野村いくよの最新情報

日々の活動を簡単に報告します。

5月12日(土) 

2012年05月14日 | 活動

5月12日(土) 第12回枚方・百済フェスティバル が、岡東中央公園で開催されました。
10時から、中宮中学校の吹奏楽部の演奏があり、数曲演奏されましたが、アリランも素敵な編曲で演奏され、素晴らしかったです。
お天気も晴れで良かったですが、例年に比べて肌寒かったですね。
いつものように韓国の衣装でパレードが入場し、セレモニーとなりました。
韓国からもお客様が来られ、市長・議長につづきご挨拶がありました。

開会式終了後は、百済の会の三宅俊隆さんから歴史講演「黄金九百両と東大寺大仏」をお聴きしました。
簡単にすれば、東大寺大仏の造立され、最後に鍍金(メッキ)用の金が必要となり、その時に陸奥・上総・常陸などの国司として東北経営に従事していた百済王敬福が、陸奥で産出した黄金9百両を大仏造立のため朝廷に献じました。その功により、敬福は7階級特進し、百済王氏一族は交野郡中宮の地に移り住み、一族の氏寺である百済寺を建立したと考えられている、ということです

百済寺跡は、大阪府内では2カ所しかない特別史跡の一つです。もう一カ所は大坂城跡です。
1941年に国史跡、1952年に特別史跡に指定されています。
これまで1932年、1965年に発掘調査が行われ整備され、再整備構想の基礎資料を得るため、2005年度から、過去の調査成果の再検討及び樹木の根による地下遺構への影響の確認を目的とした発掘調査に着手されています。
新たに貴重なものが発見され、百済寺が小規模な氏寺にもかかわらず、官寺的な諸施設を備えた格式の高い寺院であったことが明らかになろうとしています。再整備にはさらに時間を要することになりますが、古代寺院の景観を彷彿とさせることができるようになり、日韓友好の場となることを願っています。

ステージでは、日本舞踊やチャング演奏、韓国舞踊などで、公園内では出店がされていてフェスティバルを盛り上げていました。私自身は、12時過ぎまでの参加となりました。

 

5月12日(土) 13:30~ は 「女性のエンパワメントをサポートする会」(WES)の総会 に参加しました。
記念講演「震災から一年」というテーマで、もりおか女性センター館長 田端八重子さんからお話を伺いました。
予定の時間をはるかに超えるお話でしたが、内容の深さ、講師の強い思いの中で、聴き入ってしまいました。
もりおか女性センターが委託事業として行っている「女性の起業応援」、その重要性などを、盛岡という地の特色などを踏まえて話していただき、2007年からの取り組みで、修了生の内25人が起業に至っていることを強調されました。「夢を形にする講座」=夢形講座 夢が形になった人が多くいることは本当にうれしい内容でした。
そして、昨年の大震災…「被災する」ということ、日常と非日常ということで、支援とは「日常」を積み上げていくこと。
しかし、「被災」という非常時では、社会は保守化し、性別役割分業意識が妥当とされ、女性たちはケア役割に引き戻された。家でも「嫁」避難所でも「嫁」 という言葉が印象的でした。
避難所の中のジェンダーがどうなるのか、女性への心身への影響はどうなのか、行政はどんな状況となっていたのか…など本当に具体例とともに丁寧に報告していただきました。職員も被災していることを被災者に理解してもらえない状況など、教員も被災者であることが理解されにくいということと同じですよね。
発災後のもりおか女性センターのとりくみのうち、女性の起業支援事業として「買い物代行と安否確認」事業を立ち上げ、今年度からもさらに場所を広げ、雇用者も増員して取り組まれています。
もりおかの沿岸部に住んでいた女性の労働は、主に海産物にかかわる仕事でした。ワカメやアワビなどの養殖が主だったそうですが、津波で全てができなくなってしまった中での起業です。
女性の起業=経済的自立を図る とても大事なことですよね!!
震災時のジェンダー・イコーリティの視点を確実に・・・
1.女性への暴力の防止及び根絶・孤独死や自死防止対策  相談体制の強化/相談員の養成
2.女性と防災の学習の強化  避難所でのシュミレーション/実施
3.復興委員会への提言  ジェンダー平等を提言する
をまとめとして講演を終えられました。

すべてを参考にして、これからもしっかりととりくんでいきたいです!!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。