いそがしのトトロ

きたぐにのせいかつ日記。 

お盆のたべもの

2023-08-21 09:54:05 | グルメ

かつてないほど暑い日が続く仙台。

結婚して以来、お盆は夫婦二人の実家がある山形で過ごすのが恒例だった。夫の母は一人暮らしが長かった。 まず帰省すると夫は、親戚へお盆のあいさつまわりをし、お墓まいりをし、15日には、夫の妹たち家族が集まってきて、食事会をするのが恒例行事だった。夫の母が倒れるまでそれは30年ぐらい変わらない行事だった。

過酷な満州からの引き揚げを経験し、夫を50代で亡くした夫の母の人生は苦難の歴史と言っていいだろう。でも、子供たちはそれぞれ家庭を持ち、平和な日々も長かった。母の晩年は幸せだったと思う。今はそれぞれの子ども家庭も、困難な問題を抱えていて、食事会で集まることもなくなった。

わたしは長いこと、自分の家で、どこにも行かず、盆も正月も過ごすというのがあこがれだった。

今、そういう生活がやっと送れるようになってうれしいと思うが、思い出になってしまった夏の日々が、子供たちの楽しい記憶としていつまでも忘れないでいてほしいと思う。

我が家も、子供たちはそれぞれの生活があり、全員集合というわけにはいかなかった。でも、比較的自由人な身分の娘の子どもが、訪ねてきてくれて、彼は墓参りや、お盆行事が大好きなので、山形に一緒に墓参りに行き、山形の食べ物が大好な彼のリサーチで、今年オープンした人気ラーメン店「福よし」でラーメンを食べた。

これはつけめん

これはラーメン

「福よし」は、山形の高畠にあったが、何らかの事情で閉店したらしい。私のなかではナンバーワンだった。

ほぼ再現されている。

お盆のごちそうといえば、山形では鯉を食べる。仙台のヤマザワでも最近は鯉の甘露煮を売っている。しかし山形で売っているものは立派なので、山形で購入。880円だった。高くなったな~。

干したタラを煮つけた”棒鱈煮”と、”おくずかけ”を作った。

棒鱈煮

おくずかけ

”おくずかけ”は仙台の郷土料理で、ごぼう・さといも・にんじん・干しいたけ・油あげなどの野菜を醤油味で煮て、ゆでたそうめんを加え、とろみをつけたものである。

これがなかなかおいしい。

今年のお盆も終わった。

 

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50年ぶりに尾瀬に行く

2023-08-09 08:18:43 | 日記

昨年、山歩きのグループを紹介してもらったので、予定表を見て歩けそうなのを選んで参加している。昨年は、日帰りの山歩きを5回ほどした。今年は1泊のにも参加してみようと、尾瀬に行ってきた。

尾瀬に行ったのは、勤めているとき、山の好きな男性に誘われて男2名、女2名の4人グループだった。リーダーの男性は真面目な信頼できる人とわかっていたので、能天気な女2人は、すべて計画をゆだねてついていっただけ。燧岳に登り、山小屋(多分長蔵小屋)に1泊した。味噌づけの肉を焼いてくれた。コバイケイソウやニッコウキスゲのなかでたくさん写真をとってくれた。疲れしらずで、恩知らずな青春だった。楽しかったよ。

この度は、御池という駐車場まで車で行き、そこから歩いて三条の滝を見に行き、温泉小屋に宿泊して、次の日、尾瀬沼ぞいに湿原を歩き、沼山峠からでているシャトルバスに乗って駐車場に戻るというルートだった。

連日、全国的に猛暑続きで、桧枝岐にある御池のあたりも30度ぐらいあっただろう。でも湿原に出ると風が気持ちよかった。

三条の滝への道はちょっとたいへんだった。しかもおおぶりなはしごやつり橋がかかっているが、修理の予定が近々あるそうで、不安定なところも多い。滝をみる見晴台も先まで行くのは恐かった。

滝じたいは、予想以上にすばらしかった。高さ100m、幅30mあるそうだ。

この手すりのゆるみが恐かった。

温泉小屋までの道が暑さと悪路でつらかった。仲間の一人が熱中症になり、足がつったり気分が悪くなり、休憩しながらの移動だった。私も左ふとももが痙攣して、漢方薬をのんだ。

足の屈伸をしたり、漢方薬が効果てきめんで歩けるようになり、無事温泉小屋に到着!

この温泉小屋はふとんや、清潔なシーツと枕カバーがあり、その名の通り温泉がある。シャワーもひとつついていたが、シャンプーは環境に配慮して使用禁止。8畳に4人だったが、じゅうぶんだった。窓には網戸がないので、最初は暑く感じたが夜中には皆、毛布にくるまった。

夕食は上等の部類らしいが、メインはカレーで、それにいくつかおかずがつくぐらい。朝食には温泉卵がついた。

外にカフェが併設していて、ウッドデッキに居心地よさそうな椅子が湿原のほうをむいて並んでいた。そのウッドデッキスペースは、利用者以外立ち入り禁止だった。

食堂からみえる湿原。至仏山は雲に隠れて見えなかった。

翌朝は7時出発。足の攣り予防のため、また漢方薬をのんだ。温泉小屋にさよならだ。買った冷えたポカリスエットが450円だったが、歩荷でここまで持ってくることを思えば当然だと思う。

温泉小屋をふりかえる

気持ちのいい湿原を歩く。至仏山は雲がかかっていたが、燧ケ岳がみえた。

見晴らしという場所までくると、レストラン・茶屋・カフェなど、山の上とは思えない建物が並ぶ。私たちは尾瀬小屋でランチにした。ピザ・クロワッサンサンド・レモンタルトなど。私はチョコレートマフィンとアイスコーヒー。おおきいが絶品というほどではない。

べつの2人組は、お蕎麦を食べてきたらしい。

休憩したあと、尾瀬沼を離れ、大江湿原を歩く。今の時期はほとんど花がみられなかった。吾亦紅がすこしあるぐらい。8月のはじめなのに秋のけはいである。

木道は沼山峠に向かう。ここが長く感じた。

時々、軽装の若者や子供連れにすれちがったが日帰りで見晴らしまで往復するのかな。

今回は1泊の山旅だったので、私たちは少し大ぶりのリュックだったので、足取りも軽くというわけにはいかない。

帰りに、桧枝岐温泉の燧の湯で汗を流した。桧枝岐温泉は、ずいぶん山奥である。国道の長いトンネルをいくつも通った。桧枝岐は、美しい川であゆを釣っている人も多いし、立派な建物や旅館、店もある大きな村である。キャンプ場もたくさんあった。できることならまたドライブでいってみたい。

今回のツアーは、初級にしては大変であった。尾瀬ヶ原も景色を楽しみながらもっとゆっくりあるきたかった。しかし50年ぶりに訪れた尾瀬に思い残すことはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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