ウリぼうなんです

放置気味になってきました、このブログ。
暑いとパソコン離れになりますね。
とはいっても、風の中に幾分かの涼しさも感じるようになり、あっという間に秋が来るのだろうと思います。

猟師の師匠は今年からゴルフ場の有害駆除もやっているのですが、私もたまについて行きます。
先日は敷地内の側溝にイノシシが5頭落ち込んで出られなくなっているからなんとかしてくれと連絡が来たそうです。
私も興味深々でついていきました。

側溝に落ちて出られないなんて、どんな大きな溝なんだろう？きっと大獲りものになるぞ！
ドキドキしながら現地に向かいます。
敷地内に入り、案内の人についてゴルフ場の中を進みます。

ゴルフ場の綺麗なグリーンの横にはカートで通るアスファルトの小道がついていました。
ふと案内人が止まります。

「ここです！」

案内人の指し示した方には普通の小道しかありません。
その小道のわきには幅20センチ深さ30センチほどの小さな溝がありました。

ま、まさか…この溝のこと！？
こんなのまたいで通るやろー！！

はぁぁ？と思いながら溝にそって歩くと、小さな猫くらいの生き物が溝の中を走りました！
なんと、ちっちゃなウリ坊が5頭溝の中で隠れていたのです。

ウリ坊といえども大きくなれば悪さをします。
溝から走り出して逃げそうになった2頭はその場でやっつけられてしまいましたが、残りの3頭はわしづかみにされて生け捕りになりました。あまりに小さくてかわいいので、とりあえず生かしたまま持ち帰ることになりました。


背中のウリ模様はとてもはっきりしていてまるでリスのようです。
両手のひらに乗るくらいの小ささで、まだ母乳が必要なサイズでした。

持ち帰ってもどうにもならないので、なんとか飼える人を探しているとイノシシを1頭飼っている人が預かってくれることになりました。
とりあえず一安心です。


その人の飼っているイノシシです。


もう10年ほど飼っているので体重も推定100キロ。牙も爪も伸び放題ですごい迫力です。
あのかわいいウリたちもこうなるのか…。

小さいウリ坊たちはものすごくかわいくてすぐに人になれました。
私も飼いたいという欲望に駆られましたが、100キロ超えると困るので断念しました。

数日してウリ坊たちは新しい飼い主のもとへ旅立って行きました。
幸せに暮らせよ～。