私の保育

 これからの幼児に何が必要か?どんな事を経験させたらよいか?考えていきたいと思います。

中学生。

2006-03-28 19:34:10 | Weblog
今日、園に中学生がポランテアに来た。
職員のお手伝いに来てくれたのである。
ところが・・・よーく見ると、私が年長のときに受け持った子であった。
もう一人は、違う園で年少のときうけ持った子であった。
向こうは私が言う前に私の事を覚えていてくれていた。

 名前を呼ぶと嬉しそうに笑ってくれた。

 すごい!どこかで見た子だなーと思っていた私とは違って、
子ども達は、私を「○○先生」って呼んでくれた。

 ごめんなさいね。初めわからなくって・・・。
でも、嬉しいです。チョッと話したら、昔の事が思い出され、
つい昔呼んでいたみたいに呼んでいた。
「大きくなって見違えちゃった。」一人は6年ぶり、
もう一人は8年ぶり・・・。

 帰りに「大きくなったね。げんきでね。」
っていうと、「ハイ!」って言って笑ってくれた。

 あの笑顔、昔とちっとも変らないね。
「また、きてね。今日は本当にありがとう!」

保育証書授与式。

2006-03-24 20:37:52 | Weblog
3月24日。保育証書授与式。

 卒園児の担任ではないので、今年は典礼の役となる。午前10時00分。卒園児入場!から始まり、卒園証書授与、園長お祝いの言葉に移る移った頃、ある年中児が
「○○ちゃんのお母さんがきてほしいよ。」と、ぼそぼそ言い出した。近くにいた保育士がなだめても聞かず・・・。担任の私ははらはらどきどきで・・・。
 でも、なんとか無事に済み、外に出て卒園児を見送る時に花の鉢を年中児が渡す段取りをして終わった。
 
 私は卒園児との別れの寂しさもあまりしたれないまま、ぶつぶつ言ってっていた園児が気になり・・・。その園児は卒園式の状況があまり理解できず、ただ、「卒園児のお母さんは来ているのに、どうして私のお母さんは来ないの?」と思った様子。始まる前にしっかり説明したけれどその場になると分からなくなって、理解できなくなってしまったらしい。日ごろも、そういうことはあるので、びっくりはしなかったが、今回の事を保護者にどう伝えようか・・・。そのこの今後の成長を考えた時、このままではマイナスになってしまう気がして・・・。

 式が終わって、お祝いの饅頭を片手に、ニコニコするそのこをみて、年中児の普通の成長には・・・と?考えてしまう・・・。絵も制作もきちんとできるんだけれど・・・。

後、卒園まで2週間です。

2006-03-11 00:05:09 | Weblog
行事がすべて済み、後は卒園式だけとなった。
年中児が卒園するわけではないが、クラスが
進級するので、クラスの雰囲気も何処と無く
ソワソワしている。

 あと少しで、この子達ともお別れなのか???
年中児としてのやるべき事、やれただろうか?
 今年はクラスが9月より変り、チョッとやりにくい
年でもあったが・・・。

叱られること。

2006-03-07 21:25:51 | Weblog
最近、子ども達はとっても甘えてくる。
私、とてもよく怒るんだけれど・・・。
でも、私はしてはいけないことはしっかりと知らせるようにしているが、
叱った後は、チョッとおどけて、笑いが起こるように努めている。
 
 給食の後、席を立って、友達の所に言って話す子がいたので
きびしく叱った。その子が泣いたので、
私「悪い事をして、起こられて、泣いてすまそうとしている事って、ずるくなーい?」
私「もう、これから、どんなに悪い事をしても、叱らないよ。だから、自分で悪い事をしたら自分で分かってね。○○ちゃんのこと、もう泣かせないよ。だって、○○ちゃんが泣くと先生も悲しいもの・・・。でも、いやだなー。○○ちゃんが悪い子になったら先生その事のほうがかなしいなー。」
園児「いやだ。悪い子になるのいやだ。」といって泣くので・・・。
私「だって、叱ると泣くでしょう?だから、もう叱らないよ。自分でいいこと、悪いこと考えてね。」
園児「いやだ。もう、泣かない。」

 なんて・・・幼い子をいじめてしまったみたいだ・・・。

 でも、直にまた側に寄ってくる。今度はしっかり抱きしめてやろう・・・・・。
この時期、悪い事をして、怒られて、そして成長していく。

 たくさん、怒られた子はたくさん、成長していくみたい。たくさん怒られた子は自分の主張も出している。その中で、良いこと、悪い事を知らされ成長していくように思う。
 もちろん、おとなしい子だって成長していくのですが・・・。

 怒られるって賢くなる過程なんだよ・・・。て言うと、息子の事を思い出した。
高校の時、先生に怒られ、先生は「お前たちのために、怒ってるんだぞ・・・。」
って言ったそうだ。高校生の息子は素直に取れなかったそうだ・・・。

 なんか、自分の思いって違っているのか、ちょっと考えてしまう。
                                

素直さ・・・。

2006-03-07 01:38:25 | Weblog
 人の中には様々な人がいる。
子どもの中にも・・・。

 ある日、まだ、いただきますをしていないのに立って、友達の所に言ってはなしていたので、
「○○ちゃん、まだご馳走様してないよ」
って言うと、
『だれだれちゃんも話していたよ」との返事。
 私は注意された時、自分が悪かったらそれを認める事が大切と思っている。
だから、自分が悪かったからって、友達も一緒に悪い事をしたと知らせるのは嫌だ。
 「だれだれちゃんも喋っていたけれど、だれだれちゃんは立っていなかったよ」
と伝えると、「だって・・・」との返事。

 「自分が悪い事をしたときずいたら、『ごめんなさい』って言ったほうがいいよ」というと、「ごめんなさい」といった。

 私は素直さは自分の人生で、大切なものだと思っている。素直であることは、一見、損なように感じるけれど、長い目で見れば大切なことだと思っている。

 だから、子ども達にも悪いとおもったら、素直に認め、直していけばよいと思っている。
 素直さは『負けて勝ちを取る』と似ている。
 子ども達に素直さがどんなに大切なことか、知って欲しいと思っている。

 そのためには、私も子ども達の前で、悪いときずいたら、素直に認め誤りたいと思い、直して生きたいと思っている。

自慢。

2006-03-04 21:34:04 | Weblog
人間、誰も自慢したいもの。ましてや幼児期では当たり前。
でも、私はあえて自慢にもしていいときとそうでない時がある事を、知ってほしいと思う。

 私の園では寒くなると、体が温かくなる手段として、縄跳びを薦めている。私のクラスは年中児。2月の後半にもなると、年中児でも短縄跳び、100回を超える子も出てくる。ある日、数えて子が並んでいる中、順番に跳ぶ数を数えていると 
「200・・・299・・・300・・・310・・320・321・323・324あっ!323回だ!○○ちゃん、すごいね!」
「えへへへっ」
 その後嬉しそうに手の平に書いた323の数字を眺めて、ニコニコしていた。
保育室に入ってからも、誰に自慢する訳でもなく嬉しそうにしているので    「○○ちゃんて323回飛べたんだよねー。」って、その子を見て言うと、嬉しそうに笑った。その後、そのこは誰に自慢するわけでもなく、帰りまでそのままでいたので、つい「○○ちゃんは今日、323回も縄跳びが飛べました。すごいねー。」といって、みなの前で褒めました。

 その後、保護者に今日の事を言えなかったので、次の日に、たくさん飛べたこと、でも、自分の自慢を言わずに黙っていた事を知らせました。するとお母さんは「私やお兄ちゃんに323回飛べた事を自慢していたけれど、そして、手に数字が書いてあったけれど、本当かどうか半信半疑であった」と、言うのです。
 「ごめんなさい。昨日、お母さんに告げなかったから・・・○○ちゃんは自分の自慢を誰も323回も跳んでない友達には自慢しないで、自分の尊敬するおにいちゃんやお母さんには知らせたかったんですね」

 私は保護者に今日のおもだった事を伝えなかった自分を誤ると同時に、○○ちゃんの態度を褒めました。最近の子は特に、自分の自慢話を友達にしたがるものですが、○○ちゃんは友達には余り、自慢しなかったんです。得意げに自分の自慢を言わなかったのはどうしてかな?と考えた時、まだ、あまり飛べない子がいるのに・・・って考えたかどうか分かりませんが、むやみに自慢するより、友達から褒めてもらえるほうがどんなにか、嬉しいかということです。

 自慢しなかったけれど、友達は323回も飛べた事を知っています。それだけで、満足できるそのこを愛おしく思いました。