goo blog サービス終了のお知らせ 

アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

郷土愛

2011-08-24 11:58:37 | 日記
坂本龍馬をスルーして高知に滞在することは、不可能なのね、と思い知りました。

だって、まず空港。

ワタクシ、てっきり「高知空港」だと思っていたんですが、正式には「高知龍馬空港」なんですね。
知らなかったです・・・。

高知駅前にも大きな銅像。

桂浜はもちろん、いたるところに、いろいろな形で、龍馬は存在してました。

居酒屋に入ると、壁一面の、神奈川では見たこともないポスター。

「たっすいがはいかん。」
てなんだろー????

店のお姉さんに聞くと
「ビールの、炭酸が抜けて、気の抜けたみたいな感じのことです。」
と言われ、わかったようなわからないような。

ホテルに向かうタクシーの中で、運転手さんが「衰えている、とか、弱いという意味です。」
と教えてくれましたが、たぶん、高知の人にしかわからないような、もっと微妙なニュアンスが
あるのでしょうね。

高知では、何回もタクシーを利用しまして、いろんな運転手さんにお世話になりましたが、
私たちが他県からの旅行者と知るや、たちまち観光ガイド&お国自慢&ご自身の龍馬に対する見解
などが、車内で繰り広げられ、それはそれは見事でして、感心しました。

みなさん、自分の郷土を愛していらっしゃるのだなぁ、と感じました。

それは、今までも、仕事や旅行で地方に行くたびに感じてました。

大分、新潟でも、画商さんたちは、郷土愛に満ち満ちて、私を迎えてくれてました・・・。

ワタクシ、生まれも育ちも神奈川県です。

私の周りには、私も含め、おおっぴらに「神奈川愛」を口にする人はいないんだけれど、私自身は
「神奈川以上に良い所はない、此処以外、どこにも住みたくない。」
と、内心では固く思っています。

みんなが、自分の住む土地を愛して、大切にしようと思っているって、すごく大事なことでは
ありませんか。

それぞれの土地の人が、普段口に出さずとも、そういう思いで生活してれば、日本全体
大切にすることにつながりますよね。

郷土愛、万歳、ですわ。

高知で初めてたべたもの

2011-08-22 18:07:59 | 日記
もうひとつ、高知で初めて食べたもの。

ウツボの唐揚げ。

高知でウツボを食べることは、以前「ひみつのケンミンショー」で見て、知っていました。

ウツボは、神奈川県の海にもいますが、居酒屋などで普通に見られるメニューにはありません。

なので、神奈川県民は、まずほとんど、ウツボを食べたことはないと思います。

でも、高知のダイニング、居酒屋には、普通にありました。

2回も食べちゃった。

初日、お客様にご馳走になった、ちょっと高級なお店では、マヨネーズが添えられていました。

ねっとりしていて、コラーゲンの固まりみたいな感じだなぁ、という感想でした。
ちょっと、しつこいかな・・・。

翌日、主人と行った高知駅近くの小さな飲み屋で、再び注文。

なにせ、神奈川へ帰ったら、食べられない味ですからね。

そこの「ウツボの唐揚げ」は、もっとさっぱりしていました。
ウツボにも、いろいろあるのかしら?

おいしい!!
おいしかったのよ、あの、海のギャングも、唐揚げになると、こんなにおいしいのね。

どういうお味かといいますと、やっぱり、何にも例えられません。

強いて言うと、チキンとお魚を足して2で割ったような感じの味です。

生臭くはありませんでした。
それに、小さく切ってあるから、ウツボの形状は全くわかりません。気味悪くないよ。

おいしかったなぁ~
神奈川県でも、ウツボの唐揚げ食べればいいのにねぇ~

画像は、もう大夫食べちゃってから
「おお、そうだ、ブログ用に写真撮らなくちゃ。」
と、あわてて撮った写真です。

お魚の唐揚げみたいでしょ。


初めて食べたもの

2011-08-21 17:55:18 | 日記
高知では、生まれて初めて、天然うなぎを食べました。

今まで食べていたのは、どんなに高級な国内産でも、養殖物でした。
あの、おなじみのタレをつけて焼いた、うなぎの蒲焼きです。

が、今回のは、ほんとの天然物。
たぶん、四万十川で獲れたものでしょう。

昔は、笹の葉などをくるくる球状にまるめて、川の中に放り込んでおくと、翌朝には
中に、うなぎやエビなどが入っていたそうです。

今でも、四万十川では、昔ながらのやりかたでうなぎが獲れると聞きました。

そのウナギは、蒲焼きのウナギと同じようにさばいてありますが、塩で焼いただけの塩焼き。

それがもうめちゃくちゃおいしいわけ

皮はカリッとしていて、脂がのっているというよりは、ふっくらとやわらかくて旨みがあるのです。

「おいしいー
と、一言言ったあとは、
「うまいうまいうまいうまい・・・」
と、心の中で叫びながら、テーブルには4人いたのにかかわらず、ほぼ一人で食べてしまった

でも、父によると、父の少年時代には江ノ島の片瀬あたりの川でも、ウナギやエビは、普通に獲れたそうです。

そっかぁ・・・

あの、おいしいおいしい天然うなぎを食べられなくしてしまったのは、私たち自身だったのね。

うなぎさんごめんなさい。

こだまのように

2011-08-20 17:33:35 | 心や気持ちのお話
金子みすずさんの詩ではありませんが、やはり、人と人の間には、「こだまの法則」とも
呼べるものがあるような気がします。

シンプルに言えば、シンプルにかえってくる。

ごちゃごちゃと言えば、ごちゃごちゃと言い返される、みたいな、ね。

もっと、言いましょう。

「絶対、自分の意見を通すんだ。」
と、戦いを挑むような気持ちで言葉を発すれば、どんなに言葉と表情を穏やかにして
その本心を隠そうと、相手も、ちゃんと勝負モードで言葉を返してくるはずです。

大切なことは、変な下心を持たず、普通にシンプルに、用件だけ伝えればよいようです。

「断る」のに勝負は要らない、伝えるだけで良い、ということを、私はこの時学んだのです。

私は、ついつい、家族の間でも何でも、無意識のうちに
「自分の意見を聞いてもらわねば。わかってもらわねば。」
と、勝負モードにはいってしまう「心のクセ」があったようなのです。

数年前、そのことに気が付きまして、それからは、
「別に、勝負なんてしなくても、ちゃあんと人とやっていかれるんだ」
という、アタリマエのことがわかりました。

それからは、いろんなことが楽になりましたよ。

でも、まだ、身体には不要な力がかかっていると、感じます。
肩こりとか、するもんね。
あと、気が付くと、妙に腕や手に力が入っている時なんかもありますしね。

まだまだ、抜いた方がいい、手放した方がいい、何かがあるんですね。 


画像は、竹林寺というお寺のお庭です。

お遍路さんの回る札所の中でも、31番札所といって、有名なお寺だそうです。

それはそれは静かで、心が洗われるような、美しいお庭でした。

ほっ。

シンプルに断ったら

2011-08-19 18:11:28 | 心や気持ちのお話
昨晩、無事、高知から帰ってまいりました。

帰りの飛行機は、けっこう揺れて恐かった

うちに帰ってきたら、わずか3日なのに、どんより荒れていて汚かった

でも、さあ、気を取り直して続きを書きましょう。

でね、ハワイの知人にそう言われた時、ワタクシは
「へー、ありえないねー!」
と、まず、思いましたよ、やっぱり。

きちんとした理由無く断るなんて、ただのワガママみたいだし、そんなこと絶対通用するはずない
って思いました。

でも、その一方で
「そうかもしれない。」
と、妙に深く、腑に落ちたのです。

「やってみよう。」と、思いましたね。

理屈ではなく、なにか、こっちの方がうまくいきそうな感じが、身体の奥の方でしたのです。
(むろん、頭は反対してましたが)

で、ある日、そういう機会がやってまいりました。

当時私は、ちょっときつい組織で、ちょっときつい人間関係がありました。

それで、その中でも、最も断りにくい苦手な人から、難しいことを
「やってもらえないかしら?」
と言われました。

少し前の私でしたら、絶対断れなかったと思う。
相手が相手だし、断るなんて、そんな恐ろしいこと・・・

でも、その時、ふっと身体の力を抜いて言ったんですね、すごくシンプルに一言。
「できません。」

すると、相手の方は、一瞬意外というか何ともいえない表情をされましたが、同じくらいシンプルに
「あ、そう。」
とだけ言って、それ以上はなにも言わず、向こうへ行ってしまいました。

理由も聞かれず、説得もされず、あっけなく「お断り」は大成功してしまったのです。

「ほんとだー、そうなんだー。」
と、深く納得してしまったのですよ。

画像は、全然本文と関係ないけど、高知城です。
きれいな形ですよね。