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「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウム2008

2008年11月03日 | 活動

10月30日(木)~31日(金)世田谷区で第7回地方自治と子ども施策全国自治体シンポジウムが開催されました。
5年前、川崎市で開かれた時に参加したことがあるのですが、その後は案内とかがなかったので参加する機会がありませんでしたが、今回研修案内をいただき、参加することができました。全体テーマは「子ども支援の総合化」  来年には国連採択20周年を向かえる子どもの権利条約の実現を柱にしながら、2010年からの次世代育成支援後期行動計画を策定するに当たって、子育て支援に終始しがちな少子化対策を子どもの育ちを中心に位置づけ、子どもの育ちを見通すこと、施策を庁内や民間機関、市民活動が力を合わせ、教育・福祉・保健・医療・相談・まちづくりなど多くの分野をつなぐという総合的な視点に立たなければならない、という森田明美実行委員長の挨拶から始まりました。


30日全体会?シンポジウムは・・・
「乳幼児期からの子ども支援の総合化」藤野智子さん(世田谷区子ども部)
「放課後プランを取り込んだ子ども支援の総合化」後藤隆さん(江戸川区教育委員会教育推進課)
「子ども行政の総合化 計画から条例」青木正道さん(豊田市子ども部次世代育成課)
の報告があり、その前に、森田委員長から「次世代育成支援計画」についての説明がありました。そこでも子育て支援と子育ち支援に必要な視点を整理され、次世代育成支援計画の課題を話され、子育て支援の中に子どもを主体とした子育ち(子ども)支援が不十分であることを強調され、子ども支援施策の課題を述べられました。三自治体からの報告後休憩を取り質疑応答が行なわれました。
質問の中に、子どもの居場所づくり が学校に限定されていいのか、というのがありました。学校に地域を取り込んでいいのか、と。「学校に地域を取り込む」という考え方は初めてです。私は、学校は地域に開かれた場であるべきだし、子どもたちにとって安全で楽しい場所であるべきだとは思っています。
枚方市のふれ愛・フリー・スクエアには、疑問を感じている部分はありますが・・・要するに、もっと子どもたちの自由が保障される居場所が必要だと思っています。
新宿のホテルに泊まりました。今流行のドーナッツ店を偶然見つけ並んで買うことができました


械影焚顱峪劼匹眈鯲磴寮⑹蠅伴損棔廚忙臆辰靴泙靴拭br> 「子どもにやさしいまちづくり」をすすめていきたいと思っていますが、やはりそこには「子ども条例」が求められるのではないかと思っているのです。議会等で要望はしているのですが・・・
「なごや子ども条例の制定」海野稔博さん(名古屋市子ども未来課)
「秋田子ども・子育て支援条例の実施」片村有希さん(秋田県子育て支援課)
「目黒区子ども条例の実施」野口晃さん(目黒区子ども政策課)
特別発言「西東京市子どもの権利条例制定中」森下直彦さん(西東京市子育て支援課)
「子ども条例の制定と実施をめぐる動向と課題」荒牧重人さん


条例制定にあたっては・・・
権利とわがままの議論・議会において全会一致・どの部署がリーダーシップをとるのか等が主な課題となるようです。
子どもの権利の問題は条例で決着するわけではありませんが、条例は、施策・事業の法的根拠になります。なんといってもそういうことなんですよね。
児童福祉は、子どもを保護の対象。教育は、子どもを指導する対象。支援は、子どもが持っている本来の力を信じること。と述べられたのですが、おもわずうなづいてしまいました。
10時~15時の分科会。その後全体会? 閉会のつどいがが16時40分ぐらいまでありました。
ライフサイクルアプローチという言葉を使われましたが、「子どもはいずれ大人になる」子ども→若者→地域の担い手 ということにも納得。
自分がすすめている事に自信を持つことができ、とてもたくさんのことを学ぶことができました。そして何よりもこんなにたくさんの人が、各自治体で、子どもの権利をベースに子ども支援施策を行っていこうとまじめに取り組まれていることを知ることができ、とてもうれしくなりました
それから各自治体での部署のネーミングにも感心してしまいました。子ども未来課というのもありましたよ。


これからもがんばっていきましょう/P>


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