鈴木の「窓に西陽が激しく当たる部屋」melow

メジャーとマイナーの漂流者・鈴木。
常に両極を嗜好するわたくしの徒然ブロ&グー。

生シンクロを見に

2006年09月18日 | 【鈴木の部屋】
仕事の関係でシンクロワールドカップ2006のチケットを入手した。上司の仕事を手伝った関係で、上司がくれたのだ。
土曜日の午前の部「ペア・テクニカルルーティーン」のチケットでお値段なんと5千円。なかなか高価だねシンクロって!
ま、それは置いといて基本的に鈴木は祭、ライブ、イベント、フェスティバルと聞くと浮き足立つ人間だ。その上タダで行けるとなれば、本来なら手放しで喜ぶのが普通なんだが、今回は素直に喜べやしない状況にあった…。
疲労と寝不足が見事に「コラボ」しちゃった状態なのだ。
金曜日の稽古場では劇団仲間に
「顔が変」
「見たことない顔だ」
「午前4時の顔をしている」
「それメイク?くま?」
とかさんざん指摘された。
そのあと久々に会った前社の後輩には開口一番
「なんか…大丈夫ですか」
と言われる鈴木。
いい加減ぐっすり寝ないと、日常生活に支障をきたすだろうよ、いやもうきたしてるかも…的な自覚症状もあったから、寝不足を解消すべく、土曜日は完璧に睡眠用に用意していたのだ。
そんな貴重な土曜日AMに、シンクロがガチンコしたのである。

「受け取ったら最期だ…!」
そう思ったが、私が劇団の活動をしているのを知っている上司。
「同じ表現する者として見てみるのもいいんじゃないかな、ハイ」
と手渡されては…。
もはや断ることは出来ない。
おまけに「感想を聞かせて」と来たもんだ。横流しの道は閉ざされた。
結局鈴木はシンクロの当日土曜、身体に相当なムチをビシビシと打ち「目覚まし時計・携帯アラーム・爆音CD(タイマー予約)・明日は早く起きるぞと自覚する」を全て準備したにも関わらず、予定から1時間半遅れて起床してしまった。
もはや午前中に現場に着けるか着けないかの瀬戸際だったが、感想を述べなくてはいけないというプレッシャーをムチに(もう遅い)速攻横浜国際プールへと飛び出した。
電車とバスを乗り継ぎ、炎天下の中現場にたどり着いたのは12時ジャスト。かなりやばめである。
「AMチケットの方はもうだめです」
と締め出されるのを見越して鈴木は姑息な手を使いにでた。
「仕事の関係でもらったんですが…」云々を漏らしながらチケットもぎりのスタッフに詰め寄ったのだ。
が、心配は無用だったようで「まだはいれますのでどうぞ」とすんなり返されてしまった。我ながら小心者である。
ま、そんな思いをしてまで見たシンクロは、最期のわずか三組であった…。
しかし行ってしまえばやはり楽しいもので、隣にいる選手団のハイテンションぶりに乗っかって鈴木も「お~」だの「すっげ~」だのをもれもれで鑑賞。
昔は競泳でバシバシ泳いでいた鈴木は綺麗なプールにまず感動。続いてシンクロ選手たちの鍛えられた曲線美にも感動し「ブラボー」を叫ぶ寸前であった。
特にスペインのペア演技は何かとても野生的な演技であり、同選手団がフラメンコのリズムを刻みながら応援する姿を横目に、「オーレッ」と合いの手をうつ寸前でもあった。案の定、ロシアに続いて2位にランクインしたのだが。

眠かったが、そしてわずか30分強しか見られなかったが、生で見たシンクロはやはりかなり見甲斐のあるものでよかった。
しかしまあ、水の中で足もついていないのに、水面で人1人リフトすることの凄さったら!残念ながらペアだから見られなかったが、同じ「人をリフト」することをしている劇団員としては、かなりいいものを見れたと思っている。上司には感謝しておこう!

ちなみに鈴木はこの後、夕刻から始まる世田谷の稽古までの間、桜木町まで移動し、これまた仕事関係のイベント会場へ訪ね歩きに行ってみた。ファイト一発的なイベント(そのまんま)だが、想像以上に盛況で同僚に若干1分挨拶して稽古場の世田谷へむかった。
どれもこれも楽しいのだが、常に睡魔が隣にいるため激動の1日(移動距離が激動) であった。
しっかし…一度泳いでみたいな横浜国際プール。
ほんとにきれいなんだよ~


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