Voyage MPD システム構築 by PCど素人 (Alix,CuBox,APU(New Alix))

PCど素人の文系リーマンがVoyage MPD(Alix,Cubox,APU(New Alix))構築に挑戦の顛末です。

No.27 Raspberry Pi B+ 導入 (lightMPDのインストール)

2015-02-25 20:08:55 | 日記

 Raspberry Pi B+を導入しました。Raspberry Pi 2は2015年2月中旬時点でRSでも品切れ入荷待ちです。

 こいつで、lightMPDとVolumioで動かし始めています。

 今回は、そのうちlightMPDの導入について説明します。

 こちら のサイトが丁寧に説明いただいており、参考になります。当サイトは、素人が更に躓き易い点を中心に説明しています。

 

1 ヴァージョン等

 ヴァージョンはlightMPD-v0.08(2015年2月25日現在。上記のとおりラスパイB+用)です。ベータ版とのことですが。

 なお、本稿記述時点ではラスパイ2とラスパイB+ではlightMPDのヴァージョンが違います。気をつけましょう。

  2015年2月25日現在、v-0.08(ラスパイ2用がv-0.09)です。

【開発者様サイト】

 トップページ

 lightMPD v-0.08 ラスパイ用(上記のとおり、2015年2月25日時点、暫定版としての提供とのことです)

 

2 インストール手順

 基本は、APU導入の際の内容(拙稿No.25)と同様ですが、Raspberry特有のパラメータが一つだけあります。

 ブラウザでプルダウンメニュー見ながらサクサク設定できるVolumioと比べると、環境を精確に把握しておらねばパラメータが書けず、テキストを弄らなければならない点は些か面倒ですが、それも、新しいソフトがユーザインタフェースを進化させた、ということであり、lightMPDも従前のVoyageなどと比べれば、大いに楽チンであることには違いがありません。

 なお、当方の環境は、本稿、拙稿No.25とも

   NAS---(LAN)---MPDサーバ(今回はRaspberry Pi B+にlightMPD)---(USB)---DDC(hiface Evo)---(同軸)---DAC です。つまり、MPDサーバの後にhiface EvoというDDCが入ります。その前提でお読みください。

 

3 ダウンロード

 (1) マイクロSDカードフォーマット

    FAT32でフォーマット。WindowsのクイックフォーマットでOK。拙稿No.25と一緒です。

    SDカードは1Gで十分です(当方、昔の余りSDカードを流用)。lightMPDは一旦システムをPCが読み込むと、SDカードにアクセスすることはないそうなので、SDカードはスピードクラスの上位のものでなくても十分と思います。

 

  (2) マイクロSDカードにファイルを落とし込み

   ダウンロード後、ファイルを解凍しマイクロSDカードに全て格納。Windowsの解凍ソフトでSDカードを解凍ファイル書き込みのターゲットにして解凍すればよし、です。DD for Windowsの出番は今回はありません。

   なお、解凍時の手順等は こちら が大変分かり易く、留意事項もありますので、参照して見てください。

   落としこむべきファイルと、フォルダ構造は、上記開発者様記述のとおり。

 

4 設定

  WindowsでマイクロSDカードを開き、中にあるlightMPDフォルダを開く。その中にあるlightmpd.confファイルをWindowsのテキストエディタ(メモ帳とか)で開く。初期値のうち、ラスパイ特有のパラメータ部分だけ切り出したものが下記です。

 

[mpd]

#            dac=bcm2835

              dac=hifiberry-dac

#            dac=rpi-dac

#            dac=usb-audio

#            dac=usb-hiface

              load_module=mpd-0.19.8rt

              music_directory=NASID1/Music

              playlist_directory=NASID1/mpd/playlists

              db_file=NASID1/mpd/tag_cache

              sticker_file=NASID1/mpd/sticker.sql

#            log_file=NASID1/mpd/mpd.log

              log_file=/dev/null

 

 (1) Raspberry Pi版に特異な設定

  上記[mpd] の中にある dac=### を、自分の環境(Raspberryの出力先)に合わせる。各行のパラメータの意味は、開発者様サイトを参照。

  例えば、当方の環境では、Raspberryからhiface EvoにUSBで吐き出すため、dac=usb-hiface以外はコメントアウト

#            dac=bcm2835

#            dac=hifiberry-dac

#            dac=rpi-dac

#            dac=usb-audio

              dac=usb-hiface

 にする。

 ★注意 2015年2月25-7日現在、上記パラメータを dac=usb-dacとして、一般的な市販USB-DAC(拙宅のラックスDA-200)にUSB経由で吐き出したら、音が出ませんでした(GMPCで操作したところ、failed to open audio outputエラー)。他のパラメータ(全パラメータコメントアウトの場合、全てのパラメータを一つだけ生かしていった場合を試行)も、エラーの出方は兎も角、音は出ません(dac=usb-hifaceの場合は同じエラー。)

 要は、開発者様例示のDAC(ラスパイ用DAC)以外のUSB-DACでは、対応できない、かも、です。無論、当方の環境における特異的現象かも知れませんので、あまり頭から信じないほうが・・・

 本lightMPDはベータ版とのことなので、気長に待ちましょう。拙宅はhiFaca経由にしており、パラメータを dac=usb-hifaceにしてhiFace EvoにUSBで吐き出せばちゃんと音が出るので、何ら問題はないんですけど。

 

(2) その他の設定

  network、nas、mpd(上記以外の部分)を修正する必要がありますが、修正内容は拙稿No.25記述のとおりです。

   要は、ラスパイ(MPDサーバ)のIPアドレス、NASのIPアドレスとマウント先の指定、となります。

 

5 音出し

 以上の修正をしたら、テキストエディタでファイルを保存して、そのままマイクロSDをRaspberryに挿入し、電源を入れてください。直ぐに立ち上がると思います。(lightMPDはDBアップデートも最初は自動的に行う) Volumioと比べても、lightMPDの立ち上がりは非常に早いですね。APUでもこの速さはありがたかったところです。

 その上で、lightMPDはクライアントで音出しをすれば、問題なく音が出るはず(当方ちゃんと出ました)。なおlightMPDはVoyageなどと同様、MPDサーバのIPアドレスを指定する必要がありますし、上記設定はMPDサーバのIPアドレスを固定する前提でのものとなっている点が、Volumioとの違いとなっています。

 なお、lightMPDはhiface Evoに最初から対応しているので、hifaceを使用する場合の追加設定は不要です。

 

6 結果

 まだ、精細に聞く時間がなく、ヘッドフォンで聞いていますが、lightMPF on APUと遜色はない印象です。

 今のDAC ラックスDA-200もBBのPCM1792を積むなど悪いものではありませんが、hiface EvoはI2S出力があるので、少しそっち方面にも挑戦できないか調査中です・・・

 

7 電流量

 CuBoxに付いてきた5V2Aスイッチング電源で聞いていますが、本番環境で電流を計測すると、maxで0.3Aを少し超える程度です。よって、消費電力は2W行かないくらいですね。

 これ を使ったトランス式の5V電源を自作しており、1Aまでですが、なんとか大丈夫でしょう。


最新の画像もっと見る