日中はどんよりとした空より小雨、一時雨音して降って、何処にも行く気にならなった。
前回と順番は前後になったけど、今回も夜明島川沿いにある集落桃枝(どうじ)のこと、
現在では長牛から続く広い田圃の外れで、桃枝より奥にはもう民家はない。
その昔、桃枝には鹿角街道・細野道が通っており、
頼朝軍に敗れた藤原泰衡は、平泉を捨て蝦夷に渡ろうと兵を率いて桃枝から巻山峠を越え、
贄柵(大館市二井田)についたところで、河田次郎に謀殺された。
泰衡をもって藤原4代は滅亡したという。
桃枝は道寺(どうじ)?、中世ヨーロッパにあったという無料宿泊所(ホスピテス)と同様、
通夜堂のような道寺(どうじ)が存在していたのではないかと想像している・・・のだが。