のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

TOKIOの謝罪で、誰が喜ぶのだろう。明瞭に思い起こされるのは、女性に卑猥な言葉を投げつけ、貶めようとした福田財務省事務次官の顔だな

2018年05月05日 08時24分42秒 | 官僚
事務次官は、

官僚のトップだ。

この人を見て、

襟を正す

公務員が大勢いるはず。

官僚のトップが女性記者の取材にことよせ、

取材と全く無関係に

「胸、触っていい?」などと尋ね、

あわよくば、肉体関係を持ちたいという

お誘い全開で接せられた場合、

女性なら誰しも危機感を持って当然ではないだろうか。

けじめをつけさせなきゃならん事案だと思う。

しかし、当の次官はもちろん、

監督する責任のある大臣がとんずらしたまま

「ハニトラじゃないのか」とか、

あるいは、現在では、

「セクハラ罪はない」とか言い出している。

麻生は、

漢字を知らないのは知っている。

しかし、

社会人としてのモラルもないんだということを

この言い訳を通して、

よく理解できた。

この事件の特殊性は、

安倍政権下、

このモラルの無さを、時、折りしもあった

TOKIOの謝罪ニュースが

いわば、毒消しなごとくに

報道されたことかな。

すなわち、

財務省の事務次官がしたモラル違反は、

TOKIOの謝罪との対比で

明らかに非難に値しないと言わんばかりだ。

しかし、本当にそうなのか。

福田淳一はという

事務次官が求めたのは、

上に述べたように当該女性記者との

肉体関係だ。

愛情があったとしても

「不倫」

として世間から責められる。

次官がその女性にやらせようとしたのは、

「売春」だよ。

なぜ、不問にしてすまされるんだ。

取って付けたような

退職金のあるやなしやの減額で曖昧にされていい事柄じゃないぞ。

麻生などは、

この大甘の財務省の

「セクハラはあった」という認識さえ

無視している

(拙稿「麻生の「親告罪」という言葉の誤用が酷い。セクハラがあったか否か、その判断に加害者の承認など必要であるわけがない」添付の〔資料〕参照。*https://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/a1bce96ebbc5e11dc42a9348b698df20)。

財務省が保持する情報は、

情報の発信を業とする記者にとって

対価としての意味を有する。

つまり、次官が垂れ流す情報は、

記者にとって

財務省という役所が公務を行う中で得た得た、

すなわち、国民の知る権利の対象となる知的財産の素材だ。

売春は、

罪だ。

買春の方は、

罰せられない。

しかし、犯罪として罪の軽重を論ずる場合、

着眼されるのは、

法によって守ろうとする利益だ。

売春によって、

害されるのは女性の性的自由だ。

強姦は、

物理的力によって、

これを害する。

売春の場合、

経済的な対価的な誘因によってこれを害する。

セクハラの場合は、

女性が踏みとどまる限り、

売春にならならないという反論があるかと思う。

しかし、女性の性的な自由を害する意図において、

腕力を使うか、薬物を使うか、

甘言を弄するかの違いはあっても、

侵害される

女性の利益は同じだということ、

忘れてはいけない。

この点がセクハラが犯罪行為と言えなくても

社会的に断罪される根本的な理由だ。

麻生は、

この害される女性側の利益に対する

配慮がなさ過ぎる。

この面、見てやって欲しい。


転載元:木野龍逸 (Ryuichi KINO)@kinoryuichiさんのツイート〔0:22 - 2018年5月5日

「殺せば」殺人として処断される。

しかし、「自殺ならば」お咎めなしだ。

次官が

性的言動で女性を侮辱したのは、

今回限りではない。

被害者は何人いるのかわからない。

それらの被害者本人や

親族からすれば、

大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、

「命を絶たれる」人間の関係が

そこにあるのだ。

庶民の側からすれば、

当然に、斟酌される事柄だ。

しかるに、それが一顧だにされないことが明らかになった。

為政者と言うのは、

自分を度外したルールを作れば、

誰もそれに従わなくなる

ということ、知らなければないないと思う。

麻生が

分かってないのは、

まさにこの点なのだな。

彼がふんぞり返って「セクハラ罪はない」という姿には

救い難い傲慢さを感じる。

「自殺は罪じゃない」と言い放ち、

自殺に追いやった

加害者が

自殺した人間の遺族を前にして弁明しているのと同じだ。

なのに、

その認識がない愚か者の姿がそこにあるだけだ。

そこで、はたと気がついた、

TOKIOのメンバーたちの謝罪は、

この麻生の傲慢さを見えにくくさせるためにやっているんだ、と。

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