心理カウンセリング ウィル

季節もストレスになることがある!

 景気がいいと胃腸薬の売上が伸びるのだという新聞記事を読んだことがあります。製薬会社のデータによると、バブルの頃は多くの人達が夜の街に繰り出し、飲み過ぎたり、食べ過ぎたりしていたためか、胃腸薬の売上も1000億円程度あったそうです。
 ところが、景気低迷の今、売上高は600億円程度に落ち込んでいるそうです。また、胃腸薬の飲まれる理由も、忘年会、新年会などによる「飲みすぎ食べ過ぎ系」から春先の人事異動や決算期、転勤等にともなう「ストレス系」に変化し、売れる時期も、年末年始より春先が多いのだそうです。
 不景気は、ストレスと関係の深い緊張型の頭痛や偏頭痛の患者数も増加させるようです。緊張型頭痛はストレスやうつ病があったり、心理的・身体的に過度な緊張状態が長く続くと起きるものと知られています。偏頭痛はストレスのために起きるものではありませんが、ストレスを受けると悪化するといわれています。
 季節によるストレスが影響する心の病いもあります。新しい環境に適応するなかで、慌しい4月を乗り越え、5月を迎え、ゴールデンウィークを過ぎた頃から、心身がスランプ状態になってしまうのが、いわゆる「五月病」です。
 また、秋から冬にかけてうつが現れやすいという人や、春から夏にかけてうつが現れやすいという人がいるようですが、なかでも多いのが秋から冬にかけてうつ病になる人で、「季節性うつ病」とよばれています。
  「季節性うつ病」の特徴は、日照時間が短くなり、気温が低下するにつれて、心身が重くなり、気分も落ち込み、悲観的なことばかり考えるようになり、何時間寝てもまだ眠く、朝はなかなか起きることができなります。さらに大きな特徴としては、食べ物が偏って過食になりがちなところだといわれています。まるで、冬眠を迎えるかのような状態になるのです。 

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