きみとのむミュスカデシュールリー

お酒はあんまり関係ありません あしからず

シンドラーだよ

2007-07-16 18:29:07 | おもった

映画見た、の続き シンドラーのリスト 見てない人で見たい人は見ないほうがいいんじゃないかな

・まじ怖い
普段あんまり残虐性の高いものは見ないので正直すごいショックだった。もうやめてーって何回言ったかわからん
でも射殺シーンとかちゃんと見たほうがいいんだろうな、と思ってちゃんとみた
なんていうか、よくドラマとか映画で殺すシーンって巧妙に隠されるから、それにホッとしてる部分と、それでいいのかなって思うところの両方だったので
でもユダヤ人居住区にドイツ人が突撃してって殺しまくるのとか怖い、あと逃げるのを見てるのが怖い!ほんと怖い
私昔からかくれんぼとか異様にドキドキする人だったので、見つかる瞬間のあの感じに殺されるかもしれない恐怖が重なると、もうほんとやめてくれっていいたくなる
もうなんでもいいから普通の日常的なシーンに戻ってほしいと思ったんだけど、実際にあの中で24時間何十日何か月過ごしていた人がいると思うと見てなきゃいけない気もした
あと収容所での健康調査とか、何の遠慮もなくて、素っ裸になれってことでぼろっと全身さらしているシーンが悲愴だった
なんでか酷ければ酷いほど見ておかなきゃならない気がしてしまう

・シンドラー
すごい 実在の人物だったんだ
なんかあんな風に黒さと白さを併せ持ってる人は一番すごいと思う
人って一直線に進みやすいじゃないですか
一回踏み出したら後に戻りづらい、
自分の中でもういいやって投げ出したらほんとにそうしちゃう
だから、自分もうテストなんかいいやーと思って得意な教科に的を絞ってやるのは簡単だけど、でも苦手だけど100点中50点分だけ苦手な科目も努力しよう、っていうのはなかなかできない気がする、ほんと苦手なほうはいいや!みたいな
だから、黒いこともやるけど、白いこともやるって、どんなバランス感覚だよと思って尊敬する
身が潔白のままでいるのも大変だろうけど、どんな事やっても自分の目的果たすみたいなのは凄い
あとシンドラーのビジネスな感じもいいと思った
慈善事業です!っていってやるよか好き いや、べつに言ったっていいんだけどさ

・ラストのシーン1
シンドラーが助けた人の横で、新たに死場所へ連れて行かれる人がいて、こんなにいっぱい死ぬのにこの人たちだけ助かるってどうなんだろう、助かったって喜ぶ人の横でこんなに死ぬ人がいるのに意味があるのか、とかちょっと思う部分もあった
でも、ほんと最後の指輪に彫られてるみたいに、ちょっとうろ覚えなんだけども、一人を救うものが世界を救う、というね、やつをみてまさにそうなんだろうなあと思った
目の前の人が救えないのに大勢が救えるはずはない、という
助けようと思うのって、目の前に助けたいと思う人がいるからこそで、それが純粋な助けたいって思う気持ちなんだと思う
現実に人と触れ合わないで助けたいと思うのなんかは違うと思う
ああーうまく言葉にならん

・ラストのシーン2
で、シンドラーが、「もっと助けられた、これを売れば10人は、これを売れば2人は、1人は助かったかもしれない」「一人だぞ!一人助かったかもしれないのに・・・」みたいなことをいう、重い
その前に一人二人が簡単に殺されていくのを見てただけにぐわっときた

あとは常に一緒にいたシュターンが好きだった 眼鏡のおじさん
シンドラーとだんだん仲が深まってくのがよかった
全然関係ないけど、現場で一緒に頑張るのって同性ばっかりですよね 男も女も
ほんとに苦しいのがわかるのは現場で一緒にがんばってる人だから、家で待ってる恋人よりも、一緒に働いてるシュターンのほうがいろいろ辛さとかわかるんだろうなあ、と思ってしまった
他にもこういうことってあって(もっと身近だと男だけで馬鹿話してるのとか)、女としては、そこに入っていけない、というのが悲しいとちょっと思うこともあります まあ人にはいろんな役割があるから一概には言えないけど


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