能登半島

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南極観測隊と輪島の塩せんべい

2007-12-19 | 能登のおいしんぼ
第49次南極地域観測隊(伊村智隊長以下、約50名)の第1陣が2007年12月17日、これが最後の航海となる観測船「しらせ」(品川隆艦長)からヘリコプターで出発、南極・昭和基地に到着したそうです。12月18日からは、本格的に昭和基地入りし、夏の観測活動などを始めるなど野外観測も本格化し、第48次隊との引き継ぎも行い、越冬に備えます。

南極地域観測隊といえば、何年か前にたまたま知り合いが参加することになり、手土産としてよく持っていっていた輪島のお菓子「塩せんべい」を差し入れたことがあります。観測隊隊員の皆さんからは「シンプルで飽きない味、しかも日持ちする」と大好評でした(軽いのでたくさん持って行けました!)。その時は、輪島市朝市通りの「橋本せんべい店」の塩せんべいを持っていってもらいましたが、残念ながら今は閉店してありません・・・

輪島の「塩せんべい」は小麦粉と塩だけで作った素朴な「せんべい(煎餅)」で、昔、輪島が素麺の一大産地だった頃に、素麺を作る際に出た半端な生地でせんべいを焼いたのが始まりと言われています。味は昆布・甘エビ・クロゴマ・ピーナッツなどがのせられたものがあり、薄くて、しかもとっても固くて、懐かしい味がします。輪島には「橋本せんべい店」以外にも何軒か「せんべやさん」がありますが、中でも大畑のおじいちゃんの焼いたものは入手困難なプレミアせんべいとして、塩せんべいマニア垂涎の品となっています

南極観測船「しらせ」(1万1600トン)は海上自衛隊の砕氷艦として建造され、「宗谷」「ふじ」の後継として1982年就役し約4,000名の南極地域観測隊を運んできましたが、老朽化により退役が決まり、今回(25回目)が最後の航海となり、来年2008年4月中旬に日本に帰港し観測船としての役割を終える予定です。2009年5月に就役する新南極観測船(1万2500トン)の船名も「しらせ」となることが決まっています。

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