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クヒオ大佐

2009-10-17 13:06:32 | 活弁見聞録

ズレ:「バラエティ番組でトンデモ人物として紹介された実在の結婚詐欺師をモデルにしたフィクションだからコメディ路線かと思いきや、随所にくすぐりネタを鏤めながらも存外に深いテーマにもつながってそうそう無邪気に笑ってもいられねぇぜ。
映画の詐欺ものは胸のすくような鮮やかなテクニックに感心させられるのが定番的になってるのに対して、こちらは素人目にもいかにもお粗末な手口なのが妙に生々しく、笑いを通り越して詐欺師渡世の緊張感をリアルに味わえるようでぃ。
嘘も信じ込めば嘘じゃなくなるし虚構にすがって救われる現実もあるてなことを思うと、痛みに耐えて構造改革すれば世の中が良くなる筈が単に郵政を民営化しただけになり、その結果も定まらないうちに今度は政治主導の脱官僚だ友愛だってぇ一連の流れも何やら壮大な詐欺にあってるようなもんじゃねぇか」

 

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