第736話 「REACTIONのギタリスト、斉藤康之氏・・・永眠」

「一気に日記をUP」の続きを書こうとしていたところ
また悲しいニュースが飛び込んできた。
REACTIONのギターであったYASUこと斉藤康之氏が亡くなったとの事だ。
昨年の12月に亡くなっていたらしいです。
REACTIONの関係者は状況が落ち着いてから発表する事にしたらしいです。
47歳でした・・・若い・・まだ若すぎる死だ。
最近はLOUDNESSの樋口氏が亡くなったばかりだというのに・・。

REACTIONについて知らない人もいると思うので
REACTIONについて書いてみようと思う。
REACTIONは83年に結成。
85年に4代目のボーカルとして加藤純也が加入し
ボーカル・加藤純也、ギター・斉藤康之、ベース・反町哲之、ドラム・梅沢康弘
というラインナップに。
85年インディーレーベルからアルバム「INSANE」をリリース。
当時としては異例の一万枚を売り上げ話題となる。
そして86年にメジャーデビュー。メジャーではアルバム4枚リリース。
89年、ボーカルの加藤純也が脱退を表明したためREACTIONは解散。

私が学生の頃はジャパメタ(ジャパニーズ・メタル)が結構盛り上がってた。
そして次に盛り上がってきたのがジャパメタのインディーだった。
SABBRABELLSがインディーでアルバムをリリースし3000枚を売り切った
のを皮切りに色んなジャパメタ・バンドがインディーから登場した。
この頃のインディーのジャパメタ代表が
SABBRABELLS、REACTION、DEAD ENDでした。

私が学生の頃、インディーの存在を知ったときには
もうREACTIONの「INSANE」は完売状態だった。
しかしメジャーデビューが決まったときメジャーレーベルから
CDで再リリースされた。しかし当時の主流はレコード。
CDプレーヤーはまだ出たばかりで金額が高かった。
一般でもCDはまだ普及していなかった。

私はどうしてもREACTIONの「INSANE」が聴きたかった。
親にダメもとでCDプレーヤーが欲しいと言ってみた。すると以外にもOKが出た。
こうして当時、私の友人では誰も持ってなかったCDプレーヤーを手にした。
CDしか聴けないのに5、6万はしたと思う。
そして私が生まれて初めて購入したCDはREACTIONの「INSANE」となった。

「INSANE」は疾走感があってメッチャかっこ良かった。
そしてメジャーからのデビューアルバムとなった「AGITATOR」は
何となくガッカリした記憶があった。
その後にリリースされたアルバムも聴いたが私てきには「INSANE」
を超えることはなかった。
しかしラストアルバムとなった「TWIST AND SHOUT」は
ロックンロール色が強く私てきにはお気に入りだった。
しかしボーカルの純也は脱退を表明、REACTIONは解散した。

あれから時が経ち私の音楽性も多様に変化した。
懐かしさのあまりREACTIONの過去のCDを聴いてみたりもした。
そして何気なくmixiをイジってたら
斉藤康之氏の死去のニュースが飛び込んできた。

REACTIONは80年代のジャパメタ・インディーズを盛り上げた一つだった。
あの頃のジャパメタが盛り上がったから後のデランジェやX JAPAN
も波に乗れたと思う。私も今回の事は残念に思ってるけど
私の実家のバンド仲間である村口氏のほうがもっと残念に思ってると思う。
彼が高校生の頃は44MAGNUM、PRESENCE・・そしてREACTIONの楽曲を
ライブでやっていた。

REACTIONは再結成をしようと動いていたらしい。
ボーカルだった加藤純也は音楽から完全に引退してるらしいので
ボーカルは違う人にしようとしてたみたいだけど。
私の青春時代の一つだったバンド、REACTIONのギタリストだった
斉藤康之氏・・・心からご冥福をお祈り致します・・・。


※You Tube動画(携帯では見れません)


●REACTION / JOY RIDE～ARE YOU FREE TONIGHT