九州神社紀行-ブログ

北九州近郊を中心に神社および周辺風景の撮影日記です。

丹生川上神社下社(奈良県下市町)

2008-09-03 10:33:17 | 神社参拝ー近畿
 丹生川上神社下社(奈良県下市町)を掲載しました。

 丹生川上神社下社(にうかわかみじんじゃしもしゃ)
【鎮座地】〒638-0021 奈良県吉野郡下市町大字長谷1-1 旧大和国 吉野郡
【御祭神】闇靇神
【例祭】 6月1日 例祭
【旧社格等】旧官幣大社(現別表神社)
      二十二社
      式内社 大和國吉野郡 丹生川上神社 名神大 月次新嘗
【御由緒】
  丹生川上神社下社由緒
御祭神
 闇靇神(クラオカミノカミ)
 いざなぎ、いざなみ二尊の御子神
御創建
 天武天皇白鳳四年(六七六)「人声聞えざる深山に宮柱を立て祭祀せば、天下の ために甘雨を降らし霖雨を止めむ」との御神誨に因り創建された古社である。
御例祭
 六月一日
御神格
 延喜式の名神大社二十二社の一社
 元官幣大社 明治四年列格
御鎮座地
 丹生川の川上 丹生山
 神武天皇御東征の途御親祭遊ばされた地である。
朝廷の尊崇
 天平宝宇七年(七六三)幣帛の外、特に黒毛の馬を奉献される。その後、祈雨に は黒馬、祈晴には白馬を献ずることが恒例とされた。
 孝明天皇安政元年(一八五四)に「外患惧服国家清平」の祈祷を仰付けられた。
御神徳
 大気を浄化し、万物生成化育の根源たる水を主宰遊ばされ、地球上のありとあら ゆる物質の上に、はかり知れない恩恵を垂れ給い、守護あらせられるいのちの神 様である。
 (境内由緒掲示板より)

 奈良県の中部、吉野郡下市町にあります。近鉄吉野線「下市口」駅から国道309号線をおよそ10km南下、長谷地区の道路沿いに鎮座しています。

 丹生川沿いに並ぶ神社の幟

 境内入口の社号碑には「官幣大社丹生川上神社 下社」裏に大正三年三月 奉建立とありますのでこの当時から「丹生川上神社下社」が正式名称のようです。

   鳥居から社叢
 神域はおよそ5千坪、樹齢500年の大杉はじめ樫、椎等の巨樹に覆われています。

 社殿全景社殿は瑞垣に囲まれた一段高い位置に拝殿、さらにかなり高い斜面に本殿が配置されています。

 拝殿前の鳥居階段を上るとすぐに少し小ぶりの鳥居、その奥数mで拝殿です。
 拝殿の屋根の向こう、鬱蒼とした森の中に本殿の屋根がわずかに見られます。
 
  拝殿横に長い構造です。

 拝殿から本殿を結ぶ階段
屋根つきの渡り廊下です、写真で見るよりかなりの急勾配できれいな石垣の上に建てられています。

 拝殿から本殿を結ぶ階段の内部

 本殿階段の先の石垣の上に全容は見えませんが、わずかに千木、鰹木が見えます。

  牛石と蛙石
境内入口の鳥居をくぐって左にあります、左の牛石は大正天皇の御大典を記念して丹生区より奉納とありますので、大正4年(1915)に奉納されています。これだけの巨岩が運ばれていますので当事の苦労が偲ばれます。
 右は蛙石と呼ばれ、隣の牛のゆっくりとした動作に対し、蛙は飛び上がる瞬発力を持っていることから「静と動」を表しており、人生のものごとを決めるときの教訓として置かれたとあります。

 産霊石(むすびいし)よくある陰陽石ですがこれは合体したものとのことです。
拝殿右手前にあります、一心同体の女神の神皇産霊神(カミムスビ)と男神の高皇産霊神(タカムスビ)の象徴です。

  御神水
拝殿の直ぐ左にあります、「名水いのちの水、丹生(にふ)の御食(みく)の井」そばの手動式ポンプで汲みます。

 丹生川漁業組合事務所境内に隣接してあります、こんな山奥に漁業組合とありましたので不思議に思いましたが、丹生川ではかつては川魚もかなり獲れたものと思われます。
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