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最近のみーや★
twitterとメールで食べ歩きやら、宇宙系イベント参加やら、MHP3やらをポチポチとやってます。
 



宇宙作家クラブPRESENTS
「ロケットまつり10」
1970年のおおすみ発射の日。そしてロケット班長であった林紀幸さんが生まれた日でもある、この日に10回目を開催!
【Guest】林紀幸(元ロケット班長)、垣見恒男(日本で初めてのジェットエンジン設計者)
【出演】浅利義遠(漫画家)、松浦晋也(ノンフィクション作家)、笹本祐一(作家)、他
Open18:30/Start19:30
1000(飲食別)当日券あり

いつものように、友人のYさんとDさんと行ってきました。
いつもより早く17時20分ごろに到着したら、B1Fあたりまで列(1列)ができてました。
だんだん、早く集まるようになってきてます。

これもまたいつものように(?)、列が伸びすぎてしまったので早めに開場していただきました。
そしてさらにいつものように(??)、20分ほど早くスタート。

前説で「初めて来た人?」という質問に3~4割の人が手を上げたのにはびっくりでした。
はやぶさ、H-Ⅱ・M-Vの打ち上げと宇宙関連のイベントが続いているので、関心が高まっているのかな?

笹本さんは翌日が締め切り(?)なのに、無理やり来た模様。
浅利さんも同じく締め切りに追われているようで、来れるかどうかわからないとのことでしたが、結局欠席されました。。。

垣見さんからは「今日はいろいろばらす話をしたい」と楽しみなコメントがありました。
林さんにはケーキのろうそく消しというイベントもありました。



ラムダロケットのお話。

前回、前々回を欠席した笹本さんの復習をかねて(?)、ラムダロケットがおおすみを打ち上げるまでのおさらいをしました。
  • そもそもラムダロケットで人工衛星を打ち上げようという発想はなかったのですが、計算してみたらいけそうだということでやってしまった
  • おおすみがあがるまでに4回失敗しているのは、本来はミューロケットの試験としてのラムダロケットだったのが、人工衛星にいきなりステップアップしてしまったためで、実際にはスキルが足りていなかった
  • ラムダロケットは扱いやすいロケットだった

最後の扱いやすかったという話ですが、こんな流れです。
ラムダロケットだと各段を貨車やトレーラーに分割して載せることができるけど、ミューロケットになると、各段をさらに分割(セグメント)にしないと運搬できない。
したがって、運搬も面倒なら、射場に届いてから組み立て・チェックするのも面倒で、ラムダロケットはそういう面で扱いやすかった。

その他、ラムダロケットの発注から製造・運搬のお話。
ちょっと危険なので割愛。(^^;

小型の衛星用にラムダを復活させてみたら?というお話は、林さんや笹本さんはかなり乗り気のようでしたが、垣見さんから「衛星の寿命を延ばすためにはとにかく燃料を積む必要がある」とのことで、「よほど小型で姿勢制御をしない等の特殊用途でないと、復活させる意味はないだろう」と。

この話から東海大学のロケットカムイロケットに話がそれました。(^^;




逆転の翼―ペンシルロケット物語


新日本出版社


的川教授が2005年11月に出版した本について、垣見さんが間違いがあるというお話。

なぜ、どこが間違ったのかという詳細な話でしたが、これも危険なので割愛。

2版で直すとのことなので、興味のある人は2冊購入して比べてみるといいかも?

話に出てきた星型エンジンです。はうっすらと知っていた程度でしたが、このリンク先のサイトが詳しいです。



休憩時間に笹本さんから酒の肴にとびっくりニュース。
口外禁止令も同時に出されたので書けませんが、d(^^ ってな感じ。
休憩後に詳しい話を聞けましたが、書けないのが残念。

-----2006.08.17追記:はやぶさのビーコンを捕らえたという話でした。-----




「愛知県武豊町の教育委員長から電話があって、糸川教授の資料を70箱ばかり預かってる」という電話が林さんにあったそうですが、「捨てる予定だ」とのことで、「ちょっと待ってくれ」となったそうです。
どんな資料なのかは不明だそうですが、いろいろ曰くのあるペンシルロケットや、そのほかの歴史が明らかになるかも?




質問コーナー:
「今の世代ではロケット=宇宙というイメージだが、ペンシルからスタートしたお二人の宇宙に対するイメージは?」
垣見さん:
本当は天文学をやりたかったのが、父親の一言で今の道に。
だから宇宙への関心は高かったが、ペンシルと宇宙とは直結しなかった。
宇宙を意識するようになったのは、人工衛星が上がるようになってから。

林さん:
ラムダで人工衛星をやるまでは、ロケットが何かという意識はなかった。
スプートニクを見ても、日本のロケットがこうなるとは思わなかった。


「自分は設計に在籍しているが、設計に関する意見などは?」
林さん:
現場に行きますか?
設計の人は、自分の設計したものがどのように作られていくかを知っていたほうが良い。

垣見さん:
ペンシルロケットのころは、自分の書いた設計書に、(知らないから)責任を取れないと上司がサインしてくれなかった。
そのため不安になって製造から試射、本番まで付き合った。
現場まで行くと、現場での問題というのが良くわかるようになる。



次回はその場の調整で4月22日が候補となりました。
多分確定でしょうけど、林さん・垣見さんとの都合しだいかもしれません。


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恒例になったロフトプラスワンでのロケットまつりも、いよいよ10回目です。

宇宙作家クラブPRESENTS
「ロケットまつり10」
1970年のおおすみ発射の日。そしてロケット班長であった林紀幸さんが生まれた日でもある、この日に10回目を開催!
【Guest】林紀幸(元ロケット班長)、垣見恒男(日本で初めてのジェットエンジン設計者)
【出演】浅利義遠(漫画家)、松浦晋也(ノンフィクション作家)、笹本祐一(作家)、他
Open18:30/Start19:30
\1000(飲食別)当日券あり

1月~2月はロケット打ち上げx3+ロケットまつりで、うれしい限りです。(^^
前回は“おおすみ”が打ちあがったところまでだったので、今回も前回に続いてラムダロケットの話のはず・・・?


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いささか古い話題ですが、昨日の事、というか、日付的には一昨日

病院のTVでちらりと、H-IIA 8号機:ALOS(だいち)の打ち上げに成功したと言うニュースが流れたため、帰宅してからのニュース映像を見るのを楽しみにしていました。

が、しかし。
19時からのニュースはライブドアと堀江社長とNHKの改変についてばっかりで、H-IIAについては一切触れられませんでした。
21時からのニュースは見ていないのですが、NHKのニュースも視聴率を気にするような構成になってしまって役に立たなくなったなぁと思ったり。


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ALOSグッズプレゼント 応援トラックバック企画スタート!(ALOSミッションキャンペーン オフィシャルブログ)という記事で、ALOS(愛称:だいち)グッズのプレゼントを行うとのことなので、早速質問に答えてみたいと思います。

残念ながら、ALOSミッション特派員募集は落選してしまいましたが、当選された方のblogを見つけたので、レポートが楽しみ。(^^



(1)2006年1月19日、あなたは何をしている予定ですか?
残念ながら仕事。
それもマシンタイムが18時~22時という悲しさ・・・

(2)最近、星空を見たのはいつですか?
毎晩見上げています。
東京の空では月くらいしかまともに見えないのが残念です。

(3)月往復、2泊3日の宇宙旅行。いくらなら行きたいですか?
うわ、難しいなぁ・・・
家を買う程度の金額でいければ安いと思うけど、それにしても一生を天秤に乗せることになるので、車2台分(200~500万)程度かなぁ。
1等が月旅行という宝くじがあったら、毎回買い続けますね。

(4)人工衛星に乗って地球を見られるとしたら、何を見てみたいですか?
国や地域を特定することなく、地球かな。
明暗境界線が移動しているところを見ながら、「夜明け(夕焼け)ってこういうことか」とか言ってみたい。(^^;
あとは、日の出、月の出とか。

(5)2006年1月19日にH-IIAロケット8号機で打ち上げ予定の人工衛星「だいち」(ALOS)に、応援のコメントをお願いします
ALOSキャンペーンだから仕方ないけど、まずはH-IIA 8号機のがんばりを期待します。
ロケットの軌道投入が正確であれば、それだけ衛星の寿命も延びますから。
その上で、故障無く継続してミッションをこなせたらすばらしいですね。

(6)希望するプレゼントを、以下からお選びください。
  1:ALOS電卓
  2:ALOSストラップ
  3:ALOSバッグ
実は一番悩むところ。
・・・・3番のバッグ! ということで。



せめてグッズはあたりますように・・・(-人-)

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ロケット打ち上げを間近で見よう! ALOSミッションgoo特派員募集中 - gooの歩き方

gooのweb版RSSリーダーを見ていたら、こんな記事を発見しました。
日程的に色々とやばそうな時期ではあるのですが、ロケットの打ち上げは一度は見ておきたいイベントなので申し込んでみました。
けど、当選したらどうしましょ? <そりゃ行くしかないけど (^^;

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(入院していたのでアップが遅くなりました)

12月2日(金)18時過ぎに会場に到着すると、すでに地上手前まで1人幅の列が延びてました。
並んでPSPでゲームをしていると松浦さん到着、若干遅刻気味?

会場はいつもどおり満席。
最近参加したほかのロフトプラスワンのイベントに比べると、ぎっちりです。
斉藤さんが「ロフトプラスワンの3大まつり」というだけはあります。

開場時、いつもの斉藤さんの事前説明の時、ロケットまつりの由来についてびっくり発言がありました。
「知り合いが宇宙研に就職したのだけど、宇宙機に対する報道と現実のギャップがすごすぎると聞いたので、それならロフトプラスワンでイベントにしよう」とか。
また、休憩時間中にちょっとしたアンケート。
「宇宙作家クラブのメンバーと勉強会みたいなものを開催したいと思うのですが、参加したい人?・・・・・あ、全員ですね」



ロケットまつり9のお題は前回に続いてラムダロケット。
今回はロケットまつり8で話題になった、垣見DVDを中心に話が進みました。
この垣見DVD、実は5枚組みらしいです。
メモ魔の垣見さんが取りためたノートやレポート、アルバムなどを全てスキャンしたら3年かかったという膨大な資料でした。
電子化が終わったら、何がどこにあるのかわからなくなったからインデックスを作り始めたところ、これがまたすごい量になってしまったとか。

この電子化作業を全て一人でやったということですが、個人的にすごいなと思ったのは、スキャンするときのずれがほとんど無いんですよ。
レポート用紙を何ページも連続して表示しても、罫線の傾きや上下左右のずれがありません。
みーや★がやったら、途中から「とりあえずスキャンできてればいいじゃん」となって、多少の傾きやずれには目をつぶってしまいそう。(^^;



ロケットまつり9:2段目着火
垣見さんのDVDに収められている画像のひとつ。
カッパロケットの1段目と2段目がランチャー上で分離し、2段目だけ飛んでいってしまったときのもの。
このあとペンシルロケットまで話が進んでしまい、あさりさんから「ラムダロケットに話を戻していただけると・・・」と。
一度聞いた話でも、写真つきで聞くとまた違った面白みがあるので、それはそれでかまわなかったりもしますが。(^^;



休憩時間中、東海大学のロケットプロジェクトのメンバーが、林さんに呼ばれて壇上へ。
打ち上げ時の安全距離やら、いろいろと体験談を伝授されていたようです。



ロケットまつり9:燃焼実演
すでに恒例となった、林さんによる固体燃料の燃焼実演。
写真は激しく発光しているように写ってしまいましたが、実際の火花の散り方は、でっかい線香花火(末期)です。
この後、再度実演しようとしたところ、チャッカマンが点かしなくなるというトラブル発生。
100円ライターを手渡されて唖然としていた松浦さんが面白かったです。
結局、斉藤さんのがんばりによりチャッカマンの再点火は成功し、燃焼実演も塩素臭を残しつつ無事終了しました。



ロケットまつり9:孫衛星のキックモーター
松浦さんがしめようとしているところ、「ちょっと待った」と林さんが面白いものを取り出しました。
「もしかして、ひてんの孫衛星のはごろものキックモーターですか?」と、即座に見当がつく松浦さんは、さすがです。
もちろん、本物ははるかかなたに飛んでいってしまっているのですが、これはエンジニアリングモデルということで、本物の一つ前に作る実験モデルです。



質疑応答のとき、客席に隠れていた小野さんが壇上に引っ張り上げられました。
日本電気で人工衛星の製作に携わっていた方で「一言で言うなら“おおすみ”を作ったのがこの方です」とは松浦さんのコメント。
おおすみはただのテレメトリで人工衛星ではないと思ってるそうですが、地球を半周してしまったら人工衛星と認定されるので仕方ないとか。

会場から「来年から技術者として社会に加わることになりましたが、心構えなどあれば」という質問に、「たくさんの小さな失敗を経験して、大きな失敗は決してしない」と答えられたのが印象的でした。



主要メンバーが退場後、本日欠席の笹本さんがビデオで出演。
だいぶ前にNHKで放送された“視点・論点”で、“ふじ計画”について熱く語っておられました。
続いて、松浦さんが出演した“クローズアップ現代:はやぶさ”の上映。
みーや★はこれを見逃していたのでありがたかったです。

われらの有人宇宙船―日本独自の宇宙輸送システム「ふじ」

裳華房





次回は2006年2月11日、林さんの誕生日だそうです。



追記:(2005/12/31)
耐震構造に問題のあるマンションについて、林さんが面白いことを言っていたのを思い出したので追記します。
曰く、「国が買い取って、実際に振動試験をしてみればいい」と。
さすが、現場でいろいろ苦労しただけはあります。(^^;
現実的には、ゆすって壊れたら周囲の被害甚大という場所もあるので難しいでしょうけど、「そうすれば、建築基準の信用性が増す」と。


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毎回、ロケット開発秘話(林&垣見両氏の爆弾発言)が楽しいロケットまつりですが、
今週末にもまた開催されます。

が、しかし・・・
松浦さんははやぶさの取材にかかりっきりのようなので、それどころではないかな?

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宇宙作家クラブPRESENTS
「ロケットまつり9」
ラムダロケットのお話。再び。あといろいろ。
【Guest】林紀幸(元ロケット班長)、垣見恒男 (日本で初めてジェットエンジンを設計)
【出演】浅利義遠(漫画家)、松浦晋也(ノンフィクション・ライター)、他
Open/18:30 Start/19:30
¥1000(飲食別)
当日券のみ


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身近にサイエンス「なぞなぞ宇宙講座2」 漫画の内のSF設定とは?
【出演】野田篤司(宇宙機エンジニア)、八谷和彦(メディアアーティスト)、藤谷文子(作家/女優)
【Guest】萩尾望都(漫画家)

11月9日に有給休暇を取り損ねてしまい、仕事を大急ぎで片付けて18時過ぎに新宿:ロフトプラスワンに到着してみると、20人ほど並んでいる程度でした。
さすがに平日だし、ロケットまつりの時ほどすごいことにはならないか。(^^;

お客さんに女性が目立ちました。
といっても、全体の3~4割程度だけど、ロケットまつりでは女性はほぼいないので、かなり違って見えます。
挙手で調べてみたら、萩尾さんのファンで野田さんのことは知らない人が約半数、ロケットまつりから流れてきた人が約半数。
みーや★はもちろん後者で、しかも萩尾さんは“11人いる!”の作者だとかろうじて知っているだけで、しかも“11人いる!”は読んだことが無いという。。。

客席右手側(座敷席)にはあさりさん、松浦さん、笹本さんのロケットまつりメンバーが陣取ってました。




前半。
メインの3人で今回のお題である、漫画のSF設定について語って行きます。

●ドラゴンボール
サイヤ人が地球に来るときに、球形のカプセルに乗ってきましたが、中身がサイヤ人であるという条件であれば、大気圏突入は不可能ではないでしょうという話。

●21エモンとドラえもんでワープの説明に同じ方法を使っている
A4くらいの紙を横に置き、左の方にA、右のほうにBと書きます。
AからBに行く一番早い方法は? という問いに、AとBを直線で結んだルートと回答するのですが、正解は紙を持ち上げてAとBをくっつける。
とんち問題のような回答ですが、これがSFで言うところのワープなのです。
空間を強引に捻じ曲げることが出来れば、どこに行くのにも相対性理論なんか気にしなくていいよね、という便利な話。
そもそも、相対性理論のおかげで、船の速度を上げても、ある星に到着するには人間の寿命を全て費やしても足りないというのを乗り越えるために考え出された手法だと思うのですが、理論の世界では、不可能ではないという話も。
この宇宙も微妙に湾曲していて、50億光年より遠くを見る場合は、物が小さく見えないとか。
この話の詳細は、野田司令のblog:遠近法が通用しない!?をお読みください。
みーや★には説明し切れません。(^^;

●銀河鉄道999
作品がすごいというのは周知の事実だけど、科学考察をしようにもどうにもならない。
もちろん、SF的な設定はあるのだけれど。

●宇宙戦艦ヤマト
波動砲ってなに?
これも結局999と同じで、作品世界を成り立たせるための特殊設定という以上に科学考証のしようがないと。
フライホイールもシリンダーも個別に見ると大したこと無いのに、宇宙戦艦ヤマトに組み込まれてしまうとすごそうに見えるのは不思議です。




後半。
萩尾さんが呼ばれて、11人いる!からスタート。

●野田さんの人生が決まった話
11人いる!に書かれている軌道の意味を知りたいというのが動機で、NASDAの軌道設計部門にたどり着いたとのこと。
プロとなった今は、その軌道はおかしいとか言えてしまうけど、それを知らなかった時に読んだ説得力はすごかったと。

●宇宙船の中に熱制御のための機関を搭載しているのはすごいという話
よほど宇宙機について詳しくなければ熱問題について出てこないと、野田さん。
萩尾さんによれば、密室を考察して行くと、暑くなるか冷たくなるかになってしまうので、そういうものが必要だろうからと登場させたとのこと。

他の萩尾さんの作品についても触れようとするのですが、そのたびに脱線してました。(^^;

●11人いる!の構想
萩尾さんが高校生のころ、ネタ帳を作っていて、プロデビューしてからもそれを参考に書いたこともあるそうです。
11人いる!は、そのネタ帳から出てきたもので、当初は人数が決まっていなかったとか。
萩尾さんは野田さんと同様に、アーサー・C・クラークやハインラインなどを愛読していたそうで、火星よく登場するのも、当時火星がブームだったからだとか。

●お客さんからの質問:ネタ帳で未発表のものは?
今から読み返してみると、当時と感性が違ってしまっているので、書けないものがいくつかあるそうです。
その中からひとつ、面白そうなネタを披露されたのですが、自分以外の誰かが書いてくれるなら読んでみたいとのこと。
公開しちゃっていいのかな・・・?

●野田さんはSFを書かないの?
藤谷さんの質問。
技術・理論的に検証された内容のものになってしまいがちで、面白いものにはならないと自覚されたのだとか。
それ以来、持ち込まれたアイディアを理論的に裏付ける裏方に徹しているとのこと。





今回のイベントでは萩尾さんのサイン入り11人いる!を会場のどなたかにプレゼントすると、開始時アナウンスされました。
プレゼントの方法は、売り上げに貢献した人ということで、1品注文につき抽選券1枚プレゼント。
みーや★は抽選あるなしを気にせずに色々飲食していて、青(線付き)16~18と黄44~47抽選券、計7枚を入手しました。
サイン本の他に萩尾さんが持ち込んだ“小松左京マガジン”が8冊あり、これに八谷さんが休憩時間中に上映したOpen SkyのDVDと、野田さんが持ち込んだ宇宙食をプレゼントに追加して、当選者が「11人いる!」ということになりました。

ちなみにこの宇宙食、みーや★は結構好きなのですが、まずいという人も多いですね。
初めてインスタントラーメンを食べたときに“まずい”と感じても、2度目に食べたときは味の種類がわかっているので“おいしい”と認識できるようになるのと同じで、時間をあけてからもう一度食べてみることをお勧めします。
なにしろインスタントラーメンがラーメンとは違う味なのと同様、表記されている味とは違う味の食べ物ですからね。(^^;


さて、問題の抽選。
各アイテムに、萩尾さんが当日の出演者をネタに描いた色紙のコピー(A3)がセットで渡されることになりました。

全員火星人化してます(^^;
この色紙の原版は、野田さんが持ち帰って家宝にするのだとか。

抽選自体はさくさく進み、途中、黄43と黄48と、みーや★持っている抽選券の両外側が当選したりして、どきどきしながら10人確定。
いよいよ最後の“11人いる!”の抽選です。

「黄色の44番」・・・どきっ!
舞台袖まで行くと、斉藤さん(店員)が「線なしですよね?」と確認。
線なしの黄44番だったので、みーや★がサイン本もらってしまいました。

最初に書いたように、みーや★は萩尾さんのことを“11人いる!”の作者だという程度の認識しかないやつです。
期待していたファンの方、ごめんなさい。
でも、ゆずりません。(^^;

11人いる!は、週末にゆっくり読むことにします。


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NASAのスペースシャトルや国際宇宙ステーション、中国の有人飛行に注目が集まりがちですが、日本もがんばっています。

はやぶさ」という探査機が飛行中なのですが、この探査機、小惑星に着陸してサンプルを持って帰ろうというNASAもまだ実現していないことをやろうとしています。(リンクはミッションの概略ムービーです。よくできてます!)

すでにはやぶさは小惑星イトカワに到着しており、今日が着陸リハーサル日。
JAXAでは管制室の様子を生放送しています。

今日は休暇を取って自宅で見たかったのですが、残念ながら休めませんでした。。。


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ロケットまつり8行ってきました。
17時過ぎにロフトプラスワンに到着して、さすがに1番だろうと思ったらすでに10人ほど並んでました。
(開場は18時半、開演が19時半)
見る見るうちに列が伸びて行き、さらに雨も降り出したということで、早めに開場することになりました。>ありがとうございます、ロフトプラスワンの皆さん。

雑談しながら開演までの時間をすごしていると、19時ころに林さんが壇上に上がり、何やらごそごそと並べ始めました。
いつものペンシルロケットのほかに、お椀状の物体がいくつかと、球形のものが二つ。
「始まるまで皆さんも退屈でしょうから、とりあえず並べてみました」という林さん。
じゃあ、ということで、いつものお店の宣伝ビデオを流し始めてしまう店員さん。
なし崩しでゲストの林さんがメインであるはずの松浦さんとあさりさんを呼び、そのままスタート。(^^;
開演時間前にスタートしてしまったこともあり、開演時間に到着してあわてて席に着く人も若干いました。

●机上の不思議な物体
ラムダロケットの話ということで、と、林さんが持ち込んだものはラムダの4段に使用する球形ロケットの類似品。
実は二つあるうちのひとつには推進剤が入ったまま・・・
このロケットは、実は秋葉教授が博士論文を書く際に実験に使用したもので、秋葉教授はこれで日本初のロケット博士になったそうです。

●ラムダロケットの球形エンジン燃焼実験の話
いきなり実物大の実験機を作るのではなく、小型のものからスタートしたとのこと。
技術検証の意味もあるけど、当時の技術ではいきなり大型のものを作れない。
この燃焼実験用のエンジン、垣見さんは設計ミスをしていて、チャンバー側をメスねじに切ってしまったそうです。
結果どうなるかというと、熱膨張でゆるくなってしまい、内圧に耐え切れなくなったノズル側が吹き飛んでしまいます。
試験前からこのことに気づいていた垣見さん、林さんの隣で実験を観察中に音が変わったことに気づき、「抜けるぞ、抜けるぞ」と言っていたところ、本当に抜けて海に向かって飛んで行ってしまったとか。
マスコミに叩かれそうになったところ、糸川教授が「あれは予想していたとおりの結果なのです」と話を持っていってしまったとか。


●ミューロケットの次の話
林さんがラムダを打ち上げていたころ、垣見さんはすでにミューロケットの基本設計は終わっていて、次のロケットの基本設計に取り掛かっていたそうです。
「こういった紙の資料を全部スキャンしてDVDにしてある」

●ラムダロケットが失敗続きでも強行したわけ
3段が4段に追突するという事故を起こしたので、急遽試験機を用意し、さらにその19日後に本番を実行。
しかし、試験機でも同様の事故が起きたため、本番機を改修しようとしたけど日程不足で断念し、結局失敗。
なぜこんなに急いでいたのかというと、中国が人工衛星をあげるのではないかという噂が流れており、負けてなるものかとのこと。
実はその裏では垣見さんが防衛庁主催の委員会できちんと検討していて、中国の打ち上げ時期はかなりはっきりと予想されていたとそうです。
そういった資料も“垣見DVD”に保存されているとのこと。

●ミューロケットのサイズの話
宇宙研のロケットは、ベビーロケットが成功したらそれを上段にしてカッパロケットを開発、カッパロケットを上段にしてラムダロケットを開発というように、常に既存技術に追加するという形で開発されてました。
そうすると、下段の直径は上段の約2倍弱程度になるけど、ミューロケットになると直径が3メートルになってしまうとのこと。
3メートルになると列車のトンネルを通れなくなってしまうので、ミューロケットだけはこの法則から外れて2.5メートルになったそうです。

●ロケットを火であぶったら?
垣見さんの唐突な質問。
林さんは点火しないと即答し、あさりさんはじわじわと不完全燃焼するのではないかと。
垣見さんが防衛庁がらみの仕事である基地に行ったときのこと。
運搬中のロケット弾が手違いでたき火の上にばらばらと。
あわてて全員退避し、たき火が消えた後で恐る恐る近づいてみたら、なんとも無かったそうです。
燃焼室は断熱されていて自然発火温度までは簡単には上昇しないのと、ノズルの径が小さすぎて、外部から炎が入らないためだそうです。
ちなみに、推進剤自体は前回林さんが実験したように、簡単に着火するし、一度点火してしまえば全体に炎が回ってしまうので、もしもノズルから炎が入って点火してしまった場合には安定して燃焼するのではないのかと思います。

●ペンシルロケットを打ち上げた話
ペンシルロケットは水平発射でデータを取得したことになっていますが、林さんがカッパロケットの発射記録を読み返してみると、「花火屋が来ないので(花火の)代わりにペンシルロケットを打ち上げた」という記録を発見。
垣見さんに聞いてみたところ、ロケットを打ち上げる前には周囲に知らせるために、花火(音のみの)を打ち上げるのだが、確かにその日は来なかったそうです。
普通なら打ち上げ中止になるところですが、実験主任が糸川教授だったため、代わりになるのはないかなということでペンシルロケットを打ち上げてしまったとか。
ペンシルロケットの打ち上げランチャーは道川海岸に置きっぱなしだったので問題なかった、と。

●推進剤の燃焼デモ
「これは推進剤ですが、前回燃やしましたし今回はやめておきますか」という林さんに、お店の人がすばやくライターとお皿を準備。
さらに垣見さんが手ごろな大きさにちぎってしまって準備完了。
調子に乗って3回も燃やしてしまい、あたり一面塩素臭。
火災報知器が鳴らなくて良かったです。(^^;

●員数チェック
現場に部品を送ると、きちんとチェックしているのになぜか漏れがあったり、間違って捨ててしまってたり・・・
トラブルシュートの話がいくつかありました。


次回は12月17日(土)12月2日(金)
ゲストは林さん、垣見さんだそうです。
内容は、今回ちょくちょく出てきた“垣見DVD”をつつきながら、日本のロケット開発史の裏側を見ていこうということに、その場で決まりました。

-----追記(2005/11/07)-----
ロケット祭りとは別に11月17日に小松左京さんをゲストに迎えたトークショー、11月9日には野田司令のなぞなぞ宇宙講座2があるようです。


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松浦さんのblogロケットまつり8が告知されました。

前回の関西出張ロケットまつりは予算と日程の都合がつかず参加できませんでしたが、今回はいつもどおり、新宿ロフトプラスワンで行われるので問題なしです。
関西出張ロケットまつりで面白さを知ってしまった人には、新宿は遠いですね。。。

今度の主題はラムダロケット。
いよいよペイロードが地球周回軌道上にあがります。


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先日、スペースシャトルの運用中止が発表されたばかりですが、とうとう、NASAの長官がスペースシャトルと宇宙ステーションは失敗だったと認めちゃったそうです。

松浦晋也さんの「スペースシャトルの落日」を読んだこともあって、ついにNASAも認めたか・・・という感想なわけですが。

現実(年に数回の打ち上げが限界・帰還後の再点検に莫大な費用)が理想(毎日打ち上げ可能・安価な運用コスト)から外れ始めたときに、修正不能なら新しい計画を立てた方がよかったのでしょうが、そうするにはプロジェクトが巨大すぎでしたしね。

何百年後に実現するかわかりませんが、ガンダムの世界のように宇宙で生活するようになったとして、地球←→宇宙の交通費だけは高すぎるので、地球と宇宙の行き来は片道切符になってしまうのかな?

宇宙に就学旅行っていうのは、まだまだ難しそうですね。

スペースシャトルの落日~失われた24年間の真実~

エクスナレッジ




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「あなたの携帯電話に、人工衛星が写した地球の写真を送ります」

ブックマークに入れてある“さいめーるステーション”を一言で紹介するならこんな感じです。
#goo blogのブックマークは紹介文を書くとごちゃごちゃになって見づらいので、全ブックマークの紹介を空欄にしてあります。

先日登録して、すでに2枚の地球を写した画像が送られてきました。(^^)

“さい”というのは、“XI”と記す、東京大学中須賀研究室が作成した、10cm立方体の人工衛星です。
詳細はさいめーるステーションや、“キューブサット物語(著:川島レイ)”をご覧ください。

宇宙開発・進出が成功するには民間主導にならなければならないのかなと思うのですが、飛行機の歴史に重ね合わせると、最近は冒険飛行家のようなベンチャーがたくさん出てきて、宇宙開発ネタでわくわくできていいですね。


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8月21日にロケット祭り7に参加してきました。

出演者は笹本祐一さん、松浦晋也さん、あさりよしとおさんと、ゲストに林紀幸さん、垣見恒男さんと、ほぼ固定化されたメンバーです。

開場の1時間前(17時半)に到着したら、すでに地上まで列が伸びててびっくり。
その後2列に整列させられたら人口密度があがって暑くてたまらなかったのですが、お店のご好意で早めに開場してもらって、開演(19時半)までのんびりかなぁ・・・と思っていたら、なにやら笹本さんがごそごそと。
M-Vの射点リポートビデオと、STS-114取材で撮影した写真の上映でした。

19時半になり、壇上にメインの3人が登場。
まずは暗黒星雲賞受賞の言い訳をしつつ、笹本さんがメインでSTS-114取材の報告からスタート。
旅行代理店の手配ミスでワシントンまで行ったこと、まじめにテストするつもりなら数日滞在を延期しても打ち上げを見られないという判断で帰国したことなど。
(ご存知のとおり、打ち上げは強行されたのですが・・・)
そして、今回の打ち上げでは政治色が濃く見えたことなど。

その後、無理やり話をM-Vに持って行ったところで、ゲストが登場。
ペンシル~M-Vでの失敗の話に行くかと思ったら、ここでもまたシャトルの話。(^^;

今回もまた、あまり公にしたらまずいでしょ? という内容が多かったので詳しくは書きませんが、最後に林さんが持ち込んだ固体燃料とイグナイターの点火実演という珍しいものを見せてもらって楽しかった時間もあっという間に過ぎ去ってしまいました。

次回は10月29日(仮)で、9月に大阪出張公演があるそうです。


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幕張メッセで行われているペンシルロケットフェスティバル、行きたかったのですよ、本当は。

来週の月曜、火曜と休む予定なので、今日休むと5連休になっちゃうんですよね。(^^;
それはそれでいいじゃないかと思いつつも、言い出せないサラリーマンです。

イベントレポートを書いた方、TBいただけるとうれしいのでお願いします。



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