おはようございます。
三寒四温を繰り返す今日このごろです。
一昨日 哲学の道 を歩いて来ました。
いわゆる桜見であります。あの辺りは、銀閣寺や南禅寺、大観堂など有名寺院がズラリ
と並んでいます。桜見をしながら古刹を巡るのも京都ならではの愉しみ方。
ただし桜見の観光客が大勢押し寄せていますので、桜が咲いてるなぁ…と愛でつつ
往来の外国人をやり過ごしつつ、スマホのシャッターを切る、という
小忙しなさは今も昔も変わりません。
ただし以前は桜見は騒がしい(賑やかともいますが…)のに対して秋の紅葉は
しっとりと古刹の庭とそこにかかる落葉樹を愛でる侘び寂びの世界を愛でるのが一般でした。
それが いつからか秋の紅葉時分も大勢の観光客が集まって喧騒の中に風情を
愛でる…なんて風流さのかけらのありません。
国内の需要が頭打ちなところに少子化の所為(せい)でこれからどうするの?
と政府が突き上げられた挙げ句の苦肉の策が当たったようです。
これからの日本は製品の輸出と外国人の観光誘致の2本立てでいくぞ!
一旦目標が決まればそれに向かって一気に突き進むのが日本人の国民性ですね。
新聞やニュース、ありとあらゆるものが観光客誘致で一致するとその後は数字で
煽るのがマスコミですね。去年から売り上げが何割アップしただとかデパートには
主な外国人観光客用の通訳を置くと 観光地でも負けずに通訳を設置。
3月に行った嵐山では桜はまだまだなのに外国人の観光客が押し寄せていて渡月橋
は通行止め状態でした。
さてさて 日本の四季折々の風情はもう大勢のわけのわからん外国人が踏みにじる
のでしょうね。 ひと昔前のフランス人の嘆息が今の日本に来たようですね。