本日は当校出身で現在JRAで厩務員として競走馬の仕事をしている卒業生の先輩が、東京競馬場へ出走馬を出しに来た機会を利用して里帰り(?)して、後輩を激励してくれました。
篠原祐哉(しのはらゆうや)さん
2002年にアニベジに入学し、卒業後金勝(こんぜ)牧場に就職。
牧場で競走馬の育成などの業務に従事しつつ、JRAの厩務員課程を受験。
見事合格し、昨年9月より栗東・中竹和也厩舎に所属。
主な担当馬にゼンノコーラル、ジョニーバローズなど。
時間にすれば30分程度でしたが牧場での経験、厩舎での仕事、また馬を育成する上での大事なことなどを身振り手振りを交えてお話ししてくれました。
その中でやはり耳に残ったのは 乗馬が非常に馬を育成する上で大事 になる、ということです。
彼自身も通学していた頃には『競走馬をやるわけだし、乗馬なんて覚えて意味あるのかなぁ?』と思いながら練習したらしいです(苦笑)
ところが実際に育成する段階でも高い馬ばかりですから怪我をさせないように鍛えないとならないので、乗り手のバランス、指示がしっかりと馬に伝わらなければならないとか。基礎体力を付ける上でもしっかりと乗れていないと勝ち負けするのも時間がかかってしまうそうです。
現在入厩してきた馬でも、やはり牧場でしっかりと基礎を時間かけて作ってくれていれば、2歳の時点で坂路で速い時計を出しても馬がへこたれずにいられる馬もいたりするらしいです。そういった部分はやはり根底には関わる人間の気持ちや態度も投影されてくると感じるそうです。
その他にも色々おもしろいお話しを聞くことができたので、この場にいた在学生にはいい勉強になったのではないでしょうか。
このれから進む道に、また新しく具体的な内容をしることができたことでまた励みになると思います。
篠原さん、これからも鍛えた馬が強くなるよう頑張って下さい。