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ふらふら日記

物足りない日常にふらふら、怪しい読書にふらふら、激しい映画にふらふら、美味いメシにふらふら、そんな感じの自己満足日記。

映画覚書2017 #25

2017年12月30日 07時27分00秒 | 映画めらめら

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」
2017年 アメリカ
監督 ライアン・ジョンソン
出演 デイジー・リドリー マーク・ハミル
めらめら度★★★★★ 映画館(IMAX2D字幕)T24H1

フォースの覚醒」から2年…。待ちに待った「最後のジェダイ」が遂に公開した。公開日の12月15日にIMAX2D字幕版で、16日に2D吹替版で、18日に4DX3D字幕版で、計3回、遥か彼方の銀河系へ旅立った。素晴らしいッ! ライアン・ジョンソン、やってくれたじゃんッ! 「スター・ウォーズ」らしさを継承しつつ、「スター・ウォーズ」の呪縛をブチ破った傑作である。良くも悪くも予想外の連続だった。

IMAX2D字幕版で1回目を観た時は、正直、腹が立ったんだよねェ。ファンが求める展開と違うんだもん。ファンてやつは勝手なもんで、斬新な展開を求めながら、その実、ベタな展開も求めているのだ。強くてカッコ良いルークが見たいッ! レイちゃんの出生の秘密に感動したいッ! しかし、そんなベタな期待は、完全にスルー。まるで、過去の「スター・ウォーズ」を否定しているような展開だった。

腹が立ったが、本当に面白かった。でも、やっぱり納得できなかった。そんな思いを抱えながら、2D吹替版で2回目を観た。すると、今度は、違う風景が見えてくる。これは、過去の否定ではなく、過去からの解放なのかも知れない。ジェダイとシスが戦い、ライトサイドとダークサイドが反発し、スカイウォーカーの血脈がフォースにバランスをもたらす…。その繰り返しでは、所詮、ルーカスの模写だ。

「スター・ウォーズ」は、ルーカスの手を離れた。そして、スカイウォーカーの血脈からも…。そう思うと、期待はずれだったルークも、意外だったレイちゃんの秘密も納得が行く。1回目を観た時は、ラストカットの少年の後ろ姿が意味不明だった。しかし、2回目は、少年の後ろ姿に感動がッ! レイちゃんと少年は、伝説となったスカイウォーカーから希望を受け継いだのだッ! これは、希望の物語である。

ようやく「最後のジェダイ」の意味が理解できたので、気持ちを改め、4DX3D字幕版で3回目を観た。レイトショーで2700円。「フォースの覚醒」の時も4DXを観に行ったんだよなァ。大した体感演出じゃないんだけど、近場のシネコンにも4DXが導入されたので、もう一度、試してみることにした。ミレニアム・ファルコンの戦闘シーンは、それなりに迫力があった。でも、体感演出なんて邪魔なだけかも…。

ライアン・ジョンソンは、エピソード9の後に計画されている次代の「スター・ウォーズ」の製作総指揮を託されたそうだ。そして、その「スター・ウォーズ」に、スカイウォーカーが登場しないらしい。「最後のジェダイ」を観る前は、ちょっと嫌なニュースだった。でも、今は、大いに期待できる。ライアン・ジョンソンなら、きっと素晴らしい新世界に導いてくれるだろう。Do, or do not. There is no try.

いやいや、先走りすぎだ。未定の計画なんかより、まずは、2018年のスピンオフ「ハン・ソロ」に期待しよう。そして、2019年に公開が予定されているエピソード9へと続く。う~ん、夢が果てしないぜッ! 黒鼠帝国の貪欲な買収戦略にはウンザリだが、こうして夢が続いていくことを思うと、黒鼠帝国の欲深さにも感謝しないとねェ。光と闇のフォースは、表裏一体なのだ。May the Force be with you!

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