能登半島

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能登の雪

2006-12-22 | 能登雑記
北陸地方では去年の冬(2005年~2006年)12月に降った雪としては記録的な大雪となりましたが、今年の能登半島は穏やかな冬となっています。一部の山間の地域を除けば海岸沿いや主要な道路沿いには雪はありません。

ところで、能登半島は日本海に大きく突き出しているため、季節風の影響を受けやすく、季節の移り変わりがはっきりしていると言われています。一般的に北陸は豪雪地帯として知られ冬は雪に閉ざされているイメージがありますが、意外と能登は積雪が少ない地域です。

日本海側に雪が多いのは、冬場シベリアから吹き付ける乾いた冷たい季節風が日本海で対馬海流(暖流)の水蒸気を大量に吸い上げ雲となって日本海側の山脈にぶつかり雪が降ります。ところが能登にはぶつかるような高い山が無いため比較的降雪が少なくなっているようです。

能登の海沿いの地域では30cmも雪が降れば大雪です。能登の雪は少し積もっては融け、またちょっと積もっては融けをひと冬繰り返します。12月~2月にかけての極端な日照時間の少なさと強い季節風が能登が雪に閉ざされた地域のように思わせているようです。

※能登半島は暖流の対馬海流の影響で冬でも比較的温暖(あったかという意味ではありません)です。気温が氷点下に下がる日は僅かですが、晴れ間がほとんど無く北風が強いため体感温度は低く感覚的にも寒い日が多く感じます。能登の日照時間は全国的に低い方ですが、3月~11月に関しては東京と比べた場合、能登の方が日照時間が多く明るいと言えるのですが、12月~2月の厳冬期は極端に日照が減ってしまいます。

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