4月第一例会IN成田ビューホテル

2011年05月17日 | 日記

5月16日は成田ビューホテルにて4月第一例会が開催されました。

5月に4月第一って事ですが、震災の影響で延期になっていた例会が今回開催されました。

本来この日は例会が組まれていなかったのですが、折角の機会なので例会を開催させてもらいました。

 

イレギュラーとなったため、ちょっと集まりが悪かったかな?

内容は誰にでも「出来る身近な環境問題の取り組み方」です、この例会は担当委員会にとって初めて、鈴木委員長にとって初めての例会になりました。

この例会を行う事が今後の委員会の例会への繋がりが有るため、大事な例会になります。

 

今回は講師として、成田国際空空港株式会社 エコ・エアポート推進室 押尾恵一様をお招きしての例会となりました。

押尾様は私と同じ中学校出身の大先輩でありました。

内容については環境問題を取り上げて頂き、今成田の自然の現状、そして我々が失われた自然をどうすれば回復できるのかについて御講義頂きました。

 

20世紀最大の環境破壊と言われる旧ソ連、現在のカザフスタンとウズベキスタンにまたがる中央アジアの塩湖「アラル湖」の消滅の衝撃的な写真からスタート

アラル湖は琵琶湖の100倍の面積が有る世界4位の湖であったのがたった20年で干上がってしまいました。

自然豊かな大地であったはずが、人も住めない不毛の大地へと変えてしまったのです。

水路、運河の建設などによる「自然改造計画」のはずが自然破壊をおこしてしまったのです。

 

消えゆくアラル海02

2009年現在

 

 

 

成田市の自然の変化についての話

ニュータウン整備以前の成田の航空写真(1965年)

空港開港間近の成田の航空写真(1975年ころ) 

空港開港後の成田の航空写真(1990年ころ)

そして、現在の成田の航空写真

 

と比較写真がでましたが、想像通りでした。

ただ、ここ15年程度の開発の速度が速まっている気がします。

隙間を埋めるような開発がされているせいか、町の色が灰色一色になってきています。

 

地図の説明においてエスエス製薬がすべての目印としてお話しされていた押尾様に父親世代を感じました。

真剣に講義を聴く設楽君

 

成田の鳥類の現状

 

 

 

 

色々な環境の取り組みがあるなか、自然と共生する事について我々が知らなければならない事が沢山ありました。

 

自然を回復するために必要な事は、その土地に由来する生物・植物以外は持ち込まない事である。

ホタルを復活させるからと言って成田市内に関西のホタルを持ってきてはいけない。

初めて知りましたが、関東のホタルは4秒点滅、関西のホタルは2秒点滅だそうです。

 

その土地に古来からいない、遺伝子レベルで異なる種はその土地にはなじみにくいのだそうです。

そう考えると人間てすごい・・・

尾瀬の水芭蕉を持ってきて繁殖を試みても他の地域では繁殖させにくいのだそうです。

 

茨城のホタルを成田にもって来ることも間違いであると押尾先生は言っておりました。

そんな講義の中、なぜか佐倉JCの菅谷歴代理事長が例会に参加しています!

佐倉のJCマンが成田の例会に馴染んでいます(笑)

 

もし、復活させたいのならその生き物や植物が生息しやすい環境を作る事だけをすればよい。

ホタルにしても住みよい環境が有れば、近くの生息地から自然と移ってくるのである。

遺伝子レベルととても近く環境に適した個体であるとの事。

 

全てにおいて環境づくりというのが大事なのだと感じました。

元々生息した生き物をまたすべて戻したいのなら、原風景に戻せばよいだけの事だとの事。

しかし、原風景を知っている人がいなくなってしまってはそれすらできないのです。

もしかしたら我々ですら成田の原風景は分からないのではないでしょうか?

 

そして、講演の最後に1992年リオデジャネイロで開催された環境サミットで当時12歳のセヴァン・スズキ氏の伝説のスピーチを聞かせて頂きました。

久しぶりに魂を揺さぶられる圧巻のスピーチでした。

 

 

学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、
 

・争いをしないこと

・話しあいで解決すること

・他人を尊重すること

・ちらかしたら自分でかたずけること

・ほかの生き物をむやみに傷つけないこと

・分かちあうこと

・そして欲ばらないこと


ならばなぜ、あなたがたは、私たちにするなということをしているんですか。

 



環境問題のスピーチを超えた伝説のスピーチでした。

 

http://www.youtube.com/watch?v=C2g473JWAEg (youtube)

 

その後、各テーブルにおいてこの講演を受けてコラージュの作成をしました。

 

山本邸(笑)

 

そして講師による講評。

 

 

例会も終わり、講師を交えて懇親会を行いましたが、押尾様はとても気さくで面白い方でした。

時間を忘れて話し込んでしまい、夜遅くまでお付き合いいただきました。

 

鈴木委員長も今回の例会を経験して、おぼろげながら分かった事があるようです。

理事会において経験したこともどういう事が分かったとの事、今後に期待します。

 

皆さん、お疲れ様でした

 

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