あと2頭は獲りたいな、なんて前回の記事の終わりに書いたのですがあっというまにノルマ達成しました。
前回逃がしてやった翌週に2頭、立て続けに罠にかかったのです。
1頭は害があるので、頼まれて掛けている里山。
1頭は山の猟場です。
里山のイノシシは、家屋のごく近くの竹やぶに仕掛けた罠にかかりました。
家の裏に出てきて土手を掘り崩すというので掛けておいた場所です。
狙ったところにうまいぐあいにかかったものです。
確認しに行くと、大きな盛り土のかげから小さい顔がのぞいていました。
仔猪です。
大きな猪は猛烈に威嚇してガンガン向かってくるのですが仔猪はおとなしく、まず逃げようとします。
山でならどうにか逃がしてやってもいいくらいの大きさですが、害のあるところなので仕方なくやっつけることにしました。
こういう時はちょっと気分が落ち込みます。
マタギは獲物を獲るたびに「また鬼になる」からマタギと呼ばれる・・・という一つの説を思い出します。
仔猪はオスの21キロ。このあいだすぐ近くで獲ったのと全く同じサイズでした。2頭は兄弟に違いありません。
猪は大体4,5頭の子を産むし、足跡からもこのサイズの猪はまだ何頭かいるはずです。
これがまた来年4,5頭の仔猪を産んで・・・などと想像すると、農業者にとってはぞっとする話です。
頂いた命は無駄にはせず、今回も皮つきで処理しました。
2頭目は山の罠にかかったものです。
斜面はものすごく急なガレ場で崩れやすく、その上の方には良く使っているだろうけもの道がありました。
必ず猪が通っている場所なので、ぜひそこで一つは獲りたいと思っていたところです。
見回りの時、今回もサボろうか・・・と思ったのですが、やっぱりちょっと確認しに行くことにして斜面をよじ登って行きました。
すると、罠の周りの雰囲気が何か違います。
これは・・・?と思って目を良く凝らし、ワイヤーをつないでいる木を探しだして先をたどっていきます。
すると、あるはずのワイヤーがみあたりません。これは弾いたか、猪がかかっているかのどちらかです。
猪がいるとしたらどこだ?
緊張しながら姿を探そうとしたその時に、頭の上の方で物音がしました。
はっとして見上げると、そこには罠にかかった猪がたてがみを逆立ててこちらを見下ろしています。
「ひょえっ!」
斜面の下側に立つのは不利です。しかもこのときは丸腰。
前日には先輩猟師の「もしかしたら殺られていたかもしれない武勇伝」を聞かされていたのでちょっとビビりも入っていました。
ドキドキしながらできるだけ素早く斜面を下りて車に戻り、準備を整えて体勢の立て直しです。
ぐるりと回り道をしてけもの道をたどり、猪の近くまで来て観察。
すると、近くに人間がいるということを知っていながらも横になり、寝ようとしています。
よっぽど疲れ切った状態なのでしょうか。
大きさは良くわかりませんが、それほど大きくないようでした。
意を決して武器を手にし近づくも、ガレ場は足場が悪く不安定です。
猪はワイヤーがからまった状態で動きは封じられているようでした。
しかしやはり、近づくと反撃を試みて突進してきます。
そのタイミングに合わせて武器を振り下ろしたところ・・・!
足場がずぶずぶと沈み斜面が崩れ、体は猪より下の斜面へと流れていきました!
「や、やべぇ!」
あせって***を振り回したところ、二発めがヒットして猪はキュゥとなりました。
なんとかやっつけることに成功して這い上がり猪をよく見ると、なんだか頭と足が大きくて体が小さいへんてこな印象のあるやつでした。
30キロのメスです。
このときはまだ雪がとけていませんでした。
(後ろから撮ったから体が大きく見える)
まぁまぁ脂の乗った獲物が久しぶりに獲れたので、なんだかやっと一安心できました。
今年の猟期の目標は10頭でしたが、逃げたやつ、逃がしたやつも入れると8頭捕まえることができました。
1年分の肉も手に入ったことだし、そろそろペースダウンしてもいいかな。
今回も山の神様ありがとう。
師匠達は12月までに猪をたくさん獲って、もう罠を外し徳島まで鹿撃ちに行っています。
私は鉄砲はやらないけど、いつか罠で鹿を獲りたいなぁ。
前回逃がしてやった翌週に2頭、立て続けに罠にかかったのです。
1頭は害があるので、頼まれて掛けている里山。
1頭は山の猟場です。
里山のイノシシは、家屋のごく近くの竹やぶに仕掛けた罠にかかりました。
家の裏に出てきて土手を掘り崩すというので掛けておいた場所です。
狙ったところにうまいぐあいにかかったものです。
確認しに行くと、大きな盛り土のかげから小さい顔がのぞいていました。
仔猪です。
大きな猪は猛烈に威嚇してガンガン向かってくるのですが仔猪はおとなしく、まず逃げようとします。
山でならどうにか逃がしてやってもいいくらいの大きさですが、害のあるところなので仕方なくやっつけることにしました。
こういう時はちょっと気分が落ち込みます。
マタギは獲物を獲るたびに「また鬼になる」からマタギと呼ばれる・・・という一つの説を思い出します。
仔猪はオスの21キロ。このあいだすぐ近くで獲ったのと全く同じサイズでした。2頭は兄弟に違いありません。
猪は大体4,5頭の子を産むし、足跡からもこのサイズの猪はまだ何頭かいるはずです。
これがまた来年4,5頭の仔猪を産んで・・・などと想像すると、農業者にとってはぞっとする話です。
頂いた命は無駄にはせず、今回も皮つきで処理しました。
2頭目は山の罠にかかったものです。
斜面はものすごく急なガレ場で崩れやすく、その上の方には良く使っているだろうけもの道がありました。
必ず猪が通っている場所なので、ぜひそこで一つは獲りたいと思っていたところです。
見回りの時、今回もサボろうか・・・と思ったのですが、やっぱりちょっと確認しに行くことにして斜面をよじ登って行きました。
すると、罠の周りの雰囲気が何か違います。
これは・・・?と思って目を良く凝らし、ワイヤーをつないでいる木を探しだして先をたどっていきます。
すると、あるはずのワイヤーがみあたりません。これは弾いたか、猪がかかっているかのどちらかです。
猪がいるとしたらどこだ?
緊張しながら姿を探そうとしたその時に、頭の上の方で物音がしました。
はっとして見上げると、そこには罠にかかった猪がたてがみを逆立ててこちらを見下ろしています。
「ひょえっ!」
斜面の下側に立つのは不利です。しかもこのときは丸腰。
前日には先輩猟師の「もしかしたら殺られていたかもしれない武勇伝」を聞かされていたのでちょっとビビりも入っていました。
ドキドキしながらできるだけ素早く斜面を下りて車に戻り、準備を整えて体勢の立て直しです。
ぐるりと回り道をしてけもの道をたどり、猪の近くまで来て観察。
すると、近くに人間がいるということを知っていながらも横になり、寝ようとしています。
よっぽど疲れ切った状態なのでしょうか。
大きさは良くわかりませんが、それほど大きくないようでした。
意を決して武器を手にし近づくも、ガレ場は足場が悪く不安定です。
猪はワイヤーがからまった状態で動きは封じられているようでした。
しかしやはり、近づくと反撃を試みて突進してきます。
そのタイミングに合わせて武器を振り下ろしたところ・・・!
足場がずぶずぶと沈み斜面が崩れ、体は猪より下の斜面へと流れていきました!
「や、やべぇ!」
あせって***を振り回したところ、二発めがヒットして猪はキュゥとなりました。
なんとかやっつけることに成功して這い上がり猪をよく見ると、なんだか頭と足が大きくて体が小さいへんてこな印象のあるやつでした。
30キロのメスです。
このときはまだ雪がとけていませんでした。
(後ろから撮ったから体が大きく見える)
まぁまぁ脂の乗った獲物が久しぶりに獲れたので、なんだかやっと一安心できました。
今年の猟期の目標は10頭でしたが、逃げたやつ、逃がしたやつも入れると8頭捕まえることができました。
1年分の肉も手に入ったことだし、そろそろペースダウンしてもいいかな。
今回も山の神様ありがとう。
師匠達は12月までに猪をたくさん獲って、もう罠を外し徳島まで鹿撃ちに行っています。
私は鉄砲はやらないけど、いつか罠で鹿を獲りたいなぁ。
7,80度くらいかなぁ?
写真じゃ白く見えますが、ダニに噛まれた跡がぽちぽちと赤く・・・なんていうとげんなりしちゃうね(笑)