能登半島

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しただめ

2011-09-30 | 能登のおいしんぼ

磯に棲む巻貝"しただめ"の塩茹でです

"しただめ"は"しただみ"とも呼ばれ、大きさは親指の先ぐらいが標準。
地域によって"がんがら""ニナ貝""つぶ""つんぶ"なんて呼ばれかたもしているようで、旬は夏で磯のいい香りがするとってもおいしい貝です。

子供ころは近所の海岸に引き潮になる時間を狙って行き、磯の岩にくっついている"しただめ"をよく採ってきました。
"しただめ採り"は波打ち際の岩場で大人の管理・指導が必要があれば小学生高学年以上なら比較的簡単にできますが、危険が伴うのでくれぐれも注意が必要です。

(海での採取については漁業権の問題もあるので、マナーを守って漁師さんなどの迷惑にならようにしてください。大量採取は問題外です)



採ってきた"しただめ"は簡単に砂出しをして、さっと水洗いしてから塩茹でします。
貝殻には海藻なんかがくっついていて苔っぽいものもありますが、気にしない
別に汚いものではないので私は掃除することはありません

茹でるときの塩加減は薄塩にするのがポイント。

"しただめ"は水の中に入れて 沸騰してから約15分程で出来上がり。
茹で過ぎると旨味が出てしまうので注意してください

食べるときは、マチ針などを突き刺してくるりんと回して中身を引っ張り出しますが、最後まで切れずにくるりんと取れるとちょっと嬉しくなってしまいます
磯の香りがちょっと強く、僅かに苦味もあったりするので好き嫌いもありますが、子供のころはおやつがわり、大人になってからは酒の肴によく食べています。
海とふるさとを感じさせてくれるひと品です



取り出した"しただめ"の身はそのまま食べるほかに、甘辛く煮付けたり、味噌漬けにして保存食としてもいただきます
冷凍すると磯臭さがなくなるそうですが、美味さ半減のような気がして試したことはありません
調理用に使う場合はたくさん用意しなきゃいけませんが、身を取り出す作業は大変なので、ちょっと覚悟が必要です。 



今回食べた"しただめ"は、輪島市内で地物食材をよく扱うスーパーで買ったもので輪島産です。
ちいさなサザエも混ざっていて、ちょっと得した気分です



能登空港ターミナルビル3Fにあるレストランあんのんの夏の能登丼は内浦産(富山湾側)のサザエとしただめを使った丼です。
(9月末で提供期間が終わるので注意)

のっぴー丼(さざえ丼、汁物・香物・小鉢/1,500円)  
提供期間7~9月

◇能登空港レストラン あんのん
輪島市三井町洲衛10-11-1能登空港内
TEL0768-26-2530
営業時間/9:00~16:00、定休日無休
※食事メニューは11:00~


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