写真、時々言葉。

美しいもの、心に響くもの、、、、を大事にしたい。

線路。

2011年09月26日 | roll of film


Leica M6TTL / Carl Zeiss Planar 50mm F2 ZM / FUJI RVP100 / Japan 長崎本線の東園駅直前、国道207

トンネルを抜け出すと、海に面した線路。
何故か、、、「千と千尋」の一つの場面が心の中で揺れ動く。

ここ最近、この汽車は行くばかりで、戻ってくることがないという。
それを聞いたにも関わらず、
千尋は、
その汽車に乗る。
汽車は、海の上を走るかように、水は分けながら走り出す。

戻って来れないかもしれない。
それでも、その汽車に乗る。












思い出。

2011年09月22日 | Digital


Nikon D700 / 24-70 / Lightroom / Japan 下五島 カトリック水浦教会

何気なく通る道、
切り取られた風景の中で、私の心を懐かしさ一杯にするものがある。

過去の日々の中で、見たことがあるような風景だから、
過去のある瞬間まで遡られる。

例えば、中学生の時に行った夏の教会キャンプ、
田舎の家、畑、道、河、そして人々、、、。

もし、そのような「思い出」がなければ、
きっと私は何も感じることがなく、
思い出すこともなく、
何の意味のない道をそのまま通ったに違いない。


KY。

2011年09月14日 | roll of film


Nikon F3 / 50mm F1.2 / Kodak400TX / Japan

何年前に「KY」という言葉が流行ったことがある。
空気が読めない人のことを言うらしい、、、。
私たちは、とてもこの「周りの空気を読めること」を大事にしている。

でも、長い人生の、
本当に大事な局面では、「KY」でもいいと思う。

周りの人間がちゃんと生きていないからといって、
自分も同じ流れに乗ってしまっては、、、その人生ってつまらない。

もちろんこれは、私に対する戒めの言葉でもある。
首回りが固くなっていても、時にも顔を上げ、奇麗な空をみたいものだ。







一人。

2011年09月12日 | Digital


Ricoh GRD3 / 20110901 福岡国際空港

福岡国際空港に行く時には三人だけど
帰りは一人になることを知っていた。

一人になっても、帰りの道を走らなければならない。
今日の心のテーマは、この一人になってもだ。






朝日。

2011年09月11日 | roll of film


Olympus XA2 / 20110822 別府に行く途中のSAで

まだ暗い内に出発して、高速道路の上で朝日を迎える。

一人の旅は寂しいけれど、
心に広まる朝日の暖かい波に、小さな喜びが込み上がって来る。

別府までは約二時間半の道のりだった。














マザーデレサ

2011年09月05日 | roll of film


Olympus XA2 / Kodak Gold400 / 201108 / 別府 神の愛宣教修道会

マザーデレサのシスターたちは、人々の食事の世話を遅くまでしては、
禁域である自分たちの食堂に向かう。
シスターたちと一緒に食事が出来るのは、司教様だという。

今日はマザーデレサの帰天日、、、、、
マザーデレサを好きな人は多いけれど、その生き方を倣う者は少ないと思う。