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西成・阿倍野フィールドワーク

2007年09月03日 | 活動
9月1日(土)枚方市教職員組合 フレッシャーズセミナー 西成・阿倍野フィールドワークに参加しました。
天王寺公園前に集合をし、そこで、大阪市教組の方にお話を聴きました。
ホームレスの人に対する襲撃が、中・高生によって行われていることがあり、
そのような若者を育てないためにもしっかりと学校で教えていかなければならない、ということで実践を積み重ねられています。
1903年第5回内国勧業博覧会が行われ、スラム・クリアランス計画があり、またそこであった「人類館」事件、天王寺博覧会開催に伴う柵のとりつけ(ホームレスの人たちの排除)のことなど話されました。
環状線唯一の踏み切りを渡り、「てんのじ村」の碑(芸人の町)へ行き、太子地蔵を訪れました。そこは、鳶田垣外(かいど)といわれ、刑場跡や墓地跡ともなっています。鳶田墓地の刑場で執行された罪人等のために地蔵尊が安置されたそうです。
そして釜ヶ崎と呼ばれる地域を歩きました。男性中高年と思われる人がたくさん生活していました。
近松門左衛門の碑と猫塚(三味線の胴の形)も見学しました。
そして、飛田新地を訪れました。1916年遊郭が誕生したところですが、私は話を聴いてて、過去形の話だと思っていたのが、なんと現在形の話だったのです。とても驚いてしまいました。料亭という形で経営されているということです。なんだか信じられない話なのですが、通ってみて現実であることにショックを受けてしまいました。建物などもそのまま残っているところが多いようです。

とても大きなことを学んだフィールドワークとなりました。
ホームレス自立支援法が2002年に成立していますが、調査ばかりでなかなか支援までにはいたっていません。格差社会といわれ、格差拡大が叫ばれている中、ネットカフェ難民という言葉まで存在し、福祉の関係やまだまだ課題は山積しています。どんな状況でも「人権」ということが最優先されるわけです。
知らなければならないこと、考えなければならないことはまだまだありそうですね。

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