第9号
Eric C Ford, et al.: A block design for split-fields tests of accelerator alignment, Med Phys, 31(8), 2004
AAPM TG 40ではjaw symmetry checkについて1月に1回、mechanical isocenter checkについて1年に1回行うよう勧告しています。
Split-field testsではjawの非対称性、コリメータ回転軸に伴うビームスポットの変位、コリメータ回転軸に伴うガントリー回転軸の変位、ガントリーのたわみが判定できます。
本報告はLutzらが開発したdouble exposure法のmodified versionであり、ブロックの形状に工夫をしています。
1. Collimator rotation test
本テストはX、Y JAWの対称性を見るテストであり、他の起こりうる変位は無視することができる。ここではcollimator 90度および270度での10cm×10cmの照射で評価している。Fig 5に参考写真が掲載されているが、変位があることが明確に判断できる。
2. Gantry rotation test
本テストではJAWの非対称性、ビーム焦点の変位、回転軸の変位、ガントリーのたわみを判定することができる。ここではガントリー角度0度および180度を用いて評価している。ここで重要なことは、X jaw edgeの変位はcollimator rotationの変位、collimator rotationに対する焦点の変位、JAWの非対称性が原因で起こるが、Y jaw edgeの変位はガントリーのたわみのみに依存していることである。しかし、collimator rotationの変位とcollimator rotationに対する焦点の変位等は同時に起こりうるため、本テストのみでは変位が見られた場合の原因特定は困難である。
本報告は簡便に行うことができるため、参考になると思われる。
詳細は論文を。
Eric C Ford, et al.: A block design for split-fields tests of accelerator alignment, Med Phys, 31(8), 2004
AAPM TG 40ではjaw symmetry checkについて1月に1回、mechanical isocenter checkについて1年に1回行うよう勧告しています。
Split-field testsではjawの非対称性、コリメータ回転軸に伴うビームスポットの変位、コリメータ回転軸に伴うガントリー回転軸の変位、ガントリーのたわみが判定できます。
本報告はLutzらが開発したdouble exposure法のmodified versionであり、ブロックの形状に工夫をしています。
1. Collimator rotation test
本テストはX、Y JAWの対称性を見るテストであり、他の起こりうる変位は無視することができる。ここではcollimator 90度および270度での10cm×10cmの照射で評価している。Fig 5に参考写真が掲載されているが、変位があることが明確に判断できる。
2. Gantry rotation test
本テストではJAWの非対称性、ビーム焦点の変位、回転軸の変位、ガントリーのたわみを判定することができる。ここではガントリー角度0度および180度を用いて評価している。ここで重要なことは、X jaw edgeの変位はcollimator rotationの変位、collimator rotationに対する焦点の変位、JAWの非対称性が原因で起こるが、Y jaw edgeの変位はガントリーのたわみのみに依存していることである。しかし、collimator rotationの変位とcollimator rotationに対する焦点の変位等は同時に起こりうるため、本テストのみでは変位が見られた場合の原因特定は困難である。
本報告は簡便に行うことができるため、参考になると思われる。
詳細は論文を。