九州神社紀行-ブログ

北九州近郊を中心に神社および周辺風景の撮影日記です。

肥後國一の宮 阿蘇神社(熊本県阿蘇市)

2006-11-19 12:52:45 | 神社参拝ー九州
 肥後國一の宮 阿蘇神社(熊本県阿蘇市)フォトギャラリー(九州、沖縄)に掲載しました。

 阿蘇神社(あそじんじゃ)
<通称>肥後一の宮(ひごいちのみや)
式内社 肥後國阿蘇郡 健磐龍命神社 名神大
式内社 肥後國阿蘇郡 阿蘇比神社
 肥後國一宮
 旧官幣大社
【鎮座地】〒869-2612 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1 旧肥後国 阿蘇郡
【御祭神】健磐龍命 阿蘇都比命 國龍神 比御子神 彦御子神 若比神 新彦神 新比神 若彦神 彌比神 速瓶玉命 金凝神
 (配祀)延喜式内社三一三二神
【御由緒】
  阿蘇神社由緒略記
一、御祭神
   併せて十三座のうち延喜式所載三座
  一の宮 建磐龍命(たけいわたつのみこと)
  二の宮 阿蘇都媛命(あそつひめのみこと)
 十一の宮 国造速瓶玉命(くにのみやつこはやみかたまのみこと)

二、御由緒
   神社の創立、社伝に孝霊天皇九年(西暦前280年)御子速瓶玉命 阿蘇宮を創建すと傳ふ
   景行天皇十八年 惟人命(御孫、彦御子神)初代大宮司として祭祀を司る。爾来連綿として九十代現宮司に至る。

三、御神徳
   国土開拓の功業を第一とし殖産、農工、商の守護神、また肥後国の一の宮 総鎮守の大神として広く氏子崇敬者の生業、家庭の安全を守護さる。

四、御社殿              建立年度
   一の御殿(正面向かって左)  天保十一年
   二の御殿(正面向かって右)  天保十二年
   別殿 (真正面)       天保十三年
   楼門(二層楼山門式)     嘉永 二年
   拝殿、祝詞殿、翼廊      昭和二十三年

五、年間の祭事
   御田植神幸祭     通称おんだ祭、7月28日
   卯の祭、田作祭    3月中卯の日より卯の日の間
   火振神事(御前迎へ) 田作祭の中申の日の神事
              参道は火の海と化す
   祭りあげ(田作神事) 田作祭、亥の日の神事
   田實神事(放生會)  9月25日、流鏑馬あり
   節分祭        二月節分当日、古式による疫神鎮めの神事あり
(境内案内板より) 

北門守社
 祭神 豊盤門戸神(とよいわまど)
    櫛盤門戸神(くしいわまど)
  阿蘇神社の参道は古来横参道で南と北に夫々御門がありましたがこの門の開閉を司り神社の門番の役務に任ずる神として
  南北の参道入口に夫々門守の神を祀りました。
 祭日は12月12日です。
  (案内板より) 

  神の泉
 神の泉の由来
一の宮町はむかしより地下水の噴出する〔清泉の町]として知られております。
とくにこの神域に湧き出ずる水は、美味豊潤な神の泉として珍重され不老長寿の水として多くの人々に飲用されています。

阿蘇神社の大楼門
 この建物は、江戸末期の嘉永二年に(155年前)復興、再建されたのです。
様式は十二脚唐門、上層両妻づくり、下層四方卸し、唐破風付けなどのむつかしい用語で記録されていますが、俗に、二層楼山門式と呼んでいます。
 高さは70尺(21m)
お宮の楼門として二階づくりはユニークであり、これは仏教の影響とも考えれます。
 スケールは豪壮にして優美、全体に繊細な技術工夫がなされており、今では珍しくなった木造の楼門建築の粋をこらした貴重な文化遺産と申せましょう。
 正面の「阿蘇神社」の大きな額は、有栖川熾仁親王の御染筆。
 (案内板より)

楼門から拝殿 
現在の拝殿は祝詞殿、翼廊とともに戦後の昭和23年の竣工

 一の神殿
総ケヤキ造、天保十一年建立、拝殿の奥、瑞垣内に向かって左にあります。
 主祭神 建磐龍命 他、男神四神を祀ってあります。

  二の神殿
拝殿右手にあります、二の宮阿蘇都比命 他、女神四神を祀ってあります。
 天保12年建立、現在修復工事中です。

   別殿
 昭和29年、常陸宮殿下お手植えの松から別殿
拝殿の奥正面にあります、天保十三年建立、国造速瓶玉命、金凝神を祀ってあります。

社殿全景
 右から楼門、拝殿、一の神殿、二の神殿(工事中)、別殿

  阿蘇高砂の松(縁むすびの松)
 謡曲高砂で有名な阿蘇大宮司友成卿(当社第26代宮司)が1060年前に播州尾上から名高い松の実を持ち帰って植えた松。縁結びに霊験があるとされています。
 お詣りの方法
男性は「左より2回」女性は「右より2回」松の周囲を廻り祈念(おいのり)します。

  願かけ石
 御祭神阿蘇大明神がもろもろの願いをこめて額づかれたといわれるこの石は願かけの石としてまつられています。
 なお祈念にあたってはまず心に願いごとを念じ、この神石を撫でること三度更に願いごとを唱えるべしとある。

教育勅語の碑
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