つれズレ愚抄

つれ：「前作のラストに熾烈な流浪から故郷に帰還して全巻の完結と思ってたところがその故郷を舞台にしての続編たぁ、幸せに暮らしましたとさ目出度し目出度しで終わったファンタジーの後日談を見る趣だよねぇ。
　童話のパロディは大概反動で暗い話になるのが定番なのと同様に、遠く離れた戦場なら非日常的な設定に馴染み易いものの日常の生活空間からランボーチックなストーリーが始まるとどうしても悲惨な展開になるのは避け難いとこかもねぇ。
　とはいえあんまり細かいとこには拘らず半沢直樹風のやられたら百倍返しだてぇチャンバラ活劇的な大立ち回りを堪能するのがランボーシリーズの精髄だけに、一作目からだいぶお歳を召したとはいえ遜色のない堂々の殺陣シーンはさらなる続編もアリかもと気を回すくらいだょ」