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親の敵にも三分の理

2024-06-15 00:09:56 | 日々是戯言

つれ:「保護司制度が危機に瀕してる時に保護司殺害事件が起きて、被害者のご無念と関係各位のショックはいかばかりかねぇ」

 

ズレ:「無報酬の篤志頼みに加えて身の危険まで付いてくるとなっちゃ、担い手の先細りが加速するのは必至だからなぁ」

 

つれ:「明治に入って更生保護事業が始まった頃は身分制度があって、余力のある篤志家も多かったんだろうけどねぇ」

 

ズレ:「福沢諭吉先生以来身分制度は専ら親の敵として語られるものの、ノーブレス・オブリージュ的な美風とセットになるのが本来の姿だったのかもしれねぇぜ」

 

つれ:「事柄の性質からして、更生支援の志がなけりゃ報酬だけで釣るって訳にもいくまいねぇ」

 

ズレ:「身分制度がない当世に上級国民と目される判事や検事には、退職後の一定任期は保護司としての活動を義務付けるてな手もあるんじゃねぇか」

 

つれ:「いずれ保護司になると思えば、更生まで見据えた求刑判決になるかもねぇ・・」

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