どうでもいい日記

どうでもいいこと

芦屋さん

2005-12-23 | うちの会社
課の中に、45歳の独身女性がいる。
芦屋に住んでいる。
この人がたまらなく苦手だ。

ずーっと自分の髪の毛をなでている。両手で。
男性と話す時、途端に色めき立つ。
極端なくらいだ。
電話の時はもっとひどい。

「ええーそうなのぉー?」

誰と話しているんだろう。
社内の人でも嫌だけど、社外だったらとっても恥ずかしい・・
相手が男性だろうが女性だろうがおかまいなく媚を売る。
時々何かの用事があって話しかけるのだけれども、
まるで自分が幼稚園児だったかと錯覚してしまうような丁寧口調で話しかけられる。

「大丈夫?できるかな?」

語尾必ず上げて。
言葉って難しい。カギカッコに入れて書いてみると、
普通のやさしいおばさん上司みたいだけれども、
毎回毎回こういう口調だと本当に気持ち悪いのだ。
「いっひっひっひっひっひひ!!」と引き笑いする。
「ひぃーっひいぃーひぃ!」って時もある。

無責任退職男がこの人の下で働いていた。
これまたこの人がすごく優しかったものだから、
芦屋さんもべたべたべたべたしていた。
他の人と話す機会が無いものだから、余計楽しそうだった。
みじめだ。
自分もこうなったらどうしようと、暇な時芦屋さんを観察していた。
唯一の話し掛け相手だった人が辞めてしまうと、
今度は新しくその人の後を引き継ぐことになった経理経験のない他部署の女の子が、
"唯一"になった。
この女の子、相武紗季に似ている。
これまたやさしい。
今2人が互いの仕事をできるように、教えあっている。
相武ちゃんが0主任の仕事を一部やることになったからだ。
物覚え悪くおっちょこちょいでエクセルもうまく使いこなせず経理のことも経験あるのか疑わしくなるような芦屋さんに、懇切丁寧に教えている。
がしかし、

「もーそんないっぱい言わないでよー。
 私だってたくさん仕事あるんだからさあー。」

と引き笑いしながらのたまう。
相武ちゃんは根気強く、

「私も芦屋さんの仕事覚えたんですから、
 頑張って覚えてくださいね」

とやんわり言う。
・・・えらい人間できた人だな。
わしだったら絶対無理。
自分よりも2倍長く生きてる人にキーボードで頭叩いて「黙ってやれ!」とぶち切れるだろうな。

自分の仕事なのに、責任を他人に押し付けるのも得意だ。

「あ、これはさっき相武ちゃんにチェックしてもらったやつだけど・・?」

「えー?これは次長がこうこうこう言った通りにやっただけー」

イライラ通り過ぎて呆れる。
仕事の内容はわからないけれども、
自分がやったことなんだから、
誰がチェックしようが自分の責任じゃないか。
誰だってミスはする。
それは仕方ないことだし、
実際わしなんて芦屋さんとどっこいどっこいなこと連発しているけれど、
問題はその後じゃないか。
ミスした後、決して非を認めない。
必ず誰かのせいにするか、開き直る。

「はいはい!私が悪うございました!」

なんて言ってた。
耳疑う。
「うーん」とか「ふー」とか独り言多い。
声優みたいな声だから余計癪に障る。

それにしてもこんなに観察しているわしも暇人だ。

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