることにした。
入ったお店は小ぢんまりとした、外国人向けのお店だった。
テラスでは白人客がビールにホットドックをつまんでいる。
そういえば、白人旅行者はどこにいっても慣れ親しんだ自国の料理ばかり食べているように見える。
どこにいっても自分達の生活習慣や文化を捨てないのが彼らの特徴かもしれない。
おいしいベトナム料理を楽しもうという気はあまりないようだ。
打って変わってグルメな日本人旅行客はいつもご当地モノの料理が大好きだ。
旅行に行って、食事の前に料理の写真を撮っているのは必ず日本人だ。
周りから見るとかなり滑稽だが、それも面白い文化の一つだなと思う。
私達も外聞にもれず、べトナム名物の生春巻きを始めたくさんの料理を注文した。
少しずつたくさんの味を楽しもうと一品ずつ注文していると、ダンディーなおじさんが
「2つあったほうがべんりでしょう?」
と言って、取り皿を持ってきてくれた。
寡黙な感じのおじさんの優しい笑顔に
「ああ、ホイアンって素敵・・・」
と思った。
本場の生春巻きを手にご満悦のMエモン。
生春巻きはぬるかった。でも、ヨシ。
最後においしいお茶を飲んで、お店を後にすると
再びズボンを物色することにした。
しばらくウロウロして、ようやく一軒のお店に決めそこでオーダーメードすることに。
前から欲しかった袴風のタイパンツを作ってもらうことにした。
ベトナムなのにタイパンツ・・・。
どこからか突っ込む声が聞こえてきそうだが、そういうことだ。
お店のお姉さんによると、簡単なので1時間でできると言う。
採寸の後、ホテルに届けてくれると言うのでまかせることにした。
ようやく満足してホテルに戻る。
一時ホテルがどこか分からなくなったが、なんとかたどり着き休んでいると
ちょうど約束の時間に持ってきてくれた。
Mエモンは紺、私は緑のタイパンツだ。
疲れきった一日も、コレでようやく終わった。
明日はホテルの前からバスでフエに戻る。
明日の過酷な運命も知らず、とりあえずこの日はぐっすりと眠った。
Mエモンさんが同化してる(笑)
白人客は自国の食文化を捨てないっていうのは
なるほど~と思ったと同時にちょっと勿体無いな
って思いました。
沢山の料理が並んだ画像本当に美味しそう♪
おじさんも粋だね。
タイパンツは一着あるとすごく便利そうだね!
いいな~~!
チワワがいっぱい居るということは、
一応セーフですか。
オイラも行っても大丈夫かな。
ベトナムも大陸と地続きだから、色んな文化が混ざり合って来ているんでしょうね。
どの国もやはり少し田舎が良いということですかね。古い橋、良い味出していますね。
緑のタイパンツ、運命の糸がもう既にここから張られていたんですね。
ピーンとね。
それと、ホワイトローズと銘打っている割にホワイトローズの画像がない。
ちょっと、突っ込んでみました(笑)
帰ってからお腹をこわしたことと、前回の記事で、腹痛の伏線があったので、食べ物の話になると、何故かすべてが腹痛の原因に思えて、びくびくしながら読みました。
結局、何が下痢の原因だったんでしょうね?
ホントに、中国風な建物ですね。
それにちょうちんがきれい!
たくさんあるからなおさら素敵だった!
料理もおいしかったです。
おじさん、本当に渋くてカッコよかったよ。
タイパンツ、もっとほしいなぁ。
今度はタイに買出しにいこうか?
やっぱり燦ちゃんは行かない方がいいでしょう。
高級犬なんですから・・・。
あっという間に食べちゃったので、それしか残ってません。(笑)
下痢の原因?
なんだったんでしょうねぇ。
思い当たる節はあるといえばあるんですけどね・・・。