里山遊歩

かづの野遊び研究所

晴れた日は、野に、山に、川に、
部屋の中にとじこもっていてはもったいないもったいない。

薪ストーブ

2021-12-11 | 田舎なれども
薪ストーブは 電気や石油と違ってスイッチポンで暖かくならない。
山で木を切ってストーブで燃やせる薪にするまで大変、
火をつけるまでこれまた大変、乾燥してなければうまく燃えない、
下手すれば煙にむせぶし、火災報知器は鳴るし、まだまだある。
でも薪ストーブの暖かさ加減は、石油ストーブからは伝わってこない。


本屋に寄ると「山猫珈琲上巻」がまだ棚にあったので購入してきた。
下巻は冬景色もいいカフェの指定席で読んだが、
上巻は談話室で、薪ストーブの揺らめく暖かさを感じながら読む、お昼まで半分ほど進んだ。





    

箒づくり イネコキ

2021-11-05 | 田舎なれども
住宅街に残った小さな田(前の東京オリンピック頃には住宅地になった)、
竹のハサに掛けた稲がほどよく乾燥し終わったころ
イネコキやトウミ等の農具を田に出して行なっていた光景が子どもの頃の記憶にある。

そのイネコキ(当時の農家数以上の数だけあったろう、まだ使えるものが残っているのだ)を
使ってホウキモロコシの種子を取り除くことからホウキづくりははじまる。



稲と違うのは、材料として必要な方は、穂の方である。
イネコキだけでは完全にとれないので、そのあと残った種子を一つ一つを取り除く作業があり、
この地味な作業を黙々と続ける、自分には向いてそうもない、箒つくりも大変だな。
 
それぞれのイネコキにつけられている板に
右から左へと書かれている商品名や生産地などに興味をそそる。





    

あと一歩で世界遺産、ストーンサークル

2021-06-06 | 田舎なれども
先月26日、大湯環状列石が含まれる「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、
遺産の一覧表に登録するようにユネスコに勧告しました。
 
花輪の帰りに寄ってみましたが、野中堂の方に見学者が1名、相変らずの光景、
スト館で様子を聞くと、勧告のあと来訪者は増えているそうです。



昭和7年12月12日に発見され地元の人々によって大切に守られてきた大湯環状列石は、
その長いあいだには紆余曲折はあったものの、
7月には世界遺産委員会で世界文化遺産に決定されます。
鴨がネギを背負ってくるネギへの期待より、
今まで以上に鴨を守リ将来に伝えていくことが地元に託された役割だと思います。





   

五平こけし

2021-04-05 | 田舎なれども
下の湯のゲストハウスYuzaka・kotoriusagiにコーヒーを飲みに行く。
年末寄ったとき伝統こけしが並んでおり、
そのなかに五平こけしがあったので、今回写真を撮らせていただいた。



五平さんは、吉弥さん(3月18日にアップ)の師匠にあたる人で、
諏訪冨多氏に招かれて、大湯温泉で50年ほど五平こけしを製作していという。
裏に77歳とあるので、五平さんが病に倒れる直前の作品であろう。






風がない朝、湯気が

2021-01-28 | 田舎なれども

近づくと硫黄の臭いが漂っていたり、そこいら中から湯気がたっていたり、
街の中心に大きな湯壺があったり、
温泉旅館や日帰り温泉、お土産屋など、特徴ある雰囲気をかもしだしている様々な温泉地。

我が温泉は、800年の歴史と源泉に共同浴場があるものの、
景観的にはぱっと見どこにでもあるような変哲のない街なのです。
それでもなんたって湯はいい、朝昼晩と好きな時に好きなだけ温泉に浸っていられる、
それだけで十分満足、さまざまなデメリットを埋めてもなおおつりがくる温泉のある暮らし。