障子に明るい陽射しが映っている、今日は朝からいい日だろうと期待して障子を開ける。
ガラスを通して入ってくる陽の光の暖かさは、ストーブで温まった室内よりも暖かい。
市日に買い物に来る人も、店開く人も、以前に比べるとぐんと少なくなってきた。
やはりスパーやホームセンターなど大型店が進出してきたことが影響を与えているのだろう。
たまたま出店していた鍛冶屋さんからしばらく話を聞いた。
花輪や毛馬内には数軒の鍛冶屋があったが廃業したところもあり、
続けていたとしても自分では作らなくなっているらしい、
このとき店を出していた人は、残り少ない鍛冶職人だという
鹿角の基幹産業である農業・林業・果樹・牧畜・鉱山などでも、鉈や鎌などは必需品、
様々な用途のものが並んでいた。
熊猟に欠かせないマタギの袋ナガサなどは、アウトドア系の人からも時々注文があるという。
ラベルに書かれた数字が、せめてせめて一桁小さかったらその場で買えたのになぁ。