ツチノコで頭がいっぱい

幼児期に目撃したツチノコにより、その存在を確信。35年間ツチノコ捕獲に情熱を注ぎ、今までに4度の目撃体験あり!。

―― 夜道を照らす怪光 ――

2007-11-16 12:06:55 | Weblog
【画像の説明】
 最近ネット上で「ねこ鍋」なるものが流行っている。海外でも人気が有るらしく、その人気を聞きつけた映像出版社がDVDや写真集として売り出すらしい。他にも「空飛ぶネコ」という写真も話題になっていて、こちらも写真集になるという。猫で儲かるなら、ツチノコでも良くはないだろうか。そう思って描いたのが上掲の「ツチナベ」である。「空飛ぶツチノコ」は当たり前すぎて面白くはないが、ツチナベは愛嬌が有って人気が出そうだ。だから「ねこ鍋」人気が下降線を下り始める前に、何とかしてツチノコの生体を確保して鍋にぶち込みたいと熱望する今日この頃である。そう言えば、昔「なめねこ」というものが巷を闊歩したが、案外「ナメツチ」でもメガヒットするかも……いやいや、有り得ないでしょうね。
 

▲▼ 不気味な体験 ▼▲

 ツチノコの探索中に不気味な体験や不思議な経験をすることは数多い。特に、一人で探索に出かけた時に多く経験するものだ。そんな時、場所が鬱蒼として木々に覆われた山の中だったりするとパニックを起こすこともある。またある時など、硬直して動けなくなったことすら経験している。そんな体験のいくつかを綴ってみたい。

■ 夜道を照らす怪光 ■

 以前、このブログに書いた長野県下高井郡山ノ内町に二度目の探索を試みた時の体験だから、昭和49年の夏のことになる。
 
 私は山ノ内町大字夜間瀬にある「長元荘」というロッヂに宿泊して探索に明け暮れていたのだが、その滞在中に麓の村で盆踊りが催されると知って出かける事にした。夕食を済ませて長元荘を出た時は既に日も傾いていた。私が懐中電灯を持って玄関に向うと、帳場から出てきた長元荘のご主人が「夜道は危険だから車で行きなさい」と、そう進言してくれた。しかし、私はどうしても歩いて行きたいと説得した。するとご主人は不承不承、麓の村までは一本道で40分ほどの道程だと教えてくれた。
 外へ出ると、満天の星明りに照らされ懐中電灯が不要なほどだった。やがて五分ほど下った辺りで枝道を発見した私は「多分、麓までの近道に違いない」と判断し、迷わず枝道に足を向けた。結構な道幅のある枝道だったが、懐中電灯で用心深く足元を照らして歩く事にした。
 暫く歩いていると、それまで頭上に輝いていた満点の星が全く見えなくなっていることに気づいた。不思議に思い懐中電灯で頭上を照らすと樹木が天を覆っているではないか。まるで木々に蓋をされたような状態なのである。引き返して本道を行こうかとも思ったが、私は面倒くささも手伝いそのまま懐中電灯を片手に、緩やかな傾斜を歩き始めた。
 時折、懐中電灯の明りを目指して蛾や小虫が飛んでくる以外、これといって何の変哲も無いなだらかな坂道だった。しかし、五分ほど歩いた時、一変して道幅が狭くなりデコボコ道に豹変したのだ。しかも歩くたびに木の枝やクモの巣が顔を撫でるという按配である。
 私は手にした懐中電灯を気忙しく上下させながら歩いていた。すると突然、何の前触れも無く懐中電灯の明かりが消えたのである。叩いても振っても、ウンともスンともだった。生れて初めて経験する漆黒の闇だ。舞台上の暗転中より真っ暗だった。
 
 と、ここまで書いた時、非常呼集がかかってしまいました! 実は、今日が公演の初日です。   続きは今夜かな?