ここ最近、「海洋プラスチック」という言葉が気になっていた。ビニール袋やらストローやら大量のプラスチックゴミが海洋生物の生態系を狂わせているそうだ。「サステナビリティ」だの、「SDGs」だのと、耳慣れない言葉が世界を駆け巡り、脱プラスチックな流れになっている。とても素晴らしいことだと思うが、レジ袋の有料化は迷惑だし、紙ストローは苦手だし…。
元総理の次男が環境大臣になり、レジ袋の有料化をした時は、本当に腹が立った。レジ袋が有料化して数年になるが、俺は、ケチ野郎なので、その場でレジ袋を買ったことは一度もない。けど、まァ、エコバックに慣れてしまうと、それはそれで何とかなるものだ。プラスチックゴミの削減に貢献しているかは疑問だが、それも世の中の流れなのだろう。
で、「海洋プラスチック」の再生樹脂を使った商品が、最近、よく出回っている。ゴミを意味していたマイナスイメージの言葉が、リサイクル素材という意味を含むプラスイメージの言葉に変化したのだ。「Ocean Plastic」なんて英語表記すると、やたらカッコ良いッ! 俺の大好きな腕時計にも「海洋プラスチック」を使った商品が出てきた。
検索してみると、思っていた以上の数がヒット。どこの企業もイメージアップに必死なのだろう。そして、鮮やかなブルーの腕時計に一目惚れッ! おォ、これこそ「サステナビリティ」だッ! 言葉の意味は解らんが、とにかく素敵ッ!北欧スウェーデンの腕時計ブランド「TRIWA(トリワ)」の「TIME FOR OCEANS CORAL TFO103-CL153512」である。
19800円と、シンプルなクォーツとしては、そこそこのお値段だ。しかし、こんなに「サステナビリティ」な腕時計なので、それだけの価値がある。レジ袋も買わないケチ野郎だけど、思い切ってネット購入。約1年ぶりに、腕時計コレクションの更新だ。取り寄せ商品で、注文してから配送されるまでに2週間もかかった。しかし、レア商品だと思えば、これまた愛おしい。
子供の頃に、二度ほど海水浴に行ったことがあるぐらいで、俺の人生は、悲しいほど海と縁がない…。生まれも育ちも海なし県だし、マリンスポーツなんてやったことないし。しかし、それでも海に漠然とした憧れがある。海洋ロマンな映画や小説が大好きだなんだよなァ。この腕時計は、そんな海と縁のないオッサンの海への憧れを満たしてくれるのだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます