NPO法人安心運転支援センター 法人直通携帯電話080-5802-7967

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理事会と総会は7月26日(木)18:00九週間後福祉大学

2012年07月20日 07時20分26秒 | 日記
NPO法人 安心運転支援センター会員各位

理事長の西島です。
ご多忙中とおもいますが、理事会・総会を7月26日(木)18:00から
九州看護福祉大学本館5階の演習室で行います。
詳しい教室案内は、当日に本館1階のエレベータホールに掲示します。

議題は、前年度の事業報告、収支報告。今年度の事業計画、予算案などです。
関係各位の準備をお願いします。

当法人のホームページは、下記です。クリックください。

http://blog.goo.ne.jp/npoansinuntensienc/



8/24(金) 予備実験(実験方法、コースの試行)

2012年07月17日 22時14分07秒 | 日記
8/24(金) 予備実験(実験方法、コースの試行)
8/30(木) 実験
8/31(金) 実験

9/12(水) 実験
9/13(木) 実験

実験車(2台=N-ペダル装着車1台、従来型ペダル装着車1台)は、大方準備が整いました。当該車両には、補助ブレーキ、エンジンキルスイッチ、
などの安全装備を装着いたしました。8/20の週に貴施設に実験車を車両運搬車で搬入させていただきたいと思います。
なお実験は、1日5人(午前2人、午後3人程度)を目安に実施したいと計画しております。
実験では、被験者が運転中に外乱を与えます都合上、お貸しいただきます被験者の控室からは実験中のコースが見えない場所でお願いいたします。
実験以前に準備する書類、打ち合わせが必要であればどうぞお申しつけくださいますようお願い申し上げます。

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大野一郎



総会の時期

2012年07月12日 14時38分33秒 | 日記
NPO法人安心運転支援センター関係各位

今年も早7月になりました。
会員の皆様、ご清栄のことと存じます。西島です。

さて、8月から9月にかけ、実車実験を予定しています。
各位のご協力をお願いします。

今月か来月の都合の良い日程で理事会と総会(困難な場合は、今後の事業計画打ち合わせ)を開きたいと思います。

NPO法人の助成金確保の手続きも必要です。
よろしくお願いします。


従来型ペダル装着車及びシングルペダル装着車の実験

2012年07月12日 14時33分30秒 | 日記
レインボー熊本
渡辺研修施設課長様 c/c松永先生(九産大 九大名誉教授) 合志先生(九産大) 林先生(九産大) 隅田康明様(九州大学大学院) 
                西島先生(九州看護福祉大) 鳴瀬社長(ナルセ機材 シングルペダル開発者) 本多社長(ロータスホンダA-1)
           

メールありがとうございます。また8/24(予備実験)、8/30、8/31(本実験)についての御許可ありがとうございました。
9/12及び9/13
についても大変ありがとうございました。感謝申し上げます。

実験車(2台、従来型ペダル装着車及びシングルペダル装着車)に助手席側補助ブレーキ、エンジンキルスイッチ
助手席側補助アクセル(被験者外乱用)及び被験者(運転者)ペダル操作出力装置を装着、改修工事中です。

このうちエンジンキルスイッチや補助ブレーキ及びアクセル装置は今週中に装着できる見込み(2台)になりました。
改修工事詳細については逐次ご連絡申し上げます。今回の実験のご協力に重ねて感謝いたします。実験に係わる

対人対物(施設賠償)搭乗者損害保険については、対人(無制限)、対物(1000万円)、搭乗者(1000万円)でいつでも加入可能となりました。
よろしくお願いいたします。

大野一郎

From: watanabe
Sent: Wednesday, June 27, 2012 10:15 AM
To: 大野一郎
Subject: 【レインボー熊本】実車実験について

九州産業大学 
情報科学研究科 
合志研究室  大野一郎 様

この度は、当センターご利用計画ありがとうございます。
さて、9月の実験候補日を下記にご連絡いたします。

≪候補日≫
①9月12日(水)
②9月13日(木)

以上となります。ご検討の程宜しくお願いいたします。
今後とも宜しくお願い致します。

ワンペダル関連の熊本日日新聞記事一覧

2012年07月12日 14時26分06秒 | 日記
ワンペダル」の安全性を実証実験 九州産業大大学院研究生の大野さん 玉名・九州看護大学 米学会で公表へ 米国 アメリカ
2012.05.31 朝刊 県北 (全445字) 
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 ペダルの踏み間違いによる車両事故を防ごうと、アクセルとブレーキを一体にした「ワンペダル」の実証実験が30日、玉名市の九州看護福祉大であった。三つの年齢層で実施し、従来のアクセルとブレーキより誤操作が少ないことをデータで示す。

 ワンペダルは同市の機械製造会社「ナルセ機材」が開発した。大型のブレーキペダルの右側に棒状のアクセルレバーがあり、足でレバーを横にスライドさせると加速、踏み込むとブレーキがかかる。

 実験は旧運輸省航空事故調査委員会の元調査官で、九州産業大大学院研究生の大野一郎さん(58)が担当。この日は27~60歳の19人が、模擬運転装置の画面上に出る指示に従って、ワンペダルと従来のペダルを操作した。

 31日まで(1)24歳以下(2)25~69歳(3)70歳以上-の年齢層で実施。7月に実際の車でも実験する予定で、結果は米国の学会で発表する。

 大野さんは「踏み間違いは運転者の不注意だけでなく、構造上の問題。ワンペダルの安全性を科学的に証明したい」と話している。(東本由紀子)

熊本日日新聞社

ブレーキ踏み違い防止でフォーラム 熊本市
2011.10.10 朝刊 市圏 (全384字) 
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 自動車のブレーキとアクセルの踏み間違いによる交通事故の危険性を考える市民フォーラムが9日、熊本市手取本町の県民交流館パレアであった。同市のNPO法人「安心運転支援センター」(理事長・西島衛治九州看護福祉大大学院教授)が2009年から毎年開催している。

 フォーラムには市民や自動車の販売・整備の関係者など約200人が参加した。九州産業大の松永勝也教授(交通心理学)が、踏み間違いによる事故が全国で毎年6千件ほどに上る実態を紹介。「ブレーキもアクセルも踏み下げるため事故が起きる。走行性能よりも安全性を重視した車を製造することが重要だ」と指摘した。

 パネルディスカッションでは、踏み間違いを体験した人が「最初の踏み間違いでパニックに陥り、事故になった」と語った。玉名市の機械製造業、鳴瀬益幸さん(76)が開発した、踏み間違いを防ぐ「ワンペダル」も紹介された。(河北英之)

熊本日日新聞社


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一般会計補正含む提出32議案を発表 玉名市 玉名市議会 地方議会
2011.08.25 朝刊 県北 (全320字) 
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 玉名市は24日、7億7607万円を追加し総額285億6486万円とする2011年度一般会計補正予算など、9月2日開会の定例市議会に提出する32議案(専決4、予算6、決算12、人事5、条例2、その他3)と報告3件を発表した。

 主な補正は、ブレーキとアクセルの踏み間違いを防ぐワンペダルの設置費用の半額を、10人に補助する事業費50万円など。

 同市築地で10年5月13日、コンクリート製のふたが外れていた市道側溝に足をとられ、右足首を骨折した同市の自営業女性(71)に対し、全国市有物件災害共済会から259万円を払うことで示談する。(高宗亮輔)

 日程は次の通り。▽2日 開会▽8、9、12日 一般質問▽13、14日 委員会▽20日 採決、閉会

熊本日日新聞社


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ブレーキ・アクセル一体型の「ワンペダル」取り付けに補助 踏み間違い防止へ、全国初の取り組み 玉名市、20日から
2011.04.06 朝刊 県北 (全434字) 
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 玉名市は、同市で開発されたブレーキ・アクセル一体型ペダル「ワンペダル」を取り付けるドライバーに、費用の一部を補助する。ペダルの踏み間違いによる事故の防止を目的とした全国初の取り組み。20日から先着順で受け付ける。

 ワンペダルは、市内の農水産業機器メーカー経営者が1993年に開発。ブレーキペダルの上に常に足を置いて運転するため、踏み間違いを防ぎ、空走距離も抑えるとされる。過去に事故を経験したドライバーら約170人が全国で利用している。

 市は市内在住者または市内事業所に5年以上勤務する人を対象に、ペダル購入・取り付け費約10万円の50%(上限5万円)を補助する。自己所有のオートマチック車に限る。2011年度当初予算に関連費100万円を計上した。

 市や県警によると、踏み間違いが原因とみられる事故は全国で毎年約7千件発生。県内でも2010年は147件発生しており、このうち19件は重傷事故(重体含む)だった。市生活安全課TEL0968(75)1111。

(高宗亮輔)

熊本日日新聞社


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生活ナビ・お知らせ=ワンペダル装着車試乗会 玉名市の大洋第二自動車学校
2010.09.17 朝刊 便利 (全123字) 
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 ◇ワンペダル装着車試乗会 19日10~16時、玉名市築地の大洋第二自動車学校で。NPO法人安心運転支援センター主催。アクセルとブレーキの踏み間違いを防ぐために開発されたワンペダルを試乗体験できる。無料。ナルセ機材TEL0968(72)5211。

熊本日日新聞社


ワンペダルの有用性知って 玉名市でフォーラム
2010.07.20 朝刊 県北 (全380字) 
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 オートマチック車のブレーキとアクセルの踏み間違いを防ぐ「ワンペダル」の有用性や、操作ミスのメカニズムを知ってもらう市民フォーラムが18日、玉名市の九州看護福祉大であった。

 熊本市のNPO法人安心運転支援センター(理事長・西島衛治九州看護福祉大大学院教授)主催。

 講演した九州産業大大学院の松永勝也教授(認知科学)は「とっさのとき、人間は反射的に普段繰り返している動作をする」とし、踏み間違う原因を「日常の運転でアクセルを踏む回数が多いから」と説明した。

 パネルディスカッションでは、事故体験者らが、踏み間違いによる事故は高齢者に比較的多いことを挙げ「高齢化が進む現状で行政が手を打たないのはおかしい」と訴えた。

 ワンペダルは玉名市の農水産機械製造業を営む鳴瀬益幸さん(74)が開発。ブレーキペダルの右側にアクセルレバーがある一体構造になっている。

(高宗亮輔)

熊本日日新聞社


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サンデー特報=高齢者の「安心運転」支援 玉名市 能力補う装置普及、社会づくり… 移動手段守り地域存続 地方発の活動広がる
2009.07.12 朝刊 解一 (全1,882字) 
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 自動車が生活に不可欠な地方在住の高齢者の「安心運転」を支援するグループが玉名市で活動を始めた。全国でも「高齢者にやさしい自動車開発推進知事連合」が発足するなど、増加する高齢ドライバーを地方からの視点でサポートしようという動きが広がっている。(津山裕二)

         ▽       ▽

 農地に住宅が点在する玉名市岱明町鍋。南千歳さん(75)は、妻の志げ美さん(71)を助手席に乗せ、毎日のように軽自動車を運転する。買い物、通院、時には菊池市の物産館へ。長男夫婦、次男と同居しているが「それぞれ車で仕事に出る。当てにはできない」。

 南さんの車には、ちょっと変わったペダルが付いている。大きなブレーキペダルの右端にレバーのようなアクセル。ペダルの踏み間違いを防ぎ、ブレーキ反応を速める「ワンペダル」だ。玉名市内の機械製造業者が開発した。

 南さんは5年ほど前、足のけがで筋力が落ち、ペダル操作が不安になった。知人の勧めでワンペダルを装着。「よくできている。これがなかったらもう車には乗れなかったかもしれない」。今年は免許更新で、乗り続けるためにも毎日運転するという。

 ●整備業者も注目

 高齢ドライバーは、判断力や反応時間などの低下が指摘される。ワンペダルは、その低下分や操作ミスは技術で補えるという考えだ。従来のペダルが「ドライバーの身体機能の低下に配慮してきたか」という問い掛けでもある。

 「ワンペダルはシンプルで安全。普及活動はわれわれの仕事」というのは同市築地の自動車販売整備業、本多好男さん(60)。高齢者の踏み間違いでの暴走事故が相次ぐ中、ワンペダルの効用を確信している。

 本多さんは「お客さんはどんどん高齢化していく。年を取っても安心して乗り続けられる車が必要なんです」。ワンペダル装着車はまだ100台余りだが、県内の同業者らに効用を訴え、徐々に理解者を増やしている。

 ●有力な産業にも

 本多さんらを中心に今年2月、県内の自動車整備、医療、保険などの関係者が「安心運転支援センター」を設立、7月中にもNPO法人化する。運転に不安を抱える高齢者や障害者が、安心して生活できる地域交通社会づくりを提言。アンケートや情報提供、シンポジウムなどを計画している。

 理事長を務める玉名市の九州看護福祉大の西島衛治教授(人間工学)は言う。「高齢者が自由に移動できる手段を守ってやらなければ、地方に住めなくなる。公共交通機関の現状をみれば自動車に頼るしかない」

 さらに「ワンペダルは、安心を支える一つの選択肢。地元で普及と生産を進めていけば、地場経済浮揚の有力な産業にもなるのではないか」と、高齢者の安心運転を支援することが地域社会の存続と活性化につながると指摘する。

 ●玉名市の鳴瀬さん開発「ワンペダル」 踏み間違い防ぐ

 踏み間違いを防ぐ「ワンペダル」は、玉名市岱明町の機械製造会社経営、鳴瀬益幸さん(73)が1991年に開発した。

 従来型ペダルと交換して装着。ブレーキペダルの右端にアクセルバーがあり、ブレーキペダルに足を乗せたまま、アクセルバーを横方向に動かして加減速する。

 アクセルとブレーキの動作が全く違うので、踏み間違いは起きない。常にブレーキペダルを踏める状態なので、危険を察知してブレーキを踏んで制動がかかるまでの「空走距離」が、従来型の約3分の1という実験データもある。

 鳴瀬さん自身が、ペダルを踏み間違えて衝突事故を起こしそうになったのが開発のきっかけ。米国や日本で特許取得、認可を受けている。装着費用は8万3000円から。ナルセ機材TEL0968(72)5211。

         ◇       ◇

 ◆高齢者にやさしい車開発を 知事連合、メーカーに促す

 65歳以上のドライバーは今後急速に増加、20年後には全国で1700万人に達するとみられる。熊本を含む35道府県知事は5月、「高齢者にやさしい自動車開発推進知事連合」を設立した。

 同連合は、地方の高齢者にとって日常生活の足として自動車は必要不可欠と指摘、高齢ドライバーのニーズに対応した車の必要性を訴えている。

 2010年度までに、高齢者の運転特性などの調査を進め、コンセプトカーを提案、自動車メーカーに開発と実用化を促す。

 今月3日には、自動車工学、加齢医学などの研究者ほか自動車メーカー、高齢者団体の代表らでつくる「開発委員会」が初会合を開いた。

 事務局の福岡県商工部自動車産業振興室では「多様な分野からの意見を基に、これまでにない『高齢者カー』のコンセプトの検討ができる」と話している。

熊本日日新聞社


安全ペダル普及へ推進会議 玉名市で設立総会
2009.02.18 朝刊 県北 (全360字) 
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 自動車のブレーキとアクセルの踏み間違いで起きる事故防止を訴える「安全ペダル普及推進会議」が十六日、設立総会を兼ねた公開セミナーを玉名市の九州看護福祉大で開いた。

 同会議は、同大でユニバーサルデザインを研究する西島衛治教授らが発起人。ブレーキとアクセルが一体となり踏み間違いを起こさない「ワンペダル」開発者の同市の鳴瀬益幸さん(73)や、自動車整備、保険、医療などの関係者も参加しており、近くNPO法人化する予定。

 セミナーには約百人が出席。西島教授が「踏み間違いの事故は増えており、お年寄りが加害者になることもある。安価な装着が可能で、地場産業としても発展できるのでは」などと話した。保険会社の代表者からも普及で事故減少を期待する声があった。

 市内の体育館駐車場で、ワンペダルを取り付けた車の試乗もあった。(内海正樹)

熊本日日新聞社


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自動車ペダルの踏み間違い防止 玉名市で16日公開セミナー
2009.02.15 朝刊 県北 (全360字) 
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 自動車のブレーキとアクセルの踏み間違いで起きる事故の防止を訴える「安全ペダル普及推進会議」が十六日、設立総会を兼ねた公開セミナーを玉名市の九州看護福祉大で開く。

 会議には、同大の西島衛治教授らを発起人に、自動車整備、保険、医療など幅広い分野の人たちが参加している。

 設立趣意書は、オートマチック車の従来型ペダルは「構造的にミスを起こしやすい」と指摘。玉名市内で開発された、ブレーキとアクセルが一体となり踏み間違いを起こさない「ワンペダル」を推奨し、地場の自動車関連産業育成の素材としても有望としている。

 セミナーは午後二時から同大新館棟第一大講義室で。ワンペダル開発者の鳴瀬益幸さんらが工学、医学、保険業などの視点から発表する。ワンペダル装着車の試乗もある。入場無料。同会議TEL0968(72)5211。(津山裕二)

熊本日日新聞社

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記者ノート=「大野さんの無念」受け継ぐ 安全ペダル普及
2008.12.28 朝刊 二社 (全572字) 
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 「大野さんとの約束です」。このほど玉名市であった、自動車のブレーキとアクセルの踏み間違いで起きる事故の防止を訴える「安全ペダル普及推進会議」設立発起人会で、玉名市岱明町の鳴瀬益幸さん(73)は言った。

 「大野さん」とは神奈川県の大野仁士さん。昨年八月、運転中に踏み間違いとみられる事故を起こした。ブレーキのつもりが「踏んでも踏んでも加速して…」。車は道路わきに激突、助手席の妻は死亡。退職後の楽しい旅の途中だった。

 機械製造業を営む鳴瀬さんは、一九九一年に踏み間違いを起こさない画期的な機構の「ワンペダル」を開発した。事故を起こしそうになった体験がきっかけ。米国でも特許を取ったが、これまで取り付けたのは約百台。普及は進まなかった。

 昨年十一月、鳴瀬さんのペダルを知った大野さんは玉名を訪ねた。「このペダルを付けていたら…」。自分のような事故をなくす活動をしたい。それが妻への供養。大野さんは鳴瀬さんに約束して帰った。

 それから一年。大野さんからの連絡は途絶えた。病気で入院。今年十一月に亡くなった。家族は鳴瀬さんに伝えてきた。「早く母のもとに行きたかったのでしょう」

 踏み間違いでの不幸な事故は後を絶たない。その一方で、防ぐ技術は二十年近く前からあった。「大野さんの無念は引き受けた」という鳴瀬さんらの活動が広がるよう願いたい。(津山裕二)

熊本日日新聞社


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「安全ペダル」で踏み間違え事故防げ 普及推進会議、旗揚げへ 玉名市
2008.12.14 朝刊 県北 (全358字) 
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 自動車のブレーキとアクセルを踏み間違えて起きる事故の防止を訴える「安全ペダル普及推進会議」の発起人会が十二日、玉名市の九州看護福祉大であり、来年二月に第一回会議を開くことを決めた。

 同会議は、玉名市の機械メーカーが開発した、踏み間違いのない「ワンペダル」の普及を進めて事故の防止を図るとともに、地場産業活性化に寄与することが目的。

 発起人会には、県内の自動車、保険、医療などの関係者、ワンペダル利用者ら約三十人が出席。代表の西島衛治九州看護福祉大教授が「ワンペダルは優れたユニバーサルデザイン。普及は交通安全に貢献する」などと趣旨を説明した。

 同会議は今後、講演活動、体験・展示会、実験・研究などを展開、NPO法人化を目指し会員を募集している。

 事務局(同大西島研究室)TEL0968(75)1866。(津山裕二)

熊本日日新聞社

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踏み間違い事故防げ!! 12日、「安全ペダル」推進会議 九州看護福祉大の西島教授ら設立
2008.12.09 朝刊 二社 (全568字) 
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 自動車のブレーキとアクセルの踏み間違いで起きる事故の防止などを訴え、玉名市の九州看護福祉大の西島衛治教授(福祉環境工学)らが「安全ペダル普及推進会議」を設立する。十二日に同大で発起人会を開く。

 踏み間違い事故は、オートマチック車に多く発生。駐車場での暴走などで死傷者が相次いでいる。西島教授は、従来のブレーキとアクセルの構造は、ペダルを踏むという動作が同じため操作ミスを起こしやすく、踏み替えにも時間を要すると指摘する。

 玉名市では、一九九一年に機械製造業の鳴瀬益幸さん(73)が、ブレーキとアクセルを一体にした踏み間違いのない構造の「ワンペダル」を開発。九三年に米国特許と国内認可を得て、これまで約百台に取り付けている。

 推進会議は、ワンペダルが(1)操作ミスを防ぎ高齢運転者にも適したユニバーサルデザイン(2)自動車部品として有望で地場産業育成につながる-などの観点から普及活動に取り組むことにした。

 発起人会には、西島教授、鳴瀬さんのほか自動車販売、保険、医療関係者ら十五人が出席。踏み間違いで起きた死亡事故の遺族など全国からの賛同も寄せられている。

 西島教授は「踏み間違いの経験をした人は少なくないはず。ペダルの安全性確保は急務」と会への参加を呼び掛けている。事務局(同教授研究室)TEL0968(75)1866。(津山裕二)

熊本日日新聞社