のんきに介護

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自衛官の国会議員に対する暴言事件。小西さんのツイートにかみつくネトウヨどもの敵愾心に満ちた表情に、彼らの願望が読み取れる

2018年04月27日 00時15分58秒 | 官僚
小西ひろゆき (参議院議員)@konishihiroyukiさんのツイート。

――24日発表の防衛省の再現写真は印象操作を狙った不正の産物。当初は私がポケットに手を突っ込んで幹部自衛官と握手しているような写真を用いていたが、事前説明での私の抗議で差し替えている。幹部自衛官の供述も再現写真もこうした事実の改ざんや組織的隠ぺいに溢れている。〔23:17 - 2018年4月26日〕—―







スピン報道と言われる

山口達矢の「酒を飲んでキス」事件について、

nob.@nob111222333さんが

――逆に福田セクハラ件との比較にされてるし、「山口」というワードから「敬之」が連想され再燃するという何とも藪蛇な事態。〔13:41 - 2018年4月26日 〕—―

とコメント。

しかし、山口のこの事件より、

自衛官の暴言事件の方が明らかに藪蛇だ。

防衛省は、

再現映像まで作って、

事件を曖昧化しようとした。

これは丁度、

福田財務事務次官の破廉恥な声掛けが問題なのに、

それを軽微な罪に見せかけるべき

鬼の首を取ったように

「言葉だけ」

などと未練がましく言っているのと

対応している。

行動以前、言葉が問題なのに、

この批判は当たらない。

自衛官の暴言問題も言葉が純粋に問題なのだ。

小西さんが

ポケットに手を突っ込みながら握手したかどうかなど、

そもそもの初めから問題ではない。

しかし、

言葉だけで態度は礼儀正しかった行ったというマナーの問題に

したがったからこそ、

こういう陳腐な動画を作ったのだろう。

小西氏が

動画を掲げるや

たくさん寄せられたネトウヨたちのリプライによって、

何が示されているのか――。

この事件によって

今まで隠されてきた彼らの狙いが

炙り出されたのではないか。

彼らは、

自衛官の顔が晒されるのを怖れているようだ。

彼らの一人、

悠宇@Areyouok0079はこう述べる。

――返信先: @konishihiroyukiさん
すいません。写真加工してませんが大丈夫なんですか?
個人晒すのマズいですけど〔23:19 - 2018年4月26日 〕—―

「個人晒すのマズいですけど」などと、

無茶苦茶なことが書かれてある。

福田事務次官もセクハラをした官僚として

顔を晒されている。

彼も内心、個人として「科を晒すのはマズイ」と考えたに違いない。

しかし、公務員として

顔を晒さざるを得なかったわけだ。

自衛官だって同じだ。

公務員として顔を晒されるのはしかたない。

ネトウヨたちは、

こんな筋違いなことまで言って抗議するのは、

よほど守りたいものが

この問題に隠されていると見てよい。

「自己責任」という言葉が大好きな彼らのこと、もとより個人の権利を守りたいなどと

思っているわけじゃない。

じゃ、何か。

まさにそれは、

自衛官が口にした暴言にある。

それは、

国会議員に対して上から目線で威圧する可能性だ。

僕は、

考えたこともなかったけれど、

戦前のような軍部の独走を期待しているのではないか。

憲法上の

大きな要請としてシビリアンコントロールがある。

これは、

太平洋戦争の反省として

憲法に組み込まれた。

シビリアンコントロールは、

「文民統制」

とも言われる。

文民とは、

自衛官、いわゆる、制服組にとっては、

直接には、防衛相の人間、いわゆる、背広組を指すのだろう。

安倍がことある毎に強調する

「私が最高司令官」

ということばからすれば、内閣総理大臣を指すのかもしれない。

しかし、総理大臣を

最高司令官として将軍のように考えるなら、

背広組とは、

その将軍をコントロールする人間、すなわち、議会の議員を指すはずだ。

幹部自衛官の暴言が許せないのは、

そのような

憲法上の要請からだ。

改めてそのことを考えさせるために

防衛省は、

機会を提供したと言えそうだ。

僕が藪蛇と言ったのはそのためだ。

ネトウヨとしては、

もっとも隠しておきたかった

その憲法の原則だった、

いずれ破るつもりでいたからだろう。

ネトウヨたちの慌てようは、それが考え過ぎでない証拠だ。




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