みどりのスケッチブック

いなかのくらしと身近な自然のスケッチブック。

謎の火曜日

2014年04月20日 | 養蜂日記
ここのところの養蜂日記シリーズ、毎回同じような写真ばかりだし、内容もわかりにくく、読んでいただいている方には非常に申し訳ありません。
が、個人的な養蜂記録でもありますので、もうしばらくお付き合いください!

火曜日の分蜂は母の一言から始まりました。

「もう分蜂しとるみたいやで~」

はいは~い!と飛び出すと、庭木の上のほうが騒がしくなっています。
すばやく置いてある蜂箱を全部チェック。
分蜂があった箱にはしばらく見送りの蜂がたむろしているはず。
ところがどの箱も何事もなかったように静か。

あれ~?これじゃあどの箱が分蜂したのかわからないな…。
不思議に思いましたが、確かに分蜂群は空を舞っています。
そういえば、先週も同じようなことがあった…。
1週間前の同じく火曜日に人知れず分蜂し山へと飛び去った一群がいました。
その時もどの箱から出たのか分からずじまいでした。

同じような状況、そしてこのタイミング…
もしかして?

昨年いくつか逃げた分蜂群がいましたがその中の一つが近くに営巣しているのかも!?
その自然群の分蜂群が庭の蜂受けに集まってきたのかもしれません。
あくまで可能性の域を出ませんが、かなり可能性は高いかも…。
こう考えればいろいろと納得がいきます。

とにかく、今朝の謎の分蜂群は松の木につけてある蜂受けに集まり始めました。


コンパクトにまとまっています。

と、謎の群団が落ち着き始めたころに元巣(3年前に一番最初に置いた巣箱のことです)が騒がしくなってきました!



分蜂は蜂球ができるまでにしばらく余裕があるので、とりあえず謎の群団を巣箱に入れ、設置場所に置きました。
取り残しの蜂たちも回収して、巣箱も落ち着いたようです。

ホッと一息付く暇もなく、元巣の蜂達を確認です。
なんと月曜に2回も分蜂した元巣が、連続で分蜂です。これでこの巣箱は5回目になりました!
元巣の勢いのよさには驚かされます。


いつもの場所に順調に集ってくれた蜂たち。


徐々に蜂球ができ始めます。


下から見るとこんな感じ。
結構たくさんいます。
いったいこれだけの蜂があの巣箱のなかにいたのかと思うと驚きです。


丸くなった蜂球、よく観察すると面白いです。
この時点ではまだ並びはバラバラですが、時間がたつとみなが上向きにきれいに並んで静かになります。
ものの本によると、中はミツバチたちが縦につながって少し空間があり、彼らの熱で少しあたたいそうです。


蜂たちは天井にしがみついたものに次のものがしがみつき…という感じでつながっています。
一番上のじっと耐えている蜂たちがけなげでかわいい…。
小さい蜂でもこれだけいると結構重いはずです。

などとしばらく観察して巣箱に回収。
火曜日は2群が分蜂で終了になりました。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おつかれさまです! (やぶちん)
2014-04-20 23:23:36
連日休む間もなく・・・ですね。
久々にPCから拝見しました。
改めて迫力のある写真。
よーく蜂の顔を見ていると・・・、
なんとなく猫っぽい!かわいいね!
養蜂楽しそうだけど、その調子で増えられてもな~。
来年・・・手伝えるかな?
返信する
やぶちんさんへ (オイノコ)
2014-04-22 00:26:54
猫っぱいかどうかはおいておいて・・・(笑)、蜂たちはほんとに愛くるしいですよ♪
もっと高性能のカメラがあればいいのになぁと思います。
これだけ増えてもいくつ残るかわからないのが怖いところで、半分残ればいいほうだともいわれています。

来年!私いないかもしれないんで、うちの子たちをよろしくお願いします。(^^)/
返信する
自分にはありがたい養蜂記録♪ (ケイ助)
2014-04-23 20:45:45
色々と勉強になります ^^

そう言えばプロの養蜂家は、特に孫分蜂を嫌いますよね。
時期外れの孫分蜂群は越冬できない可能性が大…
らしいので嫌っても仕方ないかもですが、
分蜂のエネルギー補充に貯めた蜜を使うらしいので
王台は見つけ次第取ってしまったりもするとか。

生業にしているので仕方ないと思いますが…。。
農薬の影響なのか、同じ花の蜜ばかり集めさせられているからか
帰巣本能を無くす蜜蜂も、少し前から問題になってますね。

自然に任せるのが良いのかもしれませんが、自然分蜂を放置されると
近くに職業養蜂家がみえられる場合、増えた蜂に盗蜜されたり
蜂を快く思わない人から巣箱に殺虫剤を撒かれたりもするとか。

自然と上手に関わるって、難しいっすねぇ (>_<)
返信する
ケイ助さんへ (オイノコ)
2014-04-24 14:53:50
蜂をめぐるストーリーは環境によって大きな差が生まれますね。
その場所が過密気味なら蜜源植物を増やしたり給餌をしたり、ネオニコチノイドなどの問題は我々消費者がもっとよく知るべきだし、蜂から広がる自然への視野は大切にしたいですね。
まぁ、始めてみてよくわかることのほうが多いので、なんにつけあれこれ考えるよりやってみるのが一番ですね!
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