後期高齢者医療制度学習会

６月７日（土）民主党大阪府連自治体議員学習会がリバーサイドホテルで開かれました。「後期高齢者医療制度」について、梅村聡参議院議員がとてもわかりやすく説明をしてくださいました。
４月から始まった後期高齢者医療制度は、とにかくひどい制度です。
７５歳以上を今までの保険制度から切り離し、７５歳以上の方たちだけで組織されるわけです。
公費５割、支援金（７４歳以下の人達から）４割、当事者１割の負担となっているのですが、７５歳以上の人口が増えていくことによって（７４歳以下の人口が減少していく）負担が１割から増えていくことになっています。
ということは、今後保険料は、増えていくばかりで、減ることはありません。
民主党試算では、０８年度の平均保険料が、１２～３年後には、倍になります。
収入が増えるわけでもない、高齢者の保険料がどんどん増えていくなんて
持続不可能な制度ということです。
また、診療報酬の話になりますと、とにかく、７５歳以上の方がお医者さんに掛かり、普通に診てもらうだけでも、病院側の持ち出しが増えることになるように、変わっています。
入院も９１日を越えると、病院側は負担が増えるということで、結局７５歳以上の人は医者に掛かれない状況になる、ということなんでしょう。
また、保険料が全体の７～８割が以前の保険料より減っている、なんて厚労省が発表をしましたが、一人ひとり、年金額などの違いや、家族構成の違いなどで計算がそれぞれ異なるのに、６９％という数字は、実態とは程遠い数字となります。
今年度は、激変緩和措置もとられているわけですが、今後保険料は必ず増加する、そして、医者には歓迎されない患者となるわけですから、やはりこの制度は廃止にすべきですよね。
参議院では後期高齢者医療制度廃止法案が可決されましたが、衆議院では否決されるでしょう。
みんな怒っているんだぞてことをどんどんいっていきましょう。
昨日の沖縄県議会選挙で、こういうことが影響したということで、与野党が逆転したということです。そうだよね
でも衆議院はますます解散しないでしょうねえ・・・