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アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

箱根駅伝に思う

2012-01-04 17:44:11 | 日記
箱根駅伝、すっかりお正月の行事になりましたね。

たすきを繋いでひた走る青年の姿は、いつ見ても美しく、どの子も応援したくなります。

やっぱり山の神柏原君は、圧倒的に強かったですね。

が、印象に残ったのは、早稲田の走者。

たぶん、コンディションが悪かったのでしょう。
不本意な走りで、チームも順位を落とし、たすきを渡し終えたとたん、がっくり膝を折って泣き崩れていました。

去年早稲田は優勝だったからねえ、よけい悔しい、皆に申し訳ない気持ちでいっぱいだったことでしょう。

チームメイトが頭からかぶせてくれたジャージの下で、声を震わせて泣いている姿、慰めの言葉をかけられても
泣き続ける姿が、大変印象に残っています。

ほんの、ほんの一瞬、コンマ2秒くらい
「男の子のくせに、こんなにみんなの前で泣いて、みっともない。」

という思いが浮かびましたが、すぐさまそれはうち消され
「あ~、良かったな~、大きな男の子も、こういう風に自然に泣けるようになって!」
と思いました。

「男の子のくせに、泣くんじゃありません!」
という言葉ほど、日本の男性の感情をゆがめて育ててしまう言葉は無いんじゃないかと思います。

そういう考えを持つ私でさえ、ほんの一瞬、「オトコのくせに」と思ってしまった。
風土や文化の力って、ある意味恐ろしいわね。

悲しければ泣き、嬉しければ笑う。
悔しいことも楽しいことも、体中で表現する。

それって、すごくアタリマエで、自然なことじゃないですか。

男の子も女の子も、大人も子供も、こういう「感情の表現」をきちんとやるべきと思うわ。

それこそが、感情の抑圧→暴発(パワハラ、DV他さまざまな形になります)を防ぐことになると考えています。

ん~~、駅伝から話がそれちゃったけれど、ひたすら走る姿と、感情を素直に表す姿。
やっぱり駅伝は、感動が止まりません。