のりひめのひとりごと Monologue of Noriko

2012年からオーストラリアと日本を行き来しています。日常のいろいろを書いてます。

のりひめの過去ばなし34.講師活動もしてました

2011-07-19 16:15:35 | のりひめの過去ばなし
関根典子です
ビジネス書の出版をめざし、ただいま過去の棚卸中で~す
よかったらコメントなどいただければ幸いです

●ビギナーズセミナーや女性企業家セミナーなどの講師活動

2001年の春のことです。
「高野さん、今度講演してくれない?」と、静岡の会員さんからいわれました。
「え?私ですか?」
「そうそう、あなた」

 きけば地元でたくさんの経営者のみなさんが集まっている会合で、
靴屋さんのときの販売会の話や、自分の話をしてほしいというのです。
70名の前で一時間半だそうです。

 セミナーは何度かしていたのですが、講演は経験がありませんでした。
その会合では、松下幸之助氏の勉強をしていて、社員道の話があり、
私が会社員だった頃の話をそのまましてくれればよいといってくれたのです。
 
 こういうお話をいただいたのも、靴屋さんでいろいろな経験をさせてもらい、
その後独立して会員制組織の立ち上げのお手伝いをさせていただいたおかげです。
 資料を作りながらふしぎなつながりへの感謝の気持ちがふつふつと
わきあがってきました。

どきどきしながらひとりで静岡に向かい、立派な会場で話をさせて
いただきました。
 温かいみなさんが熱心にきいてくれて、緊張もどこへやら、
楽しくあっという間に一時間半話し終えることができました。
その後の懇親会でもずいぶん年上の方も多かったのですが、
楽しくさせていただき、嬉しくてその夜はなかなか寝付けませんでした。

 その後も、同じ静岡の会員さんが、今度は袋井市の青年会議所(JC)から
「人生を企画する講座」を2回セットで行って欲しいといってくれました。
今度はJCですから二代目社長さんが多いのですが、1ヶ月に1回ずつ行って、
人生の企画についてみんなで考えました。

 人生について予定をたてたり発表したりする中で、
わたしも、初めて自分の予定に「結婚」といれてみたのがそのときです。
29歳で初めて企画書を書いてそれから7年、一度も人生の未来のところに
「結婚」と書いたことがありませんでした。
 みんなが企画書を書いている時間に、自分でも作っていたのです。

「Fさん、わたし初めて「結婚」って書いちゃった」とわたしを呼んでくれた
静岡の会員さんにいいました。
「え?初めて? で、いつ結婚するの?」
「う~ん 42歳くらいかな」
「もうちょっと早くてもいいんじゃない?」
「そおねえ~~~・・・」

 わたしはそれから3年、39歳で結婚しました。
 やっぱり書くって大事ですね。

 話を戻しましょう。JCのみんなは40歳以下。
若くて大酒のみで、講座のあとは朝まで大騒ぎの飲み会、
めちゃくちゃ楽しい経験でした。
地元でがんばっている企業が集まっていて、建設、不動産、資材、足場、機械など
そこにいる人たちだけで家もビルも立つようなネットワークでした。

 思えば、この静岡の経験も、地元企業の創業者のそうそうたる人たちと、
二代目社長の若手経営者と交流ができて、大変貴重な体験となりました。


 2002年の秋から冬にかけ、アビリティガーデンという雇用促進事業団での
セミナーもありました。
講師仲間と分担して3回ずつ、現在求職中の人たちに向けて開催される
セミナーです。

 わたしは人生の企画とマーケティングの企画と発想法の部分を担当しました。
 こちらはサラリーマンを経験してこれから別の会社のサラリーマンになる方々です。
 これからの不安があるなかでのセミナーですので、なんとか元気を出して、
自分に自信がもてるような講座にしようと思いました。

 12回コースで、大変実践的だったと、受講生の皆さんの評判がよかったそうです。
 受講生の皆さんとはその後しばらく忘年会などで交流していました。


 女性起業家セミナーというのも2002~3年に集中して何回かありました。
東京都の依頼だったり、群馬県の依頼だったり、そのつてで中小企業診断士の方の
お手伝いでまた東京で開催したり、別のセミナー運営している企業からまた依頼が
きたりなど、次々とありました。

 そこでも発想法やマーケティングの講座を行いました。
これから起業される女性の方が対象ですから、みんなやる気があり、
自分のできることで社会の役に立とうと懸命で、未来にまっすぐにむかっています。
とてもすがすがしい気持ちがしたものでした。


 2002年と2003年には、東京都の依頼で製造業の方向けのセミナーを
2クール、営業やマーケティングの部分を担当させていただきました。
 真珠アクセサリーの留め具とか、鉄道トンネル用の長いLEDとか、
車のボンネットの中に貼る緊急用の発光シール世界シェアナンバーワンの会社とか、
金型ならどんなものでも作りますという会社や、
カメラの三脚の上につける雲台(うんだい)を作っている会社など、
さまざまです。
 作るのは得意だけど売るのが苦手、ということで、製造業の方対象に
東京都主催で、売り方のセミナーが行われたのでした。

 営業の企画設計の方法を組み立てるときに、受講生の皆さんが苦労しながら
がんばっていたのがいまでも思い出されます。
製造業の皆さん、設計はお手の物なので、いったん方法が分かると目が覚めるように
どんどん営業のアイデアがでてきたものでした。
 やっぱり日本の製造業はすごいんです。


 また、企画ビギナーズ向けのセミナーというのも、渋谷で旅行や英会話などの
会員組織を運営している会社で6回行わせていただきました。
 発想法と企画書作成のセミナーで参加者は毎回20名~30名ほど、
20代~30代前半くらいの方が多い、軽めの楽しい雰囲気のセミナーでした。
 集客はこの会社でしていたのですが、一度定員に満たなくて、10名ほどの参加者
になったことがありました。

 せっかくの少人数なので、みんなでおせんべいを食べながら、
商品のポジショニングについて勉強したり発想したりという構成にしました。
 この回では和気あいあいとみんなが仲良くなり、終わったあとも懇親会で
盛り上がりました。これは2001年のことで、今から10年前になりますが、
参加してくれた上重さん、白石さん、斉藤さん、冨田さんはいまでも仲良くして
いただいています。 

 このセミナーのあとも上重さんがみんなに声をかけてたびたび飲み会をして
くれたおかげで人間関係がずっとつながり、上重さん白石さんとは一緒に一昨年、
NPO法人ふるさとイベント協議会を立ち上げ、毎年農業応援コンサートイベントを
開催するほどになりました。
 あれから10年もたつと、みんな企業でのポジションも上がり、経験や実績を
積み重ねていい大人、40代(中年?)になりました。
 30代は会社の仕事で目一杯で、みんな徹夜したり無理ばかりしていましたが、
そろそろ仲間であちこち旅行にも行けたり、おやじバンドをやったり、
おいしいお酒を飲みに行ったりできるようになってきました。
 こうなったらみんな一生ものの友達です。

 セミナーは外に出て行って今日はじめて会う知らない人を対象に、毎回どきどき
しながら開催していましたが、そこはまさに人生の勉強の材料の宝庫で、
ほんとうにありがたいチャンスでした。
 先生といわれるとなんだか恥ずかしくて、勉強させてもらっているのは
わたしのほうなのに、といつも思っていたものでした。


読んでいただきありがとうございます。
次回は ●夫との出会い で~す

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