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ひとり親家庭相談員フォローアップ講座

2009年05月25日 | 活動

5月24日(日)ひとり親家庭相談員フォローアップ講座が開かれ、受講してきました。
私は昨年、NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西主催のひとり親家庭相談員養成講座を終了し、登録証を取得しました。登録証の有効期限は1年間で、その後フォローアップ講座を受けることで期限が延長されることになります。
講座の内容は、「シングルマザーと多重債務」ということで、弁護士の竹川幸子さんの講演でした。
離婚原因としての多重債務と離婚の結果としての多重債務、ということで、離婚の原因で挙げられているのが、生活苦・借金・暴力がそれぞれ約27%占めているそうです。シングルになっても結局経済状況が厳しく借金してしまうことになるケースも多いわけです。
一応多重債務の定義があって「5社以上・200万円以上」ということだそうです。
改正貸金業法の成立を受けた官民の取組で、5社以上の借り入れ、自己破産、個人再生申し立ては減少しているそうですが、4社以下の借り入れは減少せず、延滞は増加しているそうです。改正貸金業法が完全施行されると、利息制限法に利率が統一され、いわゆる金利のグレーゾーンはなくなるそうです。
でもやはり金利は高く、課題は、官(自治体)が低金利で貸付制度をつくり、本当のセーフティネットを構築しなければならないということではないでしょうか。
様々な事例と共に解決方法を述べていただきました。
とにかく「生きることが一番!」まずは相談を!ですよね。費用のこともあるので、法テラスの利用も視野に入れておくといいのでは・・・
そして「ヤミ金融そのものが違法であり、犯罪であるので、利息も元金も返す必要がない」という言葉を私は初めて聞きました。そうなのか・・・
決して、解決できない問題ではないので、遠慮なく相談しましょう!!
他に、21年度母子寡婦福祉対策関係予算概要の説明と、DV被害者の自立支援に係る医療保険に関する見直しが行なわれたので、その説明がありました。
法律ができることは、やはり大きな力になるのですね。
DV被害者については、定額給付金や子育て応援特別手当が、世帯主支給になっていることが問題となっています。このことについても追求していかなければなりません。


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