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いそがしのトトロ

きたぐにのせいかつ日記。 

もうひとつのパジャマ

2023-07-13 10:20:39 | 日記

5月に刺したバラのクロスステッチをポケットにして白の麻地でパジャマを作った。

夏用のパジャマはすべて、えりなしで、ながそで・長ズボンにしている。これはバラの好きな友人Kさんのために作った。

東京の短大で同じクラスだったKさん。 付属の中学・高校があったその短大は、地方から入学した人と付属高校から進学した人がいて、付属の高校からの人たちは、真面目グループと、遊び人グループに分かれていた。真面目グループの数人は卒業後も研究職として残ったような優秀なひとたちだが、服装も化粧も派手なグループは、地方出身の私たちとは交わろうとしないで、かたまっていた。

Kさんは九州出身だが、すらりとした美人で、とても気さく。お高く留まっている人たちとも、どんくさい人とも分け隔てなく接していた。

東北出身の私は、服装も化粧も派手なグループの人とは1線を引いていたが、やはりあか抜けないというコンプレックスはあった。何かと消極的で人見知りな私に話しかけてくれて、集団行動のときには、仲間にいれてくれた。卒業後は会うことはなくなったが、年賀状はつづいている。

仙台を訪ねてきたとき、ガーデニングが大好きという彼女に、お庭を見たいといわれたが、どしゃぶりで庭を案内することができなかった。東京郊外にたくさんのバラを植えたという、彼女の庭も私は見ることができなかった。

Kさん、ありがとうね。

 


ベリーの季節

2023-07-10 15:47:14 | 日記

いつも散歩で通る道に、たくさんある。

6月3日には、青い実だった。

今は、赤い実になっている

これは何の実?

庭に、去年の秋に近所のひとにもらったラズベリーを植えたら、あっという間にブッシュになって実をつけた。しかしブッシュのわりに実の数は思ったほどではなかった。

小さなジプロックにひとつ。

すべて抜いてしまった。やはりブラックベリーのほうがいい。ラズベリーの後にはブラックベリーを植えよう。

上等な薄手のもめんで、パジャマを作った。

長い間寝かせておいた布だが、ワンピースやスカートを作っても着ないと思う。どうせだったら毎日着るパジャマを作ろうと思った。普段着こそ上等に!

 

 

 


北海道へ行ったの

2023-07-05 09:26:57 | 日記

6月末に北海道にでかけた。JRの格安切符の旅行なので札幌までは行きも帰りも満席状態だった。とくに函館北斗と札幌間は、新幹線車内に比較して座席間もせまく、6両編成の車両にトイレが2か所しかなく、並んだりして乗り心地はよくない。

なによりも3時間半と長いことが問題だ。でも今回は、稚内まで行くので、格安だと思えばしょうがない。

今回は、稚内でレンタカーをかりて、日本海沿いのオロロンラインを走るのと、宗谷岬からオホーツク海沿いにある猿払村へ行き、ほたてどんぶりを食べるのが目的。

北海道はひろいので、あちこち欲張ると移動時間ばかりになってしまう。

札幌に1泊して、特急宗谷にて稚内へ。これも満席だった。

旭川を過ぎたころ、遠くに大雪山と思われる山並みが見える。このあたりは水田が多い。最近の北海道米はおいしいらしい。宗谷本線は廃線になると言われているが、絶景路線である。トンネルが少ないのもいい。牧草地がひろがり、遠くに風力発電の風車がならんでいる。

稚内到着はお昼ごろ。駅前のレンタカー会社でネット予約しておいたレンタカーをかりる。この日は苫前まで走る。140㌔ぐらいか?

豊富町から幌延町までは、無料供給中の自動車専用道路を行く。それから天塩・遠別・羽幌と日本海沿いにオロロンラインを走った。曇り空であったが、利尻富士もみえたし、風車が海沿いに並んで、海も美しい。これらの風車は耐用年数がきたので、撤去されるらしい。大型風車ができるとガイドブックには書いてあった。

苫前温泉ふわっとには5時半ごろに着いた。

道の駅のとなりにある温泉施設である。この日はここに泊まった。

この日の夕食には新鮮なお刺身やたこしゃぶがでた。

隣に、風車のあるキャンプ場があった。4つぐらいテントがあったが、静かで海の見える素敵なキャンプ場だった。

ごちそうに満足して、夕日もきれいだった。

次の日は8時頃出発して、昨日と同じ道をもどった。オロロンラインはこちらからのほうが眺めがいい。なが~い一本道である。ほとんど車には会わなかったが、トラックもスピードは出さないし気持ち良く走れた。自動車専用道路は走ってる車がいなかった。おりたあと、猿払村のほうへ向かう。牧草地と放牧地が両側にひろがる片道1車線の快適舗装道路であった。

目的地の猿払公園に着いた。

おおきなレストランがあり、ホテルがあった。みんなレストランに入っていったが、有名なホタテ丼が食べられる”さるふつふるさと館”は、ホテルの陰に隠れてある。

すごいでしょう。これで1760円。満足!

となりの売店で立派な利尻昆布を買った。900円。

猿払から宗谷岬に向かう。明るい開けた岬だった。稚内に向かう途中、野鳥の観察ができる大沼に寄る。オレンジと黄色の原生花園がきれいだった。

その日は稚内に宿泊。レンタカーを返した。予定より3時間ほど早く返したら、3千円ほど返金してくれた。良心的だ。

次の日、稚内から旭川までは、一両編成の各駅停車の列車に乗る。

朝、稚内市内を歩いた。宗谷本線沿いは今の季節、ルピナスがさいている。これは、街の中のルピナス。

駅舎の傍らにもたくさんのルピナスが咲いていた。

列車は1両編成であるが、トイレもついている。どの窓もすこし開けてあり、天井に扇風機がついていた。風も気持ちがいいものである。

ところどころ長い警笛をならしながら走る。何度も鹿のむれが列車を見ているのを見た。

名寄で乗り換えて旭川へ。旭川からは特急で札幌へ。札幌で一泊した。

次の日の札幌から函館北斗、函館北斗から仙台はやはり満席だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ウツボ草

2023-06-24 14:06:09 | 日記

毎年、この季節になると目をひく家がある。ラヴェンダーの季節なのでラヴェンダーの一種なのかもしれないが、薄紫のボリュームのある一株が玄関わきに咲いている。

写真をとらずにいられない。

きょうは、この花を撮るためにいつもと違う道を歩いた。小学校の土手に、見慣れない花を見つけた。

図鑑を見ると、ウツボ草らしい。ウツボとは弓矢の矢を入れる筒のことらしい。道端にさくこの花をこれまで気にしたことがない。夏の野草10傑に入ると書いてあるので、やはり目立つのだろう。

小さな喜びをみつけることで生きていける。いままで気が付かなかった花を見つけることや、その花の名前を知ることは意味があることだ、きっと。


縫いもの

2023-06-23 16:50:01 | 日記

山形からの生地問屋さんへ買い物に行った。麻の3種類の生地を買った。

薄茶色の生地でパンツを作った。

これは、レーヨン70%、麻30%で、すこしヨレッとしている。

白い麻地は、友達にパジャマを作るつもり。自宅でバラをたくさん育てていたので、胸のポケットにバラを刺繍したものを作りたい。

彼女は長いこと東京の郊外に暮らしたが、ご主人の定年で、ふるさと熊本に帰ることにしたという。高校の同窓生同士なので、彼も熊本がふるさとだ。彼女の実家が空き家になり、売れるような場所じゃないので、新しく建て直してすむという。

眺めのいいところだという。訪ねてみたい。

新築祝いにパジャマとは、おかしいかもしれないが、きっと彼女は喜んでくれるに違いない。

もうひとつ、黒地のはなもようの生地を引っ張り出して見ている。これは夫がボローニャに行ったとき、老舗の仕立て屋でおみやげにかってきてくれたもの。

「黒い髪に黒い目」と言ったら、この生地をすすめられたと言っていた。日本人だもの。外国の人は目の色や髪の色で洋服を選ぶんだね。

もう30年も前のこと。肌触りのいい上等なもめんだが、残り少ない人生、パジャマを作って着ようと思った。

あっというまに駆け抜けた月日。

縫物のすきな、私のことを思い出しただけでもうれしい。汗をかきながらしどろもどろの英語で分不相応な買い物に四苦八苦している夫がおかしい。でも丁寧に対応してくれたらしい。