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涼しくなりましたね

2008年08月26日 | 活動
8月最後の週に入りました。ここ2~3日雨も降ったりして、過ごしやすくなってきましたね。このまま秋に向かうといいのですが…
先週末は、学習会が続きました。
22日~23日は、大阪教組夏季セミナーに参加しました。今年は大阪市内ベイタワーホテルで行なわれました。近くで助かりました。
開会行事で、来賓挨拶で森さん、梯さん両府議会議員から、7月臨時議会における08年予算修正案への民主党の対応について力不足であったことへの謝罪と説明、そして積み残されている課題などについてお話がありました。橋下府知事は、教育にも踏み込んでいます。現場の声、組合員さんの思いに応える形で民主党府議団が動いていってくれることを願っています。
その後、教育の分科会に参加し、大阪教育大学理事 成山治彦さんから「大阪の教育に自信と誇りを」-子どもに向き合う 地域に向き合う 元気な学校―という内容で話を伺いました。教職員として、当たり前というか理想の考え方や姿勢について熱く語られました。当たり前なんだけれど、なかなか現状では多忙で実現が難しいです。原点に立ち戻ることも大切ですね。
講演会①は「地方自治体の使命『儲かる社会』からの脱却」東京大学大学院教授神野直彦さん  以前にドーンセンターで、神野さんのお話を聴きましたが、大体同じ内容でした。
「公」とは、誰一人として排除されないことを言います。その観念が日本にはないのではないでしょうか。市場主義がもたらすものは、公の破壊と伝統主義への回帰とありました。それは、暴力的で貧困が拡大されていくものです。まず何が必要なのか、公共サービスにこれだけ費用が必要だから、みんなで悲しみを分かち合うという意味で必要分の税金を納める。そういう考え方が、ヨーロッパで多くとられているそうです。予算が法として扱われているとのことです。日本はそうではありません。社会的に、子育て・教育・医療・高齢者介護や障害者ケアなど福祉分野が全て無料で提供されれば、政府への信頼度も厚くなり、生活や将来への不安が払拭され、税金を納めるのも苦ではなくなります。地方自治体は、公共サービスを最優先すべきですよね!大阪府知事は、財政面で家庭も自治体も同じように考えていますが、企業・家庭・自治体はそれぞれ異なります。財政についてもしっかり学んでほしいですね。神野さんの「財政のしくみがわかる本」岩波ジュニア新書を読み始めています。

講演会②は「これからの解放運動」解放同盟大阪府連合会執行委員長北口末廣さん  日本社会のキーワードは、人権・環境・安全というところから出発して、これからどのように考えていけばいいかを示されました。利害にかかわって、差別しない側になることがその後プラスになるというシステムを作っていくことを強調されました。そのとおりだと思います。システムからのスタートと教育からのスタートとが両方できていくことが大切です。これまでの同和教育は、差別してはいけない加害者になってはいけない、ということでしたが、被害者の人権を重視した、人権侵害の予防・発見・支援・救済・解決のための実践的な人権教育を行なっていかなければならない、とのことです。そのほうが、自分により身近なものとなるのではないでしょうか。今差別にかかわっても難しい状況にあります。でもこれまでの成果を活用し、展望を持って運動していかなければならないと語られた北口さんのお言葉に、私たち自身も元気をもらったしだいです。

24日(日)は、「もんじゅ」公開討論会がなにわ人権・文化センターで行なわれました。
日本原子力推進機構から説明があり、反対派から質問がなされるという形ですすめられました。会場からの質疑応答もあり、その会場に推進派の人がいてたりして、活発な議論が行われました。でも、危険性が私たちから完全に払拭されることは難しいです。ナトリウム火災事故を起こして停止して13年、その上活断層が見つかって、「もんじゅ」を再開するのに安全性は結局立証されなかったと私は思っています。

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