<出展:楽天ブックス『くたばれ!!涙くん』より>
無料サイトで一気読み・大人読みしました。『くたばれ!!涙くん』。
そうそう、こんな感じでした。
スポーツマンガだと思っていたのに、
・友の死
・年上女性教師との恋愛
・自分の死
・年上女性教師との恋愛
・自分の死
と、思春期直前の若かりし男子だった私には
悲しい切ない思いをさせるマンガでした。
『0(ゼロ)の黒豹』といわれ、失点はおろかユニホームを汚したことのない
天才高校生ゴールキーパーが守る鉄壁のゴールを破るために
かつてゴールキーパーだった父親がもっとも恐怖を覚えた作戦を実行する主人公・藤巻俊。
でもその作戦『幻のU』は、自らの命と引き換えの危険な技と知り悩む主人公。
でも、女性教師との恋を忘れるため、自分のいる孤児院を守るために決意。
そしてラスト4分、一度は星一徹のような鬼コーチに実行を邪魔されますが、
再開して再度実行。
キーパーの前と後ろを平行に飛ぶサッカーボール、最後は
ケンカ屋・健のヘディングで『0(ゼロ)の黒豹』初めての失点で勝利しますが、
悲しいラスト・夕日のサッカー場での女性教師からのキスへとつながりました。
ケンカ屋・健自身も好きな人の告白を聴けない耳になって去っていきました。
思い出しました。こんなマンガでした。
サッカーの試合で高校生が、命を賭けるかぁ?
あれから半世紀、様々な経験を積んで、じじいと化した今では
そんなツッコミしてしまいますが、
今でも脳のメモリーの奥底にかすかに残っているということは、
青い私は『これが青春!なんだろうなぁ』と
これから来る未来を期待していたんだろう。
そういえば、
『巨人の星』でも、人差し指(だったかな?)に黒い星をもつ美奈さんを失って
絶望のグランドで『太陽と月が同じ空にある。』と立ち上がった主人公・飛雄馬に感動しました。
『あしたのジョー』でも、葉子さんの静止を振り切って最後の試合に臨む主人公・ジョーの
有名な真っ白なラストに感動しました。
あのころの純粋(?)な思いは、・・・今どこに(^_-)-☆
取り戻すために、あの頃のマンガをもう一度読んでみよう・・・
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