先の通常国会で、自由民主党のまさしく腐った部分、派閥とカネの問題で大揺れのとき、政権交代に取り組むべき野党が、自由民主党を追及するばかりで、新政権をこの外交、安全保障政策、この経済政策で樹立するということを国民に提示することがありませんでした。
それどころか、みずからの政治資金規正法の改正案でパーティ開催を禁止しながら、野党第一党の幹事長がパーティ開催を予定し、追及されると「法が成立するまでは問題ない」と開き直り、余計に追及されてパーティを渋々やめるという信じがたい醜態をみせました。
野党に、政権を担う能力が無いことを、あらためて国政の現場で実感せざるを得ませんでした。
不肖わたしは、8年前にやむを得ず選挙に出ることを決意したとき、自由民主党を内部から変えて、新しい政権をつくるべきと主張しました。
今もなお、その主張がいささかも変わっていません。